シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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どんな環境下でも住めば天国、だって生きているんですから。
安野監督が宮崎駿監督と東日本大震災の時に応援に駆けつけていた事を、作品中にフィードバックした内容はとても良い印象を受けました。
これ以上の生活応援と立ち直りの支援、メンタルケアは無いなと思いつつ、心豊かに。
放映時に見ていた世代はエヴァから解放された心地になると思います。
厳しさは優しさの裏返しと言わんばかりに、関わるキャラクター達。
ジョットコースターの様な長い登りの後の激しいコースの2時間半。
コロナで不安な今だからこそ、ぶっ刺さるテーマだったと思います。
綺麗に終わった
7月21日 11回目(最後)の観劇
ついにこの日を迎えてしまいました。
最後は豊洲のユナイテッドシネマで、
感無量の終演鑑賞。最後に拍手が起こり、
これまた胸が熱くなりました。有難う、
最後のエヴァンゲリオン。有難う、庵野監督。
ここまで夢中になれる芸術作品に出会えて
幸せでした。さようならは、また会うための
おまじない。さようなら。
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7月15日 10回目の観劇。
ついに7/21終演の知らせで、最終日にいつもの
劇場で観ようと思っていたら、なんとそこは
本日が最終上映との事。夕方の上映時間だったので
仕事を早めに切り上げ、ついに観劇回数10回目と
なりました。特典も今回はマリをゲットできて
前回のカヲルと両方揃いました。相変わらず
戦闘シーンの迫力とストーリーの奥深さに感動し
最後のOneLastKissのところで涙して、
本当の意味での終わりの近さを噛み締めました。
7/21、都内に出向いて最後を見届けます。
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6月27日 9回目の観劇。
昨日から配布され始めた最後の特典と
薄い本も合わせてゲットできました。
これで上映特典は全てコンプリートしたはず。
結局エヴァの面白さを考察するに、私はやっぱり
戦闘シーンのカッコ良さと綾波レイ(黒波)や
マリ、ミサトさんらのキャラの生き様に共感する
ことなんかなぁと改めて思った。ストーリーの
奥深さももちろんあるんだけど、案外単純な理由
でここまでハマっているのかも。
ラストシーンはいつも、場面の切り替わり方が
2001年宇宙の旅のラストと重なる。少し哲学
っぽさがありますね。
さて目標の10回に、後1回となりました。
次は最終上映日に行こうと思います。
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6月13日 8回目の観劇。
昨日から始まったラストランに向けた、
エヴァ3.0+1.01を観ました。少しカットの編集が
あったという事ですが、過去7回観ていた割には
どこが変わったのか気付けませんでした。
黒波がつばめと居るシーンと、マリがアスカの
髪を切るシーンが少し新しくなった気もしますが
全く自信がありません。ドルビーやAtomos対応の
会場では1.0のままとの事ですが、あまり気にする
事は無いと思います。
それより、Eva Extra Magazine特典が
超サービス・サービスぅです!
Qの2時間前の漫画も良いし、アニメカットが
とても素晴らしい!!これをもらいに行くだけでも
めっちゃ価値があります!
