シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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全ての終わりと始まり
留学生だから、まだ全てのセリフを理解しきれなかったとしても、今作は「見たい聴きたい、見たくない聴きたくないの全部」をきちゃんと収束する真の意味の完成編と思います。
エンディングを聴き、エヴァ余韻に浸って名残惜しいと思うながら、泣いて満足しました。
庵野さん、本当にお疲れ様でした。自分もこれから真っ先にの始まりに歩き出します!
映画って素敵やなー
キレイに完結した印象。
ずっと「終わらせられるのか?」と何度も言われ続けてきた新世紀エヴァンゲリオンの完結作。
広げすぎずた風呂敷、熱烈なファン達、全てを上手く完結させるにはどうするか。
今作は上手い逃げ道と言うか完結方法を見つけていた印象であった。
その方法と言うのがシリーズを通して描かれてきた碇シンジの成長で終わらせることである。
常に人に嫌われることを恐れ、自信が無い少年。
強い意志決定を何度も何度も外的要因で潰され、都度都度心が折れ、意向が変わる、落ち込むの繰り返しで成長しない印象だった。
しかし、今作は自信を取り戻し、強い意志決定が揺らぐことなくラスボスへ立ち向かっていく。
その心強さに最早、感動さえ覚えた。
その彼が声変わりをし、凛とした落ち着いた様子で未来へ走り出すエンディングとなっている。その成長っぷりに今作で本当に完結させたな。と満足感を得た。
また、旧劇場版やTVシリーズを彷彿とさせるシーンもあり、ファンへの想いも感じられた。
今シリーズのファンである私としては文句の一つもない、素晴らしい終わり方だったと感じた。
新劇場版シリーズはTVシリーズからのファンであればより楽しめるがそれを知らない新参者でも十分に楽しめるようになっている為、前者にも後者にもおすすめしたい。
終わり良ければ全て良しの完結作
事前知識なしで見ればよかった
昔テレビアニメ版を見たきりだったのですが、視聴してみました。予め考察動画を見ていたので、特段混乱する事もなかったけれど、事前知識なしで見たらもっとおもしろかったかなと思いました(でも訳わからなかったかも)
旧劇場版は観ていません。
序破Qの感想混ざってます。
好きだったところ
・ベリーショートのリツコさんかっこよかった
・マリさん、まるで別の作品から参加しているような、人間がアニメに入り込んだような、2.5次元の人という印象。底抜けに明るくて救われた。
・最後がさわやか
・宇多田ヒカルさんの曲が合ってる
気になったところ
・裏宇宙?で初号機と13号機?が闘うシーン、背景が教室とか缶ビール積まれたミサトの部屋に切り替わる所、サイズ感がおもしろかった
・アドバンスド綾波というネーミングセンス…
・大量の首なし女体はかなり気持ち悪かった
・考察の受け売りですが、惣流のアスカの救いがないのがかわいそうだなと思いました。
序盤30分くらいいらなかった。少し退屈。作画、カラーが前作よりもダ...
序盤30分くらいいらなかった。少し退屈。作画、カラーが前作よりもダウンしてしまった感が否めなかった。戦闘シーンも好みではなかった。中、終盤は良かった。
最後は既視感あってデジャヴ感はあったものの想像通りエヴァらしく完結した。人生悔い無し。
テレビ版でも俺の中では完結出来ていたというのはここだけの秘密。
カタルシス〜現代の教典(わかる必要はない)
凄い違和感
TVで流行った時期もあったので新劇場版をこの連休を使って観ましたが、何故こうなった感でいっぱいですね。
自分の勝手な考えですが、Qでああなったのは宇宙戦艦が出したかったからではないかな。
宇宙戦艦ヤマトのリメイクがやられたからではないかなと思いました。
時期的にズレてるかな?
ただ今度、ヤマト関連のことを庵野監督がやるらしいですからそう思っただけですがね。
この作品でも真っ赤な世界L結界とか呼ばれてましたけど、ヤマトの地球もたしかこんなでしたよね。
序、破に比べるとエヴァが動いてないし絵は綺麗なんですけど。
シンジがずっと泣いてるのはカオル君を眼の前で死なせたからなのはTVと同じなんだろうけど、旧劇とは違い自分から解決しようと父と向きあう話にしたかったのは分かりますけどね。
なんか凄い違和感ありました。
今更ながら感想を書くシリーズ
リアルタイムでテレビ版を見て同時の劇場版も観に行っている身としてはこれで完結と言う事で20年以上続いてたエバに終止符を打つと言う事で謎の感動で上映中ずーっと泣きそうになりながら全編を鑑賞という初めて体験をしました笑笑
ヤマト作戦とシンジとゲンドウの対峙のシーンはより涙腺にキテしまいヤバかったですよ!
嫌いな人もいるんでしょうが庵野のケジメをしっかり見届けられたので良かったですね。
NHKのエバの制作のドキュメンタリーもめちゃくちゃ良くて あんな事してたら何年も完成までにかかるわなとか思ってしまいました。
まあ自分としては何か特別な感情がプラスされてる作品なので満点としかいいようがないです!
