劇場公開日 2013年5月3日

  • 予告編を見る

「おとぎ話のよう」L.A. ギャング ストーリー いずるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5おとぎ話のよう

2013年6月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

萌える

定型化された愛に、定型化された忠信、定型化された信頼。
そんなもので満ち溢れている映画でした。

けっして悪くはない、けど何も冒険がなかった。
焼き直しのストーリー、焼き直しの愛。
苦悩も一通りやったらおしまい、で次のシーンに後を引かない。
あのシーンがあるからこのシーンではこう感じるだろう、というようなものがない。
シーンごとに世界が違うのか?と疑問に思うくらい。

あえて喪失の悲しみ、というのは具体的に描かないようにしているのでしょうか?すごくさっぱりした印象。唯一印象に残ったのが、靴磨きの少年の場合。
ただ単に時間の都合上、とかならがっかりするのですが……

ライアンゴズリングは相変わらず悲しい目が似合う。
留置所に入れられている仲間のもとに、颯爽と駆けつけるシーンは痺れるほどカッコいい。

いずる