ゼロ・グラビティのレビュー・感想・評価
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バイタリティを補充できる映画
いわゆるジェットコースター的映画。
絶体絶命な状況で、常識的に考えて諦めそうになるけど、諦めずに生き抜いて辿り着いた大地での一歩は重みがあった。
そういうバイタリティとかを補充できるビビッドな映画だった。スカイダイビングに行った後のような生きている実感が湧いた。アドレナリンけっこう出てたかも。
見ている側としても、もう無理だろっていう息苦しい状況が続く中で、一筋の希望が見えたときの嬉しさとか、最後に踏みしめる地球の大地の重みとかを感情移入して味わうことができた。
こういう恐怖とか絶望への感情移入はやはりIMAXの映像と音響が成せる技であり、現代の映像音響技術の結晶と言っていい映画であった。
家で見てもこの映画はつまらないと思う。
新感覚Movie
新感覚の映画。
ビジュアル的部分は先日のアカデミー賞では高齢者・権威主義が昨今問題視されている頭のとってもお堅い審査委員陣をも納得させた映像・音響部門独占という結果が表す通り、スピード感・躍動感・美観など期待に違わない新しい映像と言っても過言ではない。
ただ、そこをクローズアップされがちだが、それに加え、鑑賞者から評価されるのはストーリーの構成が素晴らしい。自分が主演女優のサンドラブロックの幾度となく襲われ続ける得も言わぬ孤独と恐怖を共有してしまう臨場感。大女優と言ってそん色ない彼女の迫真の演技力が今までにない新鮮な『宇宙物語』を惹きたてる。
サンドラブロックの存在感の影に隠れてしまうが、ジョージ・クルーニーのとぼけた2枚目役も隠し味のように映画をお洒落に彩る。 お勧め映画です。
エキサイティング!
IMAX・3Dで鑑賞。
映画館で観なかったら半分以下しか楽しめない思います。
自分は初めてのIMAX体験で感動もひとしおでしたが、観た後、映画を観たー!
っていう爽快感と充実感を得られました。
それがない映画館からの帰り道はとても嫌な空気なんですが…
宇宙の知識とかないんですけど、
実際に宇宙空間に放り出さらたら、
消化器の噴射で移動できるのか?
その距離何分で移動したのか?
とか考えてしまうのですが、
完全フィクションの世界として見たほうがよいのですかね?
全く予想がつかない環境なので、
起こることひとつひとつにドキドキさせられました。
地球に無事帰還し、大地の土を握りしめ、
一歩踏み出すサンドラブロックの太ももに力強さを感じました。
3Dで観るべき映画。
とにかく映像が素晴らしい
やはりアカデミー賞でも作曲賞、視覚効果賞、編集賞、録音賞、音響編集賞、撮影賞、(監督賞)を受賞したというのも納得の映像の素晴らしさ、また音楽も必要最低限でありより宇宙空間のリアリティが伝わってくる。音響も映画館の音響をユニークに使用したシーンもあるのが見所でもある。
内容は、宇宙飛行中に宇宙空間に二人の男女が放りだされてしまう。酸素も少なくなり、衛星の破片が飛んでくるという様々なハプニングにみまわれることになってしまう。
そんな二人がこんな絶望的な状態から生き延び地球に帰ってくることができるのか。という作品である。わたしはこの映画から強く伝わったメッセージはあきらめないということだ。宇宙なんて途方もないくらい広いそんな中ちっぽけな人間が放り出されたら…考えるだけで心が折れてしまう。しかしそんな状態でもあきらめず、時には亡き娘や死んでしまった仲間に勇気をもらいながら生還していく姿に感動を覚える。また劇中に主人公が「例え失敗してもこの旅はいいものだ」というような台詞をいう。(うる覚えですが…)このようなところからあきらめたらそこで終わりであり、あきらめなかったら希望はある。あきらめず努力したらどんな結果であろうと悔いは残らない。というメッセージを感じた。何か迷っている方、決断したい方には特にオススメしたい。
登場人物が2人といっても過言ではないくらい少なく、本当にシンプルでわかりやすい。また次々起こるハプニングに冷や汗かいたり、ドキドキするシーンがたくさんあり、あっという間に終わってしまう感じがするくらいだ。
そして最初にも書いたが、映像が素晴らしいそれだけでも充分楽しめ勝負できる作品だ。
主人公の心のわだかまりを解消する話です
3Dで観ました。
観れば見るほど味が出るスルメ映画な気がします。
事故で子供をなくしてしまったライアンが心のわだかまりを解消する過程の話です。
最後、地球に降り立ってライアンが自分の足で大地を踏みしめるシーンは感動しました!
