シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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ありがとう。そして、さようならエヴァンゲリオン。
自分でもよく分からないけど何でか涙が出た。これまでエヴァを見て泣くことなんてなかったのに。。。
見るたびに・・・
ん?どういうこと??
え?どういうこと???
なんで?!どうして?!
だったけど、最後は妙に納得した。表す言葉がうまく見つからないけど“あぁ、そうか。そうだね。みんなの想いは永遠なんだ。”って思った。
エヴァンゲリオンがある時代に生きれてよかった。
エヴァらしい終わりに満足
ここの評価を見るまでは前作と同様で首をひねりながら映画館を後にするだろうから観に行かなくても良いか、と思っていましたが評価が良くてびっくり!
早速予約して観に行きました。思ったより映画館がガラ空きでのんびり鑑賞することが出来ました。
内容については他の方が書かれている通り、ラストについても100%賛同は出来ませんが十分ありではないか、と納得しています。
感想もここが良かったというモノではなく、ここはどういう意味だったのか考えるシーンが満載で言葉の意味をネットで探し、アマプラで破とQと単行本の14巻を見直してその意味を知り、安野モヨコさんの監督不行届を読んで庵野監督のオタクっぷりに笑っていました。
敢えて苦言を言わせてもらえば2時間以上見てからのハードな戦闘シーンに目が疲れて理解が追いつかなくなっていたこととパンフレットが売り切れで買えなかったことです(だから複数回見ないといけないのでしょうが)
庵野監督、シン・ウルトラマンに逃げたと思っていてごめんなさい。
エヴァは素晴らしい作品でした。
勘違いしてる人多い
身も蓋もない言い方になってしまいますがご了承下さい。
感想でストーリーが~とか言って面白くないと言う人がいますが、最初からエヴァンゲリオンは複雑なストーリーがあるように見せかけた寓話ですから面白くはありません。
TV版から一貫して庵野秀明が言いたかったことは「自分の殻の中に引きこもってないで外の世界に出よう」って事です。「書を捨てよ、町に出よう」って事です。
それを旧約聖書とか持ち出していかにも意味ありげにスノッブ効かせて見せていただけです。
TV版では引きこもりのシンジ君が親父に無理やり外の世界に触れさせられた事によって他人のいる世界も案外いいもんだなと受け入れたって話です。外の世界は良いぞと言っているのです。なので最後はみんなからの「おめでとう」で終わるのです。
旧劇場版はそれでも引きこもる人たちに対して庵野監督が「気持ち悪い」と言っているのです。
サードインパクトを起こし好きな人(アスカ)と二人きりの世界になってもまだ首を絞め一人の世界に閉じ籠ろうとするシンジに対しアスカが放った言葉が「気持ち悪い」です。
僕はこの旧劇でもう終わりで良かったと思うのですが、パチンコマネーの関係でしょうね、またエヴァを作らざるを得なくなって庵野監督も今更エヴァで何を伝えれば良いのかすごく悩んだと思います。それが如実に出たのがQで、もうこれしか言えないとなったのが今作シンの「もうパートナーを見つけろ!(強制的に現実を受け入れざるを得ない)そうすれば世界は変わる!」ではないのかと。
庵野監督が結婚した事が当然影響しているのでしょう。
最後の方の特撮スタジオでのチャンバラシーンは庵野監督が、もういい加減に分かってくれただの作りものなんだエヴァを卒業してくれと言っているように感じられました。
よく感想でこんなエヴァは見たくなかった、期待して損したみたいなのを見かけますが、新劇しか見ていない人ならそういう感想も分かりますが、TV版から見ている人は僕から言わせるとエヴァに何を期待していたのかなと。
個人的にはカップリングは意外でしたがその他は「そうだよなぁ、こうなるよなぁ~」って終わり方でした。
