「リアリティのある映像」ゼロ・グラビティ 臥龍さんの映画レビュー(感想・評価)
リアリティのある映像
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まず特筆すべきは映像。3Dで見たのですが、自分がまるで本当に宇宙にいるかのような感覚に陥りました。
主人公目線の映像では回転したり、宇宙服で視界が極端に狭い様子などリアリティがあり、3D映画で酔ったことはないのですが、少し気持ち悪くなりました(特に前半)
ストーリー的にはよくここまでトラブルに見舞われるなというくらい、主人公が次々にトラブルに巻き込まれます(笑)
手始めに衛星の破片が超高速で飛んでくる。破片で母艦が木っ端微塵に破壊され、命綱が切れて宇宙に流される。酸素がなくなる。自分以外は全員亡くなり孤独になる。無重力での姿勢制御の難しさ。燃料切れで動けなくなる。避難先の基地でも次々に爆発が起こる。中国製の小さなポッドで灼熱の大気圏を通過しなければならなくなり、ようやく地表に辿り着くもそこは海で溺れ死にそうになるなど。
主人公の鈍くささも相まってトラブル続き。ハラハラします(イライラもする)。
ストーリーに奥深さはありませんが、エンターテイメントとして単純に楽しめる映画だと思います。
あと尺も短くてちょうどいい。これを2時間以上見せられたら疲れます。
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