シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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面白かった。。。。。
達成感とともに喪失感。
でも、よかったです。
私はほんとに、にわかファンです。
こんな歳になってこんなにハマってしまうとは思いませんでした。
そもそもエヴァが始まったときにはいい大人になっていたものですから、ふんふんくらいで流行ってるにも関わらずなんとなく見過ごしていたのが間違いだったと気づいたのはそう、金曜ロードショーの序を見た夜。
頭を何かで殴られたような驚きでした。
もともと庵野監督は大好きで、県美術館であった庵野秀明展では大興奮して巨神兵の短編を何度も何度も見てしまった私です。
全てが繋がるのはこのタイミングだったんだと。
長い道のりでしたが、まだ見ていないテレビ版を一つずつ見ていきます。老後の楽しみになりますかね。
さて映画ですが、瞬きするのも惜しいくらい美しくて全ての場面で声が漏れそうでした。
5人のパイロットの生い立ちには涙が出てきます。
宇多田ヒカルさんの歌には心が躍ります。
いつの間にか狭い人間関係の戦いになってしまったこの対戦はどう終末を迎えるのか前作Qから心配だったし、その興奮が落ち着いた今、達成感とともに喪失感に浸っています。
久しぶりに登場人物に恋をして、若さを取り戻したような数ヶ月でした。
ありがとうと言いたいです。
素晴らしい映画でした。
ありがとう。すべてのエヴァンゲリオン
最後のエヴァに相応しい
特典欲しさに4回目。(^_^;)
来場者特典に釣られて行くのかなぁ?
と思ってましたが、ヤッパリ行ってしまいました。
うん、個人的には良い出来だと思います。
特に22ページ、泣けてきそうでした。
ただ18ページ、背負ってるモノは見かけた槍ですが誰?
ミサトとリツコか?
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3回目見てきたので、追記です。
沢山の方の考察を読んで、“へぇ~” とか “誰かと話したいなぁ” とか思いながら見ました。
でも、やはり最後の駅のシーン
賛否有るようですが、私的には感動モノです。
有り難う御座いました。
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長年待ち続けた人には、
“これじゃない感” が有るかも知れませんが、
長い間待ちすぎて、歳を取りすぎた私(^_^;)には
“ほどよい満足感” が溢れてます。
何となく、キチンと収まるところに収まって、
いいエンディングだったと思います。
突っ込みどころは沢山有るし、
今風のライトな流れだなぁ。とも感じますが、
でもハッピーエンドで良かったです。
タイトルなし(ネタバレ)
「完結した」「最後まで観た」という感慨が最大を占めていて他の感想が湧いてこないな。あとは「シンジ君お疲れさま」って感じ。
そうかなとは思っていたけど、Qの時に周りの態度がやたら厳しかったのも、シンジ主観が反映されてたのかな。親父における人間社会と同じように。
納得ずくめの最終エヴァ
月曜日から今日まで我慢しきれずにアマプラで冒頭12分を10回くらい見てしまった。そのかいあって冒頭のバトルシーンは細かい部分まで堪能できた。マリのハンドルさばきは、何度見てもかっこいい。ジャイロスコープのような装置に吊るされながらエヴァ42A航空特化タイプを撃破していく。もうこのシーンだけで料金分は回収できた。ユーロネルフの復活シーンもしびれるが、トドメのエッフェル塔がまたエグい。iPhoneの画面でもクォリティ高さはわかっていたが、IMAXレーザーで見るともうエクスタシー。
冒頭のバトルシーンから一転して、ニアサードの生き残った人たちの拠点「第3村」に舞台を移す。ここでは、つつましいもたくましい生き残った人たちが登場し、綾波タイプ、碇シンジはそれぞれが心を変化させていく。このシーケンスから、徐々に心象風景が増え、1回見ただけでは消化不能なラストへと向かっていく。
エンドロールで流れる宇多田ヒカルの歌声をききながら、庵野監督は、本気でエヴァンゲリオンに決着をつけたことを実感した。エヴァンゲリオン=「庵野監督の私小説」の説に沿えば、壮大な親子喧嘩に舞台を借りて内面の葛藤をさらけ出したのだと思う。あまりのさらけっぷりに見ている自分の心もスッキリ。