完膚無きまでに打ちのめされました 感無量です そして何か憑き物がおちたような晴れ晴れとした気持ちになれました
心から感動しました
気がつくと涙が流れていました
完膚無きまでに完結しました
25年に及ぶエヴァンゲリオンのすべてが本作を持って閉じられています
テレビシリーズのあの第26話にまで決着をつけています
エヴァンゲリオンの物語が全て閉じられ落とし前がついた
本作はそれだけではありません
庵野監督はエヴァンゲリオンを生み出したオタクそのものについても落とし前をつけたのだと思います
オタク第一世代の代表者としてその責任をとりに行ったのだと思います
まるで葛城ミサトが劇中で私が責任者ですと言い切ったように
14歳のままのシンジ
28歳になって、それぞれ大人になり家族を持つように時間が経過しているかっての親友達
オタクのまま独身で初老になろうとしているオタク第一世代の次の世代、その下の世代、もっともっと下の世代へのメッセージなのだと思いました
時が止まっているよ
周囲は時が流れているのに
ネオンジェネシスがあなたを待っている
エヴァンゲリオンは終わった
所詮は空想の世界
オタクの夢想の世界
そんなものにはなんの実態もないのだから
つまりシン・エヴァンゲリオンとは、人類補完計画ならぬオタク補完計画でもあったのです
そうありたかったリア充の高校生活
真希波・マリ・イラストリアスが何故必要だったのかがそこで初めてわかりました
ネオンジェネシスとはこういうことだったのです
宇部の街を空中から俯瞰するラストシーン
監督自らの心象風景にもケジメがついて終わっていました
これらの全てを一切合切を過去のエヴァンゲリオンの全作品を全て整合させてあるべき位置にみな収まってしまったのです
あまりにも見事です
呆れはてるというか、神業というか
感動しかありません
その決着の付き方が、無理やり辻褄をあわせたようなものではなく、あの26話ですら最初から、このように決着するためにあらかじめ仕組まれていたかのように、スパッと嵌まっており、なんら無理も不安定もないのです
全てのパーツが設計図どおりピタリと収まって完結したのです
恐ろしいまでの才能です
思っていた決着のつきかたの100倍も、いや千倍も遥かに高いところで完結させて見せてくれたのです
日本の全ての映画監督、アニメだけでなく実写映画を含めてこのような構想力、構成力、演出力、最高の才能を示してくれたのだと思います
世界最高峰であると思います
完膚無きまでに打ちのめされました
感無量です
そして何か憑き物がおちたような晴れ晴れとした気持ちになれました
ありがとうございました
感謝しかありません
壮大な親子喧嘩
僕はこのラストが好き
皆んなが思ってるのと違う方向へと舵を切り困惑させた前作Qを綺麗にまとめています
ちゃんと物語も終わらせていて良かったです
きっとどんな終わり方をしてもエヴァ愛の強い方からは賛否両論になると思います、ぼくはこの終わり方に納得しましたし好きです
卒業
やはり世界一のアニメだと実感した
最終回!25年かけて完結させたエヴァンゲリオン
先ず25年という歳月をかけても、ちゃんと完結した事がスゴいと思います。「25年」って書くと数字でしかないけど、オギャアと生まれた赤ちゃんが立派な成人になる年月。単純に長いですよねぇ。
んで、公開初日の8日から7日間の累計で動員219万人だったらしいです。比較を上げると日本の都市で4番目に人口の多い名古屋市が約229万人です。もちろん一人で複数回観た人もいるでしょうし、そのまんまの数字じゃないにせよ、それだけ多くの人達が楽しみに待ってて映画館まで足を運んだって事ですよね。単純にスゴいですよねぇ。
という訳で「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」です。
冒頭のパリでの戦いにアツくなって。
第三村の生活のシーン(特にアヤナミ)にほっこりして。
ラストのバトルでドーン!っと攻めるアスカに「オオ!」っとなりながらも、やっぱりダメだったのに「またかぁ」っとガックリして。
