ゼロ・グラビティのレビュー・感想・評価
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地球人であるという素晴らしさの見事な表現
地球で進化を続け、地球に適応する体を手に入れた我々人類ですが、なぜこんなにも知能が発達し、欲が止まることを知らないのか
地球で生まれたにも関わらず他の星、更には宇宙の真理にまでその興味の矛先を向け、地球を自分達の手で汚すだけ汚しておいて、温暖化がどうとか、人口過多がどうとか理由をつけ、宇宙ステーションを作るやら、他の惑星に移住するというSFのような夢を語っています。
興味を持ち謎を解明することは素晴らしい ただ、地球に生まれた私達はこの素晴らしい星をもっと大切にし、捨てるのではなくこの先も生まれる生命の為に考え直さなくてはならない 地球は一つ、差別や暴力で溢れてはいるが地球から生まれた生命体なのだと そういう思いが込められている映画だと感じ取れた
宇宙空間に生物がいないのは生存できないから そこに無理に行く必要はない 宇宙でのリスク、最悪のシナリオが詰め込まれたこの映画は地球のありがたさ、母なる大地への感謝を今一度思い起こさせるためにも一見の価値はある
つけたしのストーリー
あるはずのものがない恐ろしさ
単なる衝突事故なのに、重力がないというだけでいかに過酷な状況に放り込まれるかが、圧倒的な表現力てスクリーンから圧力をかけてくる。
サンドラブロックとジョージクルーニーの実質二人だけで展開され、淡々と二人だけを追った脚本は、虚空での孤立を際立たせている。
浮遊感がこれでもかと表現されたどこからがCGかわからない映像もさることながら、音が効果的に使用されている。エアロックに空気が満たされ、徐々に作動音が聞こえてくる安心感。
3Dで見るべき。
襲いかかるデブリをよけ、空気が失われたら息を止めるのだ。
ストーリー上の御都合主義はあるが、そもそも最初の衝突時点で生存者がいることが御都合主義だからそこは飲み込め。
本作のテーマは明らかに「重力の存在感」であって、「無重力」ではない。邦題はどうなのと思わないでもない。
遊園地のアトラクションの様な映画
ゼロ・グラビティ
サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニー主演のSFサスペンス。
ハッブル宇宙望遠鏡よ修理の為に、地表から600kmの宇宙でのミッションに参加したライアン博士。だが、ロシアが破壊したスパイ衛星の破片が他の衛星を次々と破壊したせいで、自分達のシャトルも大破。酸素も音も重力も無い世界に一人放り出されたライアンの運命は…
設定の甘さとか、脚本の薄っぺらさとか、突っ込みたいところはあるんだけど、それを引いても余りある恐怖と不安から来る興奮と感動を味わった。演出の勝利。
ラストシーンの一つ前のシーンで思わず涙が出てきた。
IMAXの大画面と音響がなかったらそれも半減してもっと評価低いかもしれないけど。
遊園地のアトラクションの様な映画でした。
「やっぱ、重力って、いいよね!」 古臭いパニック映画。
最初から一時間ほどは、かなりの出来でした。CGも良かったし、3D映画でなくては味わえない臨場感も上出来でした。少なくとも「アバター」よりは数段、凄味がありました。サンドラ・ブロックが行方不明になったジョージ・クルーニーの幻影を見る場面もなかなか秀逸でした。これは、ひょっとすると、映画史に残る傑作になるかも・・・、などと期待しながら見続けましたが、最後の最後になって、なんとも恥ずかしい結末に・・・。無人の中国の宇宙ステーション「神舟」に乗ってサンドラ・ブロックが地球を目指すのですが、なんと、焼け死ぬことなく、無傷でサンドラ・ブロックは湖と思われるところに、無事、着水するのです。蛙が泳いでいたので、海ではなく、淡水の湖であると思われます。やはり、ヒロインは死なないのです。いや、死なせてはならないのです。これ、ハリウッドの古臭い不文律です。泳いで、岸まで泳ぎ着いたサンドラ・ブロックは決然と岸辺に立ちつくします。なにやら、全身から不敵な自信が漂っています。そして、一瞬の暗転の後、「gravity」の文字が現れます。まさか、とは思いましたが、映画はこれで終わります。本当に終りなのです。「やっぱ、地球って、いいよね。やっぱ、重力っていいよね」。私には、監督のこのような無邪気な囁きが聞こえてきました。大いなる地球賛歌、大いなる重力賛歌。私は大きな脱力感に襲われました。作りようによっては「2001年、宇宙の旅」のようなSF映画にも、「ポセイドン・アドベンチャー」のような感動的なパニック映画にもなったのに、なんとも残念な結果となりました。
宇宙空間の怖さをまざまざと見せてくれたことに対して☆二つ半としました。
久々に映画館鑑賞した
この10年・・いや過去1番の体感かも!?