あとIMAXで見たんですがまあ凄かったですよ。
今更のレビュー
シンジらと暮らす今
ミサトらのヴィレは、赤く染まったパリを復元しようとする。しかしネルフのEVAが大群で接近、マリのエヴァンゲリオン改8号機が迎撃する。一方、赤い荒野をさまよっていたアスカ、レイ、シンジらは、生き残った人々の第3村にたどり着く。
「序」2年「破」3年「Q」と制作され、今回は9年。もう投げ出してもいいんじゃないかな、思ったりしました。自分の中では崩壊したと思っていた旧世紀の物語を、完璧に理解したわけじゃないけど、立て直した庵野さんに見事と言いたいです。地球、人類、神の物語が、父子に収束する展開に驚き。ずっと嫌いだったシンジの成長に、涙が。
異常に強い8号機とマリ。マリがこれだけ重要と思っていませんでした。人類だけの補完計画に他の生命はどうなるの疑問に思っていましたが、フォローがあり納得。なんかオマージュが怒涛のようにたくさんありそう。
新劇場版「序」「破」「Q」はヱヴァンゲリヲンと表記されるのに、「シン」はエヴァンゲリオンと。今作は、旧世紀のシリーズの結末でもある、ということなんだ理解しました。
サブタイトルの「THRICE UPON A TIME」を誰か上手く訳してほしい。J・P・ホーガンのSF小説の原題で、邦題は「未来からのホットライン」。星野之宣により漫画化。それを読んだところ、この作品がより理解できたと思います。ということは、自分たちもインパクトと称された幾度もの大災害を経て、シンジらとともに暮らす今があるということか。
さらば、エヴァンゲリオン!
ついに完結したー!という感覚です。TVシリーズはリアルタイムではないですが、TV放映から割とすぐに観ました。その時、私は大学生でした。時を経て、25年(なんと四半世紀!)の歳月が流れ完結というから驚きです。
そして、今回中学生になる娘と一緒に映画館でエヴァの完結を観るという、自分も歳を取ったと思いつつ、自分が学生の時に見ていたアニメの完結を子供と見るということに、感慨深いものがあります。
映画館では、TVシリーズそして劇場版:序と破までの面白さ、そしてQの意味不明さで止まっていた自分の中のストップウォッチが、動き出すようでした。大人になっても変わらない楽しみな感覚です。
相変わらず、映画の登場人物には感情移入させてもらえました。1人1人個性は強いですが、全員がとても魅力的で素晴らしいのです。エヴァンゲリオンがこんなに長く愛されている理由の大きな一つでしょう。
本作でも、シンジ、アスカ、レイの3人は魅力たっぷりでした。自分の運命に翻弄されながらも、成長していく姿はTVシリーズから観ている自分からすると感動すら覚えます。避難民村「第3村」でのひと時の出来事も心温まり、そして悲しい体験をさせてもらえました。レイが人間の感情に触れていくシーンは、ホント心が温まり、ぽかぽかしました(笑)
本作で一番輝いたのは、今まで謎だらけの少女マリだったのかもしれません!いよいよ存在が分かり一気に存在感が増します。といいますか、シンジを助け出す大役を担い、真のヒロインはマリだったのか!?という驚きでいっぱいでした。レイでもなく、アスカでもなくマリだった!!!
さて、肝心の物語はどうだったでしょう。はい、とーっても面白かったです。がしかし、心から面白かったかと言うとそうでもない自分も居ました。
この25年間で広げ続けてきたものを、155分という時間で収束させるには、さすがに無理もあったかなと言った感覚もうけました。終わらせるための急展開感は否めなかったです。ゲンドウの動機もこんな理由で世界の人々を破滅にいたらしたの!?と言った気持ちでした。
とにもかくにも、観終わった後は、25年間、庵野秀明監督お疲れさまでした。という感情と、もぅエヴァは最後なんだという悲しさにつつまれた複雑さでした。でも、このタイミングで完結は納得ですし、エヴァらしい終わり方だったなとも思いました。
ラストの宇多田ヒカルに泣かされました。
ハリネズミ
エヴァンゲリオン、コレで終劇か。
時空の歪みが大きくて、力技で終焉に持っていかれたという感が強い。
結局のところ、人類補完計画とは何だったのだろうか?TV版を見ていたトキは、人間の愚かな負の側面を補うため、全人類が肉体の殻を脱ぎ捨て、魂のレベルで一体となり和合することで安寧を得る、といった辺りなのかなと思っていたが。おそらく、本作の人類補完計画の内容と大きくは違わないだろう。そして、人類が最後に選んだのは、ありのままの人間が紡ぐ世界に身を委ねること、というところだろうか。時にぶつかり、うんざりすることはあるけれど、それを乗り越えていく力を信じて、我々に生きていけということだろうか。
昨日と同じ今日を生きる、変わらない日常の大切さ、というニュアンスを感じる場面があったが、昨日と同じ一日なんてないし、そもそも、この作品の作り手達がそれに耐えられない人間の集まりなような。希望って、手にしたいけど触れられない、もしくは、手にすると痛みを伴う、ハリネズミのようなものなのかもしれない。
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