ミサトさんの大人としての落とし前の付け方に心意気を感じて。
そして色んな酷い目に合いながらも最後には立派に成長したシンジ君に「良かったね」っと思いました。
最終的に物語の意味がわかったかどうかは甚だ怪しい所ですが(マイナス世界って結局何?っとか、シンジ君がエヴァンゲリオンがいない世界を作ったのはいいけど、それまでエヴァンゲリオンのいた世界の人達はどうなったの?っとか)、もうその辺りは考えるな、感じろの世界でしょう。多分頭の良い人がアレコレ考察してくれるはずです。何はともあれ全部のキャラクターの物語をきちんと完結させてあって良かったです。
人の優しさに気が付いて立ち直ったシンジ君は鬱病になって回復した監督自身の投影ですよね。本作は庵野監督が今までより色濃く投影されてたと思います。第三村の昭和の風景といい、最後に出身地である宇部新川駅を出す所といい、きっとそれが庵野監督の元風景であり、監督の郷愁の念を感じずにはいられません。これまでのエヴァンゲリオン、というより庵野監督の人生の総決算と言った感じでした。
色んな事がありながら、色んな事をを言われながらも作り上げたちゃんとした最終回。庵野秀明監督、そして(詳しくなくて申し訳ないですが)スタッフの方を含め、ずっと支えて応援して、何十時間も人生を費やしたファンの皆さんもお疲れ様でした‼️
これからは文字通り「エヴァンゲリオンのいない世界」。また次の面白い世界を探す旅の始まりですね✨
再鑑賞
2021/6/12
入場者特典にひかれて。前日譚コミックが入場者特典だったのですが、破とQとの間の物語というよりQの直前のお話だったのでちょっと思ってたのと違いました。
でも2回目の方が戦闘シーンとかの状況を良く理解できて面白かったかも?
広げた大風呂敷を綺麗に畳む難しさ
初作からエヴァの評判は既知の事と思いますが、セカイ系の元祖でありアムロ・レイ以降のヘタレヒーロー、そして幼く寡黙で不思議な雰囲気を放つ血塗れヒロインの登場など、今に至っても振り返り遡り話題になる、間違いなくアニメ文化に名を残す作品だと思います。
『序』が2007年9月、そこから2・3年ペースで3章『Q』まで上映後、いきなり8年もの年月が経過後の本作、庵野監督のヤル気を疑ったりもしましたが(イロイロあった様ですが)、とにかく幕引きが叶って一安心です。
とは言え、内容は相変わらずよく解らないもので、展開と展開を結びつけるのに「超展開」と言う接着剤が使用されてる形跡は否めません。一例で『矢』に関する説明部分はポカーンでした。従って本作はストーリーの詳細を重要視せず、場面や展開のビジュアルや迫力を楽しむつもりで鑑賞しています。勿論数度再鑑賞する前提で。
序盤の長閑な展開も、後半の派手な戦闘アクションも何れもエヴァっぽいソレを感じながら鑑賞していましたが、凝った見せ方・シーンの表現が奇抜だったりと庵野監督らしさがシッカリ出されていたと感じました。また(必要かどうか別として)微エロもコソッと混ぜる等も監督の趣味なのかな?と勘ぐりつつ、ソレはソレで良いんじゃないでしょうか。
当然気になる点も。まずQの結末以降序盤よりイジケていたのに中盤以降徐々に復活し、ラストにはスッカリ大人に成長したシンジ、そのイジケ虫から立ち直るのに、彼の見てない所で周囲の心配や見守りがあったにせよ本人に直接の切っ掛けらしいものがあまりハッキリしなくて、そこら辺に何か違和感を感じました(後に要確認)。
また、デカ綾波のCGが異様にリアルだったり、同様にラストの街の俯瞰が徐々に実写になってく部分や、首ナシ人体の隊列などあまりアニメらしくない絵面に映る部分があり、個人的にはその辺りはマイナスとなりました。一方で〝親子喧嘩〟のシーンでビルをなぎ倒すアレは意図的?
ところでこのシリーズ、序・破・Qと「ヱヴァンゲリヲン」だったのが本作では「エヴァンゲリオン」表記だったのは疑問で、単にキャッチコピーの示すとおり『すべてのエヴァの結末』を意味するのでしょうか?