キャプテン・フィリップス観て今年1かなって思ったのもつかの間・・・
小学生時に初めて映画館でジョーズや未知との遭遇観た時の衝撃を50前にして超えたしアバターの3Dをも凌駕した。
いやぁ〜劇中!自分も酸欠で死にかけたし身体中に破片刺さったし@@!
アトラクションの数分とは違いこれだけの長時間映画の中に入った体験は初めて^^;
最後はいつのまにか自身がサンドラ・ブロックに憑依して帰還!メッチャ疲れた〜笑
マジ凄かった全項目5点満点の☆5つです!絶対3Dで見るべきです
宇宙がファンタジーでは無くなる。
この作品は今までの宇宙をモチーフとした映画とは一線を画する。それは宇宙の未知な部分を一切描いてないからだ。宇宙というものは未知であり、そこにロマンを抱くというものがこれまでの宇宙映画の定説だったが、この映画には宇宙人や未確認飛行物体、未確認生物などは全く出てこない。徹底して今、その時、その場所で起こっている出来事をドキュメンタリー調で坦々と描いていくのだ。
しかし、なぜそういったエンターテイメントとはかけ離れているような作風がこれほど世界各地でバカ売れし、アカデミー賞最有力とまで言われているのか?この理由の一つとして忠実で繊細な宇宙描写があげられるだろう。3Dの立体感と奥行き、映画館の暗闇も相まって観客はまさしく“ゼロ・グラビティ”を体感しているような状態に陥り、その状態で次々と襲ってくる「出来事」を目の当たりにすることで、もう我々は興奮せざるを得ないのである。また、それと同時に宇宙で人間はあまりに無力である事を思い知らされ、逆説的に宇宙は未知である事を感じるのである。
評判が大き過ぎるのは否めないが宇宙映画の新たなジャンルを確立したのは間違いないだろう。
SF映画はこう作れ
美しい!
重力と戦った女性
宇宙空間綱渡り
「今すぐ観て下さい!早く体験して下さい!」と激しくオススメ致します。
ずっと、ただただ、ひたすらに、クライマックス。
一切の一息付く暇なし。
やっと束の間、やっと少し、やっとほんの一寸、やっと憩えたと思いきや、次の瞬間もやっぱりクライマックス。
無音状態、酸素も足りない、誰の助けもない極限状態で気が狂いそうなサンドラ・ブロックに対し、我々観客は無責任に手に汗を握り、息を詰まらせるだけという、果てしない彼女との温度差。
まだこちらとすれば、サントラも流れて無音じゃない分、劇場に居るという認識は出来る訳です。
それなのに、でもやっぱりなんですよ。
気付けば我々も無重力空間に放り込まれているという。
こんな経験なかなか出来ない。映画館でありながら、そこはもう宇宙空間です。
いや、紛れもない宇宙です。無重力です。空気は足りてるけども。
非常に素晴らしい体験でした。過酷で、恐怖で、壮絶だけど。
で、じゃあサンドラ・ブロックだけの出演で良かったんじゃん?となるんだけども、実はジョージ・クルーニーの存在がとても大きいんですよね。
彼が演じるマット・コワルスキーがサンドラ・ブロック演じるライアン博士にとって、サバイバルする上での背骨になっている。
彼が居なかったら、彼女はとっくに諦めて宇宙の塵芥になっていた。
ここに、何というか、ドラマがあるし、彼の存在に観客すらも救われているというか。
映像体験だけじゃないんですよ。ヒューマンドラマが軸にしっかりと組まれている。人間愛、人生賛歌の類が根底にちゃんと流れている。
いやね、もうね、本当、素晴らしい。
これだから映画はやめられないッス。
脚本を重視する人は観ない方がいい
この映像はすごい。もう宇宙でロケしたんじゃねーかっていうぐらいリアルでした。
上下左右の感覚がない無限の空間の怖さがひしひしと伝わってきて、宇宙に行きたくなくなること間違いなしです。
やはりここまで絶賛されているのは演出の力でしょう。
長回しを多用することによって緊迫感を持続させ、まるで主人公と同じ空間にいるような気分にさせる。
これはうまいですね。
宇宙服もCGっていうことですが、どこまでが実写なのか全然わからなかったです。ほんとCGは進化しましたね。
タイトルにも書きましたが、映画はストーリーが大事だと思っている人は期待しない方がいいです。
そういう方々が予想しうる以上の展開ははっきり言って起こりません。
しかし映画は演出が要だと思っている自分にとってはとても素晴らしい作品だと思えました。
人それぞれの見方によって賛否両論はっきりと分かれる映画だと思います。たまにはこういう作品がアカデミー賞取っても面白いかもしれませんね。
ぜひ!
奇跡の宇宙漂流記
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