特に私は3歳になったつばめが、レイのぬいぐるみ
を抱いて笑っているカットがとても感動しました。
つばめは実はモデルが実在していて、その子も
レイのぬいぐるみを気に入っているとか。
もっとつばめを抱っこしていたかった、と
黒波が言葉を遺しますが、何だかとても素敵な
カットだと感動しました。
本当に最後の上映日にはもう一度駆け付けますが
もしかすると次がその回になっちゃうかなぁ。
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6月6日 7回目の鑑賞。
ついに禁断の、妻を巻き込んでの鑑賞でした。
せっかくならこの映画を妻に観せたいと
急遽 序・破・QをAmazonPrimeVideoで私の
解説付きで学習させ、やや強引にシン・エヴァを
観に行きました。意外にも良かったようで、
ミサトさんやアスカ、マリのファンになってくれた
みたい。私が推してる綾波レイは、クローンなのに
なぜあなたは好きなの?と理解されず、まぁ仕方
ありません。でもエヴァファンを一人増やせて
シナリオ達成です
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5月3日 6回目の鑑賞。
4機のNHGで槍を完成させるゲンドウの目的のため
ヴンダーがマーク9Aに乗っ取られると理解出来た。
6回目の鑑賞でようやくパンフレットをゲット。
アフレコ時の声優さんの気持ちなども丁寧に
紹介されており、また次回鑑賞時に気持ちが入り
そうです。公開最終日まで、あと何回観られる
かなぁ。
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4月24日 5回目の鑑賞。
今回は若干小さめのスクリーンを結構前方から
鑑賞してみた。やはり前から観ると視野角全体に
映像が広がる、これはこれで迫力あり グー👌
鑑賞の仕方もストーリーを解釈すると言うよりも
映像の、特に真ん中より周囲の絵を楽しむ感じ。
だんだん芸術鑑賞の域になってきました。
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4月10日 4回目の鑑賞。
いよいよ本命のIMAXで鑑賞。もうオマケは無し。
やはり映像と音響の迫力が1割増しに感じました。
さすがに4回目となるとストーリーはかなり理解
できるようになり、やっぱりエンディングの
宇多田ヒカルで涙が出て来ます。噛めば噛むほど
ストーリーの奥深さが身に沁みます。
トトロも見つけました!
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3/29 3回目の鑑賞。
考察動画のおかげでだいぶ内容理解できるように
なって来た。星0.5追加します。
今回のスクリーンは大画面だが音響が物足りない。
次回4回目はIMAXで観ようと決意しました。
入り口で頂く特典が変更されていましたね。
今回のは劇中セリフでかなり嬉しいプレゼントでした。
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3/13 2回目の鑑賞。
ゲンドウが頭を打たれたところで
トイレが我慢できず数分間席を離れてしまって
ちょっとショック。
ビールを注文したのがいけなかったと反省。
印象は変わらず、戦闘シーンの意味付けが前回より
良くわかって楽しめました。
最後の駅のシーンでカヲルくんとレイがいたけど、
彼らは人間になって生活しているという事?
まだ後半の意味付けは充分理解できていないところ
あるので、もう一回、3回目にまたチャレンジ
したいと思います。
宇多田ヒカルのOne Last Kissは、自然と
涙が出ますね🥲
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初日にぜひ観たいと思い、娘と行きました。
壮大なサーガの、一つの綺麗な終わり方でした。
ただし、13号機に到着した以降の展開はパラレル
ワールド的な世界が出てきて解釈が難しかった。
シンジとゲンドーの父子対決も、言っている事が
難解で一回では充分な理解は無理でした。
でも様々な懐かしキャラが惜しげなく投入されて
(この辺はスターウォーズ最終作にも通じる)
ファンには堪らない演出でした。そう言えばエヴァ
を劇場で観たのは初めてですが、迫力がテレビと
全く違ってこれも嬉しかったですね。
これまで序、破、Qをそれぞれ3回ずつは観て来た
ので、この最終話もあと1、2回は劇場で再鑑賞
したいと思います。
入院前日
明日から入院する予定です。
・・・・ですが、ネタバレがどうしても嫌だったので初日に見に行きました。
今、もう2度と「庵野、早くエヴァやれよ!」と言えなくなってしまったことが、すごく寂しいです。
これまで、様々な作品に対して「早く公開して欲しい」といった感想を抱いたことがありましたが、(年数然り)エヴァが思っていたより僕の人生に食い込んでいたんだなと、気付きました。
映画は、監督の「エヴァを終わらせる」という想いが、すごく伝わってきます。
そして、素晴らしい作品だった事に改めて気付きました。
終わってしまった悲しみは当然あるのですが、作品を待っていた時の楽しみと、見る事ができた喜びに感謝です。
健康であれば、こうした素晴らしい作品に出会えることもある。生きているうちに見る事ができて、本当に良かったです。
面白かった
やっと終われました♪
大風呂敷をひろげてしまった「Q」からどうやって納めるのか?納められるのか?と心配していましたが・・・見事に納めました!