碇ゲンドウが実現しようとしている究極の理想世界は、感情すらもゆるされない管理型デストピア社会のなれのはてだとも言えるし、実際、人類はそこに向かいつつある気がする。そんな世界は、まっぴらごめんなんだけどね。
生きたいわけでもなく死にたくもない状態から立ち直る碇シンジの心の軌跡には、すごく感情移入ができた。DSSチョーカーを見ただけで吐いてしまうトラウマ状態から立ち直るまでの過程が、同級生やアスカ、綾波タイプとのふれあいでゆっくりと変化していく。155分の長編になるのはしょうがないね。たっぷりと尺を使わないと納得できないから。
完全に理解するまでには、後2回は必要だと思う。それにしても、待ちに待ったかいがある作品だった。
前作みてなくても楽しめます・・・たぶん
中二っぽいキーワード満載ながら難しいようでそうでもない、落としどころもパーソナルな問題、プロローグでのあらすじの説明ありということで序破急観てなくても結構楽しめました。
(逆にこれから新劇場版みても楽しめるのではないかと思ってます。)
TVは全部みてますし前の劇場版は観てます。
TVシリーズでは出てなかった人もいますしアスカの苗字も違いますが、その辺はパチンコで知ってましたので問題ありません。
面白かったしよくできているとは思いますが、技術的な面だけでも気になったところはあります。
テレビのオマージュなのか回想シーンで原画風の絵のループなどありましたが、静止画に耐えられなくてループにしたんでしょうけど、ちょっと目が痛いし目立つ割に中途半端なクォリティで終わってしまったのが残念。
あと皆さん思ったでしょうが3Dのクォリティが全体的に微妙。恐らく作った人も劇場で観てたら痛い気持ちになるパターンなんじゃないかと・・・。流体をエヴァンゲリオンに置き換えるやつなども、ただパーティクルをエヴァにするだけじゃなくてもうひと頑張りあってよかったんじゃないかと思いました。
デッキのソープオペラのフリが丁寧すぎる割にあまり効いてない。ホラー映画の空かしっぽい感じで結局はフリのフリみたいな役割になってますが全体尺が長いのでないほうがよかったかなと。
あとはパチンコの演出にしやすそうなカットが多すぎ。
でも、なにより初めてTV版を見た時の驚きを超えたことは一度もないというのが一番残念なところですかね。
少年は神話ではなく大人になった
シンジはシンクロ率が無限=インフィニティになり神になった。
神の力を得たシンジは全ての登場人物を補完していく。
補完され人の姿に戻り、地上に舞い降りるのは我々だ。
インフィニティの成り損ないとは、シンジになれなかった我々だったのだ。
全てと決着を付けたシンジは過去と決別し、時計を進め大人になる道を選ぶ。
そう、インフィニティとは「大人」のことだ。
少年は神話ではなく大人になった。
心は原始ではなく未来へ進んだ。
幸せはもう罪の匂いではないし、残酷な天使はもう居ない。
成長し前を向けたシンジは過去に囚われるのを辞め歩き出した。
最後のセリフは我々へ向けてのものだ。
「さぁ行こう」(現実へ)
完膚なきまでの終劇。
このエンドを見て尚カップリングがどうだ納得が行かない等とのたまうことこそ「インフィニティのなり損ない」なのではないかと、私は思う。
「さようなら全てのエヴァンゲリオン」と、
卒業の時がついに来たのだから。
なんつって。
エヴァの完結編としてこれ以上ない落とし所だったと思いますよ。
ぐうの音も出ないほど完璧に終わった。
そう思うのは長年追って来た故のものかもしれないけど、もう「1映画好きとしての視点」みたいな目では絶対に見れないので、贔屓目に見てエモくなるのも仕方ないかなと。
25年間追って来た人への最大限の感謝とサービス、そして「これでもう本当におしまいなんだよ」っていう容赦の無いシャットアウト。
現実は希望の光に照らされても尚残酷なのだ。
圧倒的説明不足の過去作と比べて、説明過多なのではと思うほど分かりやすい今作。
(いや、分かりやすくはないか。これを分かりやすいと捉えてしまうのも訓練されたヲタク感があって辛いな)
庵野からの「もう考察するな」っていう想いを感じたと同時に、それは否定や拒絶ではなく優しさと許容から来たものだなと感じた。あの庵野がこんなにファンサービスしてくれるとは思わなかったもんね。