観たのは当分前で細かいことは忘れたのでDVDをみて詳しいことは書きます。
グラビティ
日本のタイトルが「ゼロ・グラビティ」なのがもったいない!!本当のタイトルって「グラビティ」ですよね…。
無重力の宇宙空間ではなくて、無重力から地球に帰還して、重力を感じたあのシーンが肝だと思うんだけどなぁ…(´∵`)
といっても映画自体はすごく良かった!是非映画館で見るべきですね。
他の3D作品と違うところといえば、音!宇宙空間の無音や、その中で聞こえる(感じる)主人公の鼓動。いつの間にか見てる方も主人公になりきってしまいました。
よかった。主人公になりきった
宇宙の恐ろしさと美しさ。
圧倒的だった。
ここまでリアルに宇宙を表現した洋画は初めてで、とても面白かった!
予告編を見たとき、絶対劇場で!という思いが強く、期待して観た分とても興奮しました
内容としては、(ネタバレになりますが)宇宙でのミッション中、宇宙ごみの衝突に巻き込まれて宇宙空間に投げ出されてしまい、絶望的な状況から地球への帰還を目指す、というもの、
僕としては、宇宙を題材にした映画はあまり気が進まなかったのですが、テレビのコマーシャルなどで予告編を見るうちに、映像の美しさに惹かれ、見ようと思いました。
それにしても、ライアンが投げ出されたときの手汗はすごかったです。あれが自分だったら…
なんて考えると恐ろしいですね。酸素も無くグルグル回り続けてしまう…怖いですよね。
そして、鑑賞を終えたあとに気づいたらのが出演者が2人だけ(音声をぬいて)だったということ。
これもまた、宇宙の広大さ、美しさ、そして恐ろしさを表現してるんだと思います。
今回3Dでの鑑賞では無かったのがとても残念でした…こんなに素晴らしい作品をもっとリアルに体感でき無かったのが本当に惜しかったです。
内容はないよー
GRASP
秀逸。
ライアンが死を覚悟した時に現れたコワルスキーが放った台詞。
「着陸は発射と同じ」
ここでの「着陸」は「死」を、「発射」は「生きる」ことを隠喩しているのだと気付いた瞬間、この映画の観方が180度 SFから哲学映画に変わった。
宇宙空間でライアンは幾度となく極限状態の「死」を体感する。
次々と襲いかかる危機は、まさにサンドラ・ブロックが語る「トンネルの先に光がなさそうな時」である。宇宙は、我々が非常事態の時に感じる孤独感や緊張、恐怖感とも似ている。
そのような死と生が表裏一体の状況でも、必死に生きようと何かにつかまろうとするライアンの姿に、GRAVITYを感じる。
ライアンが生きる為に必死につかんでいたロープからは、自分で自分の命綱を選択して生きろ というメッセージが隠されているようにも感じた。
そしてそれは「諦めることも学べ」と言って、自ら命綱のロープを離したコワルスキーの言動からも。
劇中で印象に残っている映像は、漆黒の宇宙と対比して自転している青々とした地球。
映画の中での地球は生きることの象徴であるし、それを諦めないライアンも「私の瞳はブルーに見えるが実はブラウン」と言っていた。
そしてライアンが映画の最後に、しっかりとブラウンの大地をつかんだところが秀逸。
重力に逆らいながらも生きていく意味。
この映画の素晴らしさは、映像の美しさや技術面だけではない。
強烈な死生観を映像と言葉で訴えかけてくれる。
3D眼鏡使用前提の映画で、チケット購入を
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