起「序」
承「破」
転「Q」
結「𝄇 」
TV版から続く今までのモヤモヤが、今回でかなりスッキリして気持ちよく終われたのではないでしょうか?
東宝特撮映画「惑星大戦争」のBGM、「さようならジュピター」の挿入歌まで流れてきた時の「シン・ゴジラ」を彷彿させる演出は「庵野さん特撮好きだね♪」ってニヤリ♪
また、「生きる」「仕事」「幸せ」「親子」「家族」「仲間」「愛」「成長」「大人」
普段あまり意識して考えないことを改めて考えさせられます
コロナ渦の今だからわかる様々なメッセージも多数あり、いろいろな意味でスッキリする映画でした
わかったようなわからないような…。
エヴァ物語の終焉
思い返せば20余り年前に始めてアニメでエヴァと出会ってから20年。本日ようやくエヴァンゲリオンが幕を下ろした。大学生の若かった自分は親子関係や恋愛、友人関係をシンジたちに投影して夜を明かした。そして今社会人になり結婚し子供も授かり、大人になったシンジや当時解らなかったゲンドウの胸の内に共感を覚えることになるとはあの頃は思いもしなかった。
図らずもリリスに遭遇してしまいファーストインパクトを被災した全人類、その力を権力として取り込んでリリスによる人類支配を目論むネルフ、その中で最愛の妻を事故で失い喪失のなかで救済を求めるゲンドウ。ゲンドウの苗床はエヴァの力を起点としたリリスとリリンの消滅と存在の同質化。そのために仕組まれた人造人間アスカ、アヤナミ。何も知らず育ったシンジ。ユイの力が宿るエヴァ初号機によって救済されるゲンドウ。結果的に救われる世界。リリス消失をもって消え去るエヴァ。人間でありながら自らを犠牲にしたカジ夫妻。全てを乗り越えて成長したシンジ。新世紀のはじまり。
洪水のような思い出や伏線の数々があり、書ききれない。最後まで残った謎は、リリスの始祖やネルフの経典の発祥だがいつか回収されるときが来るのだろうか。
シンジの成長は清々しいものであったが、ナギサとの死別、レイとの死別、父親との死別を乗り越えて果たして彼はどのような成長を遂げてしまったのだろうか。人間の逞しさだけでは説明しきれない矛盾を孕んでいると感じた。歳を取らない彼らをトウジたちはどのような思いで見守っていたのか。
映像作品としても3Gやポリゴン、手書きやデジタル、実写など挑戦的な表現が多くて飽きることがなかった。ラストのラフスケッチの件はよくわからなかったが。
よくある親子の葛藤や幸せとは、といったテーマを超えたスペクタクル。
初日に観てよかった。
製作者の皆さまに感謝。
マジかよ・・・
前半はQの答え合わせと、消化してなかった要素・話を描いてました
後半になるにつれ、冷や汗が・・・(笑)
真面目に観ると、旧劇を彷彿とする描写が多かったのですが
かつてほど難解な解釈に偏ってませんでした
しかしその、私はてっきりエヴァらしからぬ綺麗な風呂敷畳みを期待してたんですが・・・
まあ鬼才庵野秀明が我ら凡人の予想を裏切るのは承知済みではありました
話は変わり、素晴らしいと思ったのが物語の調和を破壊すべく生まれたマリ
いわば彼女が「旧劇になり得る未来」を『破壊した』言っても過言ではないでしょう
上手い扱いだな、と感心しました(胸の大きなイイ女・・・)
しかし映画的にあんまり上手くないような・・・発砲のくだりはどうも・・・
結論、この映画に積年の思いを抱えて突撃するのは良いでしょう、ある意味エヴァらしいです
※追記