最終的に描きたかったことも、辿り着いた結末も、結局は旧劇と変わらないのかもしれないけど、圧倒的に「生」の方向にシフトしていた。
そういう意味でも真に大人になったのはシンジでもファンでもなく庵野だったんだなと思いました。
最終戦で特撮やったのも、やりたいこと貫いたんだなって感じがして良かったよ。
これからも現実で生きていく為に、今日の日はさようなら。
大変面白かった。
でもすぐにもう1回とはならないかな。
卒業式には何度も出たいとは思えないからね。
心に残る一抹の寂しさも「青春」に似ている。
エヴァは青春だったんだなぁ。
エヴァの呪縛から僕も漸く解放された。
あの後じゃもうグッズを買うのもバカバカしい気持ちになる。卒業したんだもん。
そういう意味でも完璧に「終わった」。
いや、感想書き終えるとともにもう一度見たくなってきたな。
僕もまだまだインフィニティの成り損ないか🤷🏻♂️
Qからの展開だと、まずまず。
ありがとう、庵野監督
TV版、旧劇場版を視聴したのが四半世紀前。
当時からずっとモヤモヤして続けていたことを
すべて、すっきり、きれいに片づけてくれた。
「良い作品を語るために多くの言葉はいらない」
そんな気にさせる映画だった。
・強くしなやかになった碇シンジ。
「涙で救えるのは自分だけだ。僕が泣いても他の誰も救えない。だからもう、泣かないよ」
は人として自立することができた証。
・旧劇場版で成り損なった、シンジの母親役を務め切ったミサト。
Qで14年の歳月を経過させたのは、そのためだった。
最期の戦艦特攻は泣けた。
・息子のまえで素直に「すまなかった」と謝罪できたゲンドウ。
ユイとひとつになり、新劇場版でもっとも救われたのは彼だった。
・ほかにも
「人間らしさを手に入れたレイ」
「新たな相棒を得たカヲル」
「ケンスケが心の支えとなったアスカ」など
すべてのメインキャラが救われた。
・さんざん空気と揶揄されながら、
シンジのパートナーとして重要な役目が与えられていたマリ。
物語の終焉とともに虚構は解体され、現実に還る。
彼らは大人になり、街に飛び出す。
そして最後に流れる宇多田ヒカルの『One Last Kiss』。
製作者も観客も、キャラクターでさえも、
「エヴァ」という名の呪縛から解き放たれ、
爽やかな余韻を残す、完璧な締め方だった。
ありがとう、さようなら
いろんな解釈があるでしょうが、TVシリーズ、旧劇とループしている説や、序破の世界からQ(旧劇)の世界に転生などの説に違和感を持っています。
全作をライトに楽しんで来た自分的には、渚カヲルがこの世界のキーマンで、彼の目覚めた回数だけ世界が存在し、それぞれに結末があるパラレルワールド説を支持します。
TVシリーズ、旧劇と新劇シリーズは渚カヲルを中心とする別世界の物語という関連であり、単なるリブートではないけれど、物語の直接的な関係性はないという解釈です。
最後の駅のシーンはそのパラレルワールドの内の一つが実はこの世界でしたというオチですね。
まぁ徹底考察したわけでもないので、軽く流してくださいw
今作の感想としては「面白かった」というより「楽しめた」「堪能した」というのに近いです。
25年間お疲れ様でした。
大団円。
おつかれ様でした
色々と思うところもありますが素晴らしい映画でした。
完結おめでとうございます。
トウジとケンスケと委員長が生きていてよかった。
ニアサーで彼らも苦労したと思うけど一切シンジを責めず、むしろ本気で心配をしてくれている描写はなんだかホッとしました。
トウジとヒカリの子供を見ることができたのは感無量です。
個人的に旧劇から惣流アスカとシンジのカップリングが好きだったので残念に思う気持ちも最初はありましたが、かっこよく成長したケンスケが14年近く式波アスカを支えてたんだと思うとこれでよかったんだなと思えてきます。できれば破からQの間のエピソードもみたいなと思いました。
黒波さんの田植えや村の人たちの交流も良かったです。
最初はありがとうの意味も知らなかった彼女が、村で暮らすうちに自然にありがとうと言えるまで成長し、ずっと村に居たいと願うところは切なくて悲しくなりました。
加持さんがすごく英雄になってましたね。
息子の加持リョウジくんイケメンだったな。
でも父親と同じ名前つけられたら周囲にはややこしくないかな?
