シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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社会に属する人たちへの強いメッセージ性を感じた作品だった。それでいて、幸福感があるとともにいろんな伏線を回収していく様は素晴らしかった。
ただ劇場にいたロボット映画を期待したパパに連れてこられた小学生二人は可愛そうだったなぁー笑
そんな映画じゃないのに。。。とはいえ、冒頭も終盤もこれが見たかったんだってゆう細かく作り込まれたアクションを見れて幸せだった。特にめまぐるしく場所の変わるラストのタイマンバトルは製作陣の趣味趣向と愛情が感じられて圧巻でしたね!あの虚構と現実の混ざり合いは今後なかなか見れないだろう。
何十年も待ち続けたファンにスッキリ感を与えた時点でレジェンド作品なんだろうな
完結したから、評価上増しにしてる人が多いのでは
3日間で4部作を見た。
最初の2作は楽しめて、Qからはストレスの方が多くなり、このシンも、楽しめたとは言い難い。
専門用語、思わせぶりな描写が多すぎて、ストレスが溜まる。
鑑賞後に、解説・考察サイトや、動画を見て、ようやく、多少は腑に落ちるような、作品。
それは、作り手のオ〇ニーとも言える作品で、素直に楽しめた作品ではないので、この点数。
思い出ありき,少なくとも今からエヴァの序から見ようと思っている人にとってはひどいラスト
序,破,Qを昔視聴した上でエヴァの結末が気になって見ました.
まず良いところから
とにかく映像がすごかったエヴァはキビキビ,キャラはヌルヌル動くし,爆破音とかも音圧がすごいと思った.
またゲンドウやカオル君とかの何考えてるか不明だったキャラの独白があってスッキリした.
選曲がすごい良かった.なんならこの映画の意味不明さが曲に助けられて多少マシになってた.
一応ハッピーエンド?っぽいのも小さい頃からしってる作品だし,ハッピーエンド大好きの僕からしたらすごくよかった.
次に悪いところ
黒いスーツを着た綾波が村で成長していく様子が描かれていたが正直臭く感じてしまった.
たぶん無知で純粋な存在として書きたかったんだろうけどうまく説明できない違和感があった.
次にシンジ君がいきなり悟りを開いたみたいになるのが良く分からん.
確かに序では父からの承認欲求のためだったのが,破では愛する人のため,Qではをみんなのためって迷いながらもちょっとずつ成長していったのは感じた.
でも今回は唐突すぎる.
LV10までコツコツあげてたのがいきなりLV99になったみたいな感じ.
次に最大の欠点だが,この映画はストーリーとしては成立していない.というかない.めちゃくちゃなことが起こりまくる安っぽいcgになったり,色がなくなったり,アニメスタジオ?みたいなところにいったりする.
一応なんでもありワールドみたいなありえないことが成立する舞台を無理矢理用意しているけどそれでも意味不明.
というかこの映画は庵野監督がしたいことありきで成立しているように感じる.
「エヴァという自分が作った作品の葬式と自分が作ったキャラのエヴァからの解放をやりたいのでやります!ごめんね.みんなにもそれを見せてあげるよ感動するでしょ?」 みたいな感じ.
でもそれってエヴァンゲリオンというコンテンツを過大評価しすぎなんじゃじゃないか?
正直ほとんどの人にとってエヴァってそんなに思い入れのある身近なものではないでしょ?
劇場版の3作を見てあとは時々マクドナルドとかのコラボ商品を買うくらい,世界観やいろんな組織にカオル君とかゲンドウの目的まで踏まえて知ってた人って1%もいないんじゃない?
しかも前作のQからかなり期間が開いている上にそのQの中でいきなり時間すっ飛ばして綾波,アスカ,ミサトさんのキャラが変わって余計気持ちが離れてる.
Qでただでさえ無茶苦茶になって訳わからんことになった世界観がさらに無茶苦茶になって見せられる困惑を監督がやりたかったことの感動を上回ってしまうと思う.
まるで昔少しだけ遊んだ同級生の葬式に行ってしまったような気分.
故人が好きな曲や好きな食べ物,遺品,その人のアイデンティティ(職業など)に関わるものをどんどんと出され,遺書が読み上げられ,故人の関係者が泣いている,自分にも思い入れがない訳ではないし,故人の関係者の悲しそうな顔を見てこみあげてくるものがないと言えば嘘になる.しかし故人との別れがとんでもなく悲しいわけでもないから涙はでない.そんな感じでした.
まとめ
小さい頃から知ってるエヴァが終わるという事自体に感動はしたし,ハッピーエンドでシンジ,カオル君,綾波,アスカが幸せになれたのも良かったと思えた.
感動はあるただその感動を困惑がかなり上回る.
そもそもQの時点で無茶苦茶になった世界観そのままに進んでいってハッキリ言ってストーリーが良く分からなかった,ていうかストーリーなんてものは監督にとってどうでもよかったんだなと思う.