結局の所、この内容で幕を閉じざるを得なかったんだろうな、と個人的には感じました。そんな中でも比較的ベストに近いベターな仕上がりだったと思います。
という訳で、ここに一つの超大作が完結しました。庵野監督にはウルトラマンの次には、続・ナウシカあたりを制作して頂きたいかなと思ったりしています。
余談ですが『碇ゲンドウ・シンジ』親子と『真壁史彦・一騎』親子は類似した境遇・環境下にあると思われますが(ユイは初号機に取り込まれ、紅音はフェストゥムに同化、カーちゃんまで似た様なソレ)、父と息子を描く物語では自分は後者の方が好みです。
終劇。
最初に私のエヴァ歴をここに書いておくと、エヴァをちゃんと見たのはここ数年の話で、見始めるまでエヴァはもう終わってるアニメだと思ってたし、なんならアニメ版を見始めてシンジがうざすぎて1回見るの辞めたぐらいな感じ。そんなやつが見てもめっちゃ面白かった。
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アニメ畑は全く詳しくないし、いくらでもYouTubeで考察動画は上がってると思うのでエヴァに関して私が何か言うことは特にないが、とりあえずめちゃくちゃエモかったということだけ言っておく。
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特に、途中撮影セットのような描写になったり、アニメシリーズからの映像がフラッシュ映像で流れたり、メタ演出大好き人間としてはあそこめっちゃ好きだったな。撮影が終了してもう撤収作業に入ってるようなあの撮影所の描写で、1番あぁもうエヴァ終わるんだって私は悲しくなった。
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レイ、アスカが死ぬ(?)シーンも過剰に泣かそうという演出をしてなくて、ちょっと距離を置いたような感じもすごく好き。
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庵野監督のやっとエヴァンゲリオンという呪縛から解放される、という心の声が聞こえてくるような雰囲気が全編に漂っていて、本当に心からお疲れ様です。
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あとは、前半アスカに誰か服を上げてください(笑).
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人生を癒す
最初の緊急事態宣言中、初めて「序」「破」「Q」だけを見る。
加えて宇多田ファンのためどうしても大きなスピーカーで主題歌を聞いてみたく劇場へ。
完結、総決算とか感慨深さはおいておいて、作画が「モノスゴイ」ことだけは確か。
凄まじい。
2Dで見ただけでも、あれもこれも、それもどれも、ごちゃ混ぜと分かるのに、違和感がない不思議がたまらない。
凝りに凝りまくった映像と、その力が存分に発揮される迫力満点の戦闘シーンは、他にない体験ができると感じる。
あれはすごすぎて、ちょっと狂気を感じる。
なかなかお目にかかれたものではない。(3.16.観劇後)
物語は監督の人生そのもののメタファと鑑賞する。
ゆえに登場人物それぞれも(おそらくマリ以外)、
葛藤も経て得た昇華も、
個々のようで全てがたった一人の膨大な苦悩と挑戦だ。
見せつける様は、己の傷口を開いて晒すかの如く残酷ショーのていがある。
だから目が離せず、大いに痛みへ共感するのだとして、
見終えたそのあと、決して「ブラボー」と称賛する気持ちにだけはなれなかった。
キリストは多くの人の罪と苦悩を背負って、刑に処された。
劇中にも登場する宗教のそれは、
普遍的苦悩を作品として世に出すことで人柱を体現した監督そのもののようで、
刮目し、共に過ごした者としてはただ
胸にしまって癒し続けるしかないと、
感じずにはおれないのである。(3.23.追記)
そういう意味では某サロンが宗教っぽいと噂の映画よりも、
こちらの方が本格的に宗教だとも考えるのである。
これ観てから、Qが高評価となる
前作Qのエグい程のムチャな急展開に、庵野氏また血迷ったかと。しかしながら、この後どう完結させるかが楽しみだった。しかし待つのが長かった.....。待ちに待った本作、見事な落とし所というか充分満足な結末だった。さらにそれまでのヤバい評価だったQが大好きになった。
で、結局、エヴァって.....庵野監督の自虐たっぷり作品である事と、『こんなアニメ観てる奴らって気持ち悪いんだよ、皆で再度自覚しようよ。でもそれでも良いじゃん、俺もキモいんだよ。エヴァ観ちゃうだろ?ヤメられないだろ?完結なんだけど、落とし前の付け方も、やっぱ裏切りと多少の放り投げ感で。だから鑑賞後は、毎度の如く皆で語り合ってくれ。批判しても残念がっても狙い通りだ。な、エヴァって、俺って、お前らって、やっぱりキモいだろ』っていう、庵野監督のメッセージ作品だと感じたw
うん、俺はキモい、認める。エヴァが好きだ。だから星4つw
真希波・マリ・イラストリアス
2021年3月16日
映画 #シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
(2020年)鑑賞
テレビ版から約25年、劇場版の序からも10年以上経過している状況でこのシリーズを終わらせるのは難しったと想像できる
日常、自然、再生とかを散りばめ、親子愛や家族愛で締めくくるとは!
