「おとぎ話のよう」L.A. ギャング ストーリー いずるさんの映画レビュー(感想・評価)
おとぎ話のよう
定型化された愛に、定型化された忠信、定型化された信頼。
そんなもので満ち溢れている映画でした。
けっして悪くはない、けど何も冒険がなかった。
焼き直しのストーリー、焼き直しの愛。
苦悩も一通りやったらおしまい、で次のシーンに後を引かない。
あのシーンがあるからこのシーンではこう感じるだろう、というようなものがない。
シーンごとに世界が違うのか?と疑問に思うくらい。
あえて喪失の悲しみ、というのは具体的に描かないようにしているのでしょうか?すごくさっぱりした印象。唯一印象に残ったのが、靴磨きの少年の場合。
ただ単に時間の都合上、とかならがっかりするのですが……
ライアンゴズリングは相変わらず悲しい目が似合う。
留置所に入れられている仲間のもとに、颯爽と駆けつけるシーンは痺れるほどカッコいい。
コメントする