演出もなんかのメタなんかもしれんけどマネキンとか色が付いてない絵とか安っぽいCGとか見せられても何これ?って感じでとにかく困惑と混乱が多い.全部監督のやりたいことありきの作品(裏の意味などあるかも知れないがあくまで映画を素直に受け取った私の感想として).
この映画はエヴァというコンテンツを丸ごと愛していた人か,かなり感受性豊かな人でないとノイズがあまりに多すぎて楽しめないだろう.
少なくとも今から劇場版の序から見始めようかな?という人にとってこの作品がラストであるというのはとても受け入れられるものではないひどい作品.
とにかく庵野監督はエヴァというコンテンツの影響力というか浸透率?みたいなのを見誤りすぎ.
構造はそのままにクレヨンしんちゃんやドラえもんのような国民全員が知っていて身近に感じている作品を扱っていたら僕でもすごく感動できたと思う
庵野監督らしい
エヴァファンにすら受けないであろうラスト。
旧エヴァしかり、TVエヴァしかりの監督のマスターベーション。
自分は好きなので。
どんな作品にも終わりがあるってのをしみじみ思った。
TV放映、当時田舎の中学2年生が夏の再放送で見て感動して、うん十年。
友達にどのキャラ好きって聞かれて本当はレイなのにカヲル君と答えたのも懐かしい。
今ならまごうことなく、こう答えられる。加持さんが一番だと。演出がw
やっと描き終えたんですね。
決して万人受けしない。寧ろ酷評される作品のはずなのに、社会現象的なもので。
ここから始まるシン庵野の世界観デスね。どの作品も『庵野おじさんの趣味まっしぐら』って感じの作品ですが。
今やっと感想が書けました。
エヴァ一般人として勇気を持ってレビュー
全ての終わりと始まり
映画って素敵やなー
キレイに完結した印象。
ずっと「終わらせられるのか?」と何度も言われ続けてきた新世紀エヴァンゲリオンの完結作。
広げすぎずた風呂敷、熱烈なファン達、全てを上手く完結させるにはどうするか。
今作は上手い逃げ道と言うか完結方法を見つけていた印象であった。
その方法と言うのがシリーズを通して描かれてきた碇シンジの成長で終わらせることである。
常に人に嫌われることを恐れ、自信が無い少年。
強い意志決定を何度も何度も外的要因で潰され、都度都度心が折れ、意向が変わる、落ち込むの繰り返しで成長しない印象だった。
しかし、今作は自信を取り戻し、強い意志決定が揺らぐことなくラスボスへ立ち向かっていく。
その心強さに最早、感動さえ覚えた。
その彼が声変わりをし、凛とした落ち着いた様子で未来へ走り出すエンディングとなっている。その成長っぷりに今作で本当に完結させたな。と満足感を得た。
また、旧劇場版やTVシリーズを彷彿とさせるシーンもあり、ファンへの想いも感じられた。
今シリーズのファンである私としては文句の一つもない、素晴らしい終わり方だったと感じた。
新劇場版シリーズはTVシリーズからのファンであればより楽しめるがそれを知らない新参者でも十分に楽しめるようになっている為、前者にも後者にもおすすめしたい。
終わり良ければ全て良しの完結作
事前知識なしで見ればよかった
昔テレビアニメ版を見たきりだったのですが、視聴してみました。予め考察動画を見ていたので、特段混乱する事もなかったけれど、事前知識なしで見たらもっとおもしろかったかなと思いました(でも訳わからなかったかも)
旧劇場版は観ていません。
序破Qの感想混ざってます。
好きだったところ
・ベリーショートのリツコさんかっこよかった
・マリさん、まるで別の作品から参加しているような、人間がアニメに入り込んだような、2.5次元の人という印象。底抜けに明るくて救われた。
・最後がさわやか
・宇多田ヒカルさんの曲が合ってる
気になったところ
・裏宇宙?で初号機と13号機?が闘うシーン、背景が教室とか缶ビール積まれたミサトの部屋に切り替わる所、サイズ感がおもしろかった
・アドバンスド綾波というネーミングセンス…
・大量の首なし女体はかなり気持ち悪かった
・考察の受け売りですが、惣流のアスカの救いがないのがかわいそうだなと思いました。
序盤30分くらいいらなかった。少し退屈。作画、カラーが前作よりもダ...
序盤30分くらいいらなかった。少し退屈。作画、カラーが前作よりもダウンしてしまった感が否めなかった。戦闘シーンも好みではなかった。中、終盤は良かった。
最後は既視感あってデジャヴ感はあったものの想像通りエヴァらしく完結した。人生悔い無し。
テレビ版でも俺の中では完結出来ていたというのはここだけの秘密。
カタルシス〜現代の教典(わかる必要はない)
今更ながら感想を書くシリーズ
リアルタイムでテレビ版を見て同時の劇場版も観に行っている身としてはこれで完結と言う事で20年以上続いてたエバに終止符を打つと言う事で謎の感動で上映中ずーっと泣きそうになりながら全編を鑑賞という初めて体験をしました笑笑
ヤマト作戦とシンジとゲンドウの対峙のシーンはより涙腺にキテしまいヤバかったですよ!