ブンダーに戻った後もQで敵意全開だったと思ってたクルーも実は(一部を除いて)そうではなく、ミサトさんもずっとシンジくんを気にしていたと聞いて涙が。やっぱりミサトさんはミサトさんだった。
シンジとリョウジくんのツーショット写真を大切に眺めている姿も特攻して槍を届ける時の「お母さん何もできなかった」も涙腺崩壊ポイントでした。
あとピンク髪の人...もっとヘイト溜めるかと思ったら案外普通の人だったとわかった。
鈴原サクラちゃん...もうこの子ヒロインでいいじゃんってなった。シンジへの感情がぐちゃぐちゃで重たくていい。本当に躊躇いゼロで撃ってピンク髪の子の存在を完全に食ってしまった。すごく好きです。
ゲンドウの独白は共感してしまった。
回想でちょくちょくマリっぽいのが出てくるんだけどゲンドウはユイ以外眼中にないのね。
なんか単眼になってたり脳みそこぼれたり人間やめちゃってたけどシンジとエヴァ対決してミサトさんの汚部屋で取っ組み合いしてる姿はシュールだった。
小さなシンジを抱きしめることができた時、ゲンドウは救われたんだなと思った。
その他にもリツコさん有能すぎる(居ないと詰んでいるレベルで)し、男前だし、日向さんと青葉さんは拳コツンするし見どころ多い。マヤさんの「これだから若い男は」もラストは意味が変わるのがいい。
式波アスカも一見シンジを突き放しているように見えてQのラストでシンジを助け出したり、見捨てず村まで連れて行ってあげるし、家出した後もちょくちょく様子を見に行ってあげたりでなんだかんだかなり献身的に面倒見てるなぁと思った。態度はかなりつっけんどんでキツめだったけど(笑)。
色々言われているレーションを無理矢理食わせたのだって食わないと死んでしまうっていうのがわかっていたからだし、食べろと言われて食べない人には物資が限られている中では、ああする他なかったんだと思う。
立ち直って戻ってきたシンジを見た時もつっけんどんだけどどこかホッとしてるように感じました。
補完シーンや和解シーンも良かったです。新劇の式波アスカはこれで良かったんだなと思えました。寄り添って頭を撫でてくれる人がいて本当によかったねアスカ。
シンジは、最初は目の前でカヲルくんが死んじゃってショックで何もかもを放棄していたけどトウジとケンスケとアスカや黒波たちとの交流で立ち直って覚悟完了してしまった。14歳なのにメンタル強いなぁと思いました。ゲンドウより大人だね。最後まできっちり決着つけたのはさすが主人公だなと嬉しくなった。ただ成長したシンジの声?が思ったより若くて声変わり前から声変わり後っていうより、声変わり途中のように感じてしまった。神木くんの声は嫌いではないけど普通に男性声優使えばよかったのでは?
マリ...一体何者?ゲンドウとかユイと同期だよね?貞本エヴァと若干設定変わってるっぽいし謎の存在すぎる。ラストではアスカやシンジが成長してることからエヴァの呪縛とかも無くなって年相応にみんな成長したのかと思ったけどマリは結構そのままだったな。ちょっとおしゃれだったけど。本当に謎の存在だ。この子もクローンだったりするのかな?でも綾波とも式波とも扱いが違うしなぁ。シンジくんのパートナーとしては文句はないのですが、謎の存在すぎて少しモヤモヤします。
そのうち設定資料集とかで明かしてくれるといいな。
気持ちが落ち着いたらもう一度観に行こうかと思います。まずは序からQを見直そうかな。
だいじょうぶだよ
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