まさか大人になるとは思わなかった!
現実に負けたエヴァンゲリオン
アニメ映画としてはクォリティの高い作品です。求めていたエヴァというと。物語としては綺麗にまとめて文句が無いのでしょうが、だから評価も悪くない。でも、悪くないだけで、すごく良いわけでない。僕にとって。
主語が大きいとアレなので、小さな主語で。
僕が、当時感じたエヴァというのは、バブル不況にかっこよくない大人に世紀末に嫌な事件にオカルトブームの中の混沌とした現実の中で、子供だって生きづらさを感じ取っていました。それは人との摩擦のせいだよとも気付かせてくれ、共感できる主人公が、世界に翻弄されて行くのです。はてはこの世界はどうなってしまうんだ?(世紀末)を一緒に体験してくれる存在でした。
旧劇は、現実に帰れというメッセージ性ばかり言われますが、正直、良くわからんがみんなが一つになるよりは、辛くても割り切って生きてく方がマシじゃねえ。とシンプルに納得できるものでした。理解できないというよりは、まあそんなものだよね。という気持ちのほうが強かった。
そしてやっとシンのお話、サードインパクト後の世界では、人々はシンプルに達観してしまっています。世界が滅んだ世界なら、そりゃシンプルになりますよね。現実もはやく滅んでほしいものです。でも、現実は滅ぶことはないので、あの世界に生きる彼らは強く、今の僕らと一緒に悩み苦しんでくれる存在ではなくなってしまいました。
カオル君が言うようにシンジ君は立ち直ってしまいます。代わりに、僕らの共感者として名乗り出てくれたのがゲンドウ君。
気持ちは分かるけどさ、ぶっちゃけお前に共感できるメンタルの人いないって。愛しいの人のために世界を天秤にかけるってヒロイズムすぎる子供すぎるよ。シンジに大人になったとか言ってる場合じゃないよ。俺らの現実は、世界を壊す槍もないし、好きな人のために世界をまきこめるほどわがまま許されてないんだよ。日々フラストレーションためながら、マスクしてお行儀よく世界が終わらないこと祈って良い子してるんだよ、大人。
そして、子供もなんですよね。そう思ったとたんに、シンジ君は大人になってるように感じなくなります。周りの都合で大人を演じさせられてるだけです。涙を流せないなんて、子供しか言わないよ。大人は泣くんだよ。まるで、大人の都合でマスクをつけさせられ、満足に友達と遊ぶこともできず、不安や変わりゆく世界の中で、良い子を演じさせられてる子供にオーバーラッピングしちゃうのです。
いやいや、自分捨てて世界なんて救わんでくれ。世界なんてぶち壊しちゃえば良いんだよ!!シンジ君。こんな世界壊してほしかったよ!!子供たちが無理に大人になんてならなくて良い世界がはやく帰ってきてほしいものです。
メガネも悪くないね
28歳になる娘がこんなことを言っていた
「第一印象は本当に終わっちゃったんだなってなんか喪失感だった」
彼女はいつエヴァを知ったのだろう
長年この物語を見続けるにはこの年齢にはしんどいものがあっただろうに
「心の穴を