嫌いな人もいるんでしょうが庵野のケジメをしっかり見届けられたので良かったですね。
NHKのエバの制作のドキュメンタリーもめちゃくちゃ良くて あんな事してたら何年も完成までにかかるわなとか思ってしまいました。
まあ自分としては何か特別な感情がプラスされてる作品なので満点としかいいようがないです!
あとIMAXで見たんですがまあ凄かったですよ。
今更のレビュー
シンジらと暮らす今
ミサトらのヴィレは、赤く染まったパリを復元しようとする。しかしネルフのEVAが大群で接近、マリのエヴァンゲリオン改8号機が迎撃する。一方、赤い荒野をさまよっていたアスカ、レイ、シンジらは、生き残った人々の第3村にたどり着く。
「序」2年「破」3年「Q」と制作され、今回は9年。もう投げ出してもいいんじゃないかな、思ったりしました。自分の中では崩壊したと思っていた旧世紀の物語を、完璧に理解したわけじゃないけど、立て直した庵野さんに見事と言いたいです。地球、人類、神の物語が、父子に収束する展開に驚き。ずっと嫌いだったシンジの成長に、涙が。
異常に強い8号機とマリ。マリがこれだけ重要と思っていませんでした。人類だけの補完計画に他の生命はどうなるの疑問に思っていましたが、フォローがあり納得。なんかオマージュが怒涛のようにたくさんありそう。
新劇場版「序」「破」「Q」はヱヴァンゲリヲンと表記されるのに、「シン」はエヴァンゲリオンと。今作は、旧世紀のシリーズの結末でもある、ということなんだ理解しました。
サブタイトルの「THRICE UPON A TIME」を誰か上手く訳してほしい。J・P・ホーガンのSF小説の原題で、邦題は「未来からのホットライン」。星野之宣により漫画化。それを読んだところ、この作品がより理解できたと思います。ということは、自分たちもインパクトと称された幾度もの大災害を経て、シンジらとともに暮らす今があるということか。
さらば、エヴァンゲリオン!
ついに完結したー!という感覚です。TVシリーズはリアルタイムではないですが、TV放映から割とすぐに観ました。その時、私は大学生でした。時を経て、25年(なんと四半世紀!)の歳月が流れ完結というから驚きです。
そして、今回中学生になる娘と一緒に映画館でエヴァの完結を観るという、自分も歳を取ったと思いつつ、自分が学生の時に見ていたアニメの完結を子供と見るということに、感慨深いものがあります。
映画館では、TVシリーズそして劇場版:序と破までの面白さ、そしてQの意味不明さで止まっていた自分の中のストップウォッチが、動き出すようでした。大人になっても変わらない楽しみな感覚です。
相変わらず、映画の登場人物には感情移入させてもらえました。1人1人個性は強いですが、全員がとても魅力的で素晴らしいのです。エヴァンゲリオンがこんなに長く愛されている理由の大きな一つでしょう。
本作でも、シンジ、アスカ、レイの3人は魅力たっぷりでした。自分の運命に翻弄されながらも、成長していく姿はTVシリーズから観ている自分からすると感動すら覚えます。避難民村「第3村」でのひと時の出来事も心温まり、そして悲しい体験をさせてもらえました。レイが人間の感情に触れていくシーンは、ホント心が温まり、ぽかぽかしました(笑)
本作で一番輝いたのは、今まで謎だらけの少女マリだったのかもしれません!いよいよ存在が分かり一気に存在感が増します。といいますか、シンジを助け出す大役を担い、真のヒロインはマリだったのか!?という驚きでいっぱいでした。レイでもなく、アスカでもなくマリだった!!!
さて、肝心の物語はどうだったでしょう。はい、とーっても面白かったです。がしかし、心から面白かったかと言うとそうでもない自分も居ました。
この25年間で広げ続けてきたものを、155分という時間で収束させるには、さすがに無理もあったかなと言った感覚もうけました。終わらせるための急展開感は否めなかったです。ゲンドウの動機もこんな理由で世界の人々を破滅にいたらしたの!?と言った気持ちでした。
とにもかくにも、観終わった後は、25年間、庵野秀明監督お疲れさまでした。という感情と、もぅエヴァは最後なんだという悲しさにつつまれた複雑さでした。でも、このタイミングで完結は納得ですし、エヴァらしい終わり方だったなとも思いました。
ラストの宇多田ヒカルに泣かされました。
全619件中、1~20件目を表示