あの後多くの感想を読ませていただいて、この映画は「新劇」を補完するものではなく
長々と続いた「エヴァシリーズ」そのものを終わらせる装置なんだな、と解釈を改めました
そうでなければあのキャッチコピーは燦燦と輝くことができませんからね
あの破天荒な終わらせ方も「エヴァンゲリオン」らしい終わらせ方でしょう
近いうちに2回目を観て、自分なりに再解釈してみます
※また追記
一部記述の修正を行いました
圧倒と25年間のまさに集大成 ネタバレあり
初日、最終回を鑑賞
今回も観客の皆様大変鑑賞姿勢宜しく
気持ち良く鑑賞できました。
しかし、隣の方何度も時計見るのは駄目だー
明るく気になるぜ。
まあ、あと何分で終わってしまうて思いから見てしまったなのかなあと邪推してしまいました。
今回のエヴァは長丁場、トイレが心配でしたが物語に没頭したので問題なしでした。
では、ネタバレのため改行
ただ、圧倒されました。
どん底から這い上がるて心踊る展開てこの作品を言うのだなと感じました。
ただ、一回では難解です。
また、落ち着いたら友達と行きたいな。
綾波がシンジにさようならを言うシーンが心打つのはそれまでのななしのそっくりさんがいろんな経験をして見てる人が感情移入できていたから。
また、加持さんの思い、ミサトさんの思いがこのシン・エヴァンゲリオンで分かって良かった。
ミサトさんの最後は沖田艦長を彷彿させたなあ。
シンジくんが成長したのも自分の事のように嬉しかった。
ゲンドウとの対話も
お母さんのユイさんがシンジくんのため居たことも
鑑賞している自分が心震えるほど感動しましたよ。
まさにエンターテイメント
日本に誇るアニメーションの面白さを体感できる凄い作品です。
あと当方50歳のオッサンですがリアルタイムでさよならジュピターを映画館で観て良かったなと。
曲が良かっただけだが(笑)
ボイジャーと宇多田ヒカルさんのBeautifulWorldが
良かった。サントラ買いです。
最後に
庵野秀明監督、スタッフ、キャストの皆様
ありがとうございました。
明日からも普通の生活をめいいっぱい楽しめます。
アニメ映画じゃなくアート鑑賞
特にはまってるわけでもないのに初日に観た。
アニメは20年前、映画も10年前に観た以来。
映画館でエヴァンゲリオンを観るのは初めて。
Qもレンタルで観たかも知れないが覚えていないくらい理解不能だった。
今回はどうなんだろう?いきなり観に行って良いのだろうか?と不安だったけどやっぱり分からんかった。
正しく分からないので、気持ちよく分からない。
分かろうとすると置いていかれるので分かったふりして付いていった感じ。
まるで現代アートの巨匠を集めた美術館で絵画を観ているような錯覚で楽しめた。
普通のアニメは世界にわりとすんなりはまりやすいが、今回はそういうのじゃない。
その演出はなぜ?という疑問を挟む余地はない感じが斬新。エヴァンゲリオンってこういう感じだったなと思い出してどんどん受け流して楽しむしかない。壮大な予定調和の世界で全部裏切られていく。
だから面白かった。
集合体のおどろおどろしいウォーホールの世界だったのに君の名は。的な爽やかさが滲み出た毒入りスプライトのCMようになって大団円?
思考停止で急にジェットコースターから頭に槍が刺さったまま降ろされた感じ。
あっという間の2時間超だった。
なにも説明されないけど全部開示された感じ、嫌いじゃないです。
ファンは見た方が良い!
家族三人でQを見た後頭から?マークを出しながら家路についた過去のある私ですが今作品は最高でした。全ての予想を越え、さらに完全に終わらせてくれました。
庵野監督、声優の皆様、スタッフの皆様本当にありがとうごさいました。そしてお疲れ様でした。
無事いい女とハッピーエンド
今回の完結編でも、相変わらず明確な解答がなく、
きっとこういう設定なんだろうという考察ありきの内容でした。
その辺は賛否両論ありそうですが、学生時代にTV版を見ていた
作品がようやく完結ということで、結論としては観て良かったです。
170分と長時間の上映ですが、最後まで飽きずに見れました。
戦闘シーンはなにしてるのかさっぱりわかりませんでしたが、
3Dと融合した映像美が、とにかく緻密ですごかったです。
不満なところは、やっぱりスタッフロール流れてからの余韻が
「えっ、こんな終わり方?」で、ポカーンとさせられたところです。
大人になったシンジくんの声優が、なぜか神木隆之介さんで、
新海誠監督作品の世界線に移ったのかとさえ思いました。
ちなみにスタッフロール後を、誰しも期待しますがなにもありません。
右下に終劇と出てカラーと出るだけです。ただ、スタッフロールに
ufotableなど今をときめくアニメスタジオから数人ずつ参加してるのが、
妙に印象的でした。
子供達もいつかは大人になる
エヴァという物語の終わりとしては高評価
エヴァの長い歴史の終着点という意味ではうまく作ったのではないでしょうか。
新劇は、リメイクでもあり別作品でもあり続編でもある。
この絶妙なバランスは素晴らしいです。
TV版、旧劇において描かれていたコアの部分をしっかりと踏襲しつつ、新たな価値観を付与してくれました。
その事に気づくたびに涙し、三回以上涙しました。
〜個人的な感想〜
エヴァの作品としては、評価は低いです。しかし、時代の流れかなという思いもあります。
TV版から旧劇を観ていた私は、良くわからないけど心にくるもの、そしてそのもやもやを自分の考えや感覚に任せてくれる。そんな作りが好きでした。
なので、この作品のわかりやすさに振り切った描写は自由を減らしてしまうようで、私の好きだったエヴァではなかった。ただ、それは新劇の最初からわかっていたことでもあります。今の時代に合わせたんだろうなあと勝手に思っています。
しかし、旧劇やTV版に関連する描写があり補完されてる様は無理やり答え合わせをされているような、考え方を押し付けられているようなそんな悲しい気持ちになりました。その描写がかなり説明チックであることもダメージでした。ここまでしないと伝えられないと判断したのでしょうか。それはとても悲しい。
…庵野さんですし、わざと皮肉を込めて、そうしている可能性もあるかななんて事も思ったりしますが…
なので、自分の中では☆1評価と5評価の二つの気持ちがあるのです。そこで間を取って☆3とさせていただきました。
しっかりと予習、復習した人は納得行くと思う!
GOOD BYE GOOD LUCK
本来公開されるタイミング、2020年6月27日に公開されていたら自分はこの作品を見ることはなかったと思います。昨年の夏にふらっと寄ったレンタルビデオ屋で前々から興味はありつつも拝見したことのなかった「ヱヴァンゲリオン:序」を観て衝撃を受けまくりました。なんだこのすごい作品は!と。
そんな運命と呼んでいい出会いからきたる3月8日、ついに今作を見ることができました。
観終わった後に体の力を全部奪われたような感覚になりました。
今までの振り返りと序破Qの映像が流れますが、この時点でほろっときてしまいました。付き合いは短いけれどエヴァンゲリオンという作品への想いがこんなにも強くなっていたんだなと実感させられました。
開始早々から繰り広げられるフルスロットルな戦闘シーンで心はがっちり鷲掴みされました。アニメーションの最先端を行く技術を惜しみなく出していくカラー凄いです。
前作からの流れで、シンジ・アスカ・アヤナミレイの3人がトウジやケンスケがいる村に向かう展開がとても不思議に感じました。先程まで繰り広げられていた戦闘シーンからぐわんっと変わる日常シーンへのギャップに驚きを隠せませんでした。そんな日常シーンでのアヤナミレイがひたすらに可愛くて、言葉を一つずつ覚えていく様子や仕事をしたり、お風呂に入ったりと序破Qでは見られなかった彼女の活発的な姿が見れて良かったです。シンジくんは前作の時点で失語症になっており、冒頭は嘔吐のシーン以外は全く声も出しません。主人公がかつてここまで喋らない映画は見たことないなとここでも驚かされました。アスカは平常運転だけどやっぱりシンジくんの事を気にかけてくれているんだなとなんだかほっこりしました。(GBAに進化してる…)
でもこの作品がそんな平和なシーンが続くとは思っていません。予兆はありましたが、突然のアヤナミレイの爆発は衝撃的すぎて目が丸くなりました。綾波レイという名前をもらったばかりなのに…残酷だなと、でもこれがエヴァだなと。
復活を遂げたシンジくんはやっぱり監禁されてしまっているが、Qに比べると大分優しくされているなと思います。Qが異様に厳しかったなというのもありますが…
アスカとマリがタッグを組んで敵を薙ぎ倒していく様子がノンストップながら大迫力で、2人が手を揃えてA.T.フィールドを展開していく流れは興奮しました。カッコいい!と。銃撃・剣劇・打撃と多くのバリエーションの戦闘シーンで息つく暇もなく次へ次へ進むので、画面に身を任せてただひたすらに戦闘を楽しんでいました。
ゲンドウとの戦闘シーンでは目をごっそり無くしたゲンドウが登場します。もう人ではない何かのゲンドウから脳みそがぐちょぐちょこぼれるシーンは数秒ながらとてもインパクトに残っています。ゲンドウが乗り込んだ13号機VSシンジが乗り込む1号機との対決は今までを振り返るように様々な場所で戦い、そのシーンが映るたびにこんな会話があったなぁとしみじみしてしまいました。
ゲンドウの人格形成に携わる過程が事細かく描かれており、シンジと全く同じだったということも判明し、そんな中でユイと出会えたことにより、暗闇から脱却しており、シンジとレイやアスカとの出会いに似たものを感じとても優しい気持ちになれました。
そこから全員が戻るべき・帰るべき場所へと誘うために様々な世界線へと飛ぶシンジが対話を繰り返していきます。カヲルくんもQで話した場面を回想したり、旧版ではシンジくんがアスカの前で自厨行為をしてしまったシーンも2人が思いを伝えて幕引きをしたり、レイを帰るべき場所へと示唆したりと、物語の風呂敷を閉じるために尽力するシンジくんと共に物語は最後へと向かっていきます。
海辺で体操座りをしているシンジくんの元へやってくるのは最後のエヴァに乗り込んだマリです。「シン・」ではこの2人のやりとりがかなり多かった印象でした。このシーンで驚かされたのは、アニメーション→線画→下書きと変化していくシーンです。最初のテロップで文字が残ったままのカットをそのまま採用しており、最新のアニメーションからアニメーションの原点まで帰還するという胸熱なシーンでした。
成長したシンジくんとマリが駅のホームで出会い、現実が広がる世界へとシンジくん自ら手を引き出向いていくという形で物語は終わりを迎えます。前向きなシンジくんの笑顔を見れてとても良かったです。
見終わったあとに残ってしまうこのモヤモヤもさすがエヴァだなと。これはもう一回見ないと、と思わせてくれる作品でした。賛否あって当然の作品だと思います。自分は圧倒的賛です。四半世紀続く物語にピリオドを打ち素晴らしい幕引きをしてくれた製作陣に感謝しかないです。お疲れ様でした。ありがとうございます。
ありがとう、全てのエヴァンゲリオン。
鑑賞日 3/8
鑑賞時間 12:10〜14:55
座席 J-12
※友人と鑑賞、IMAX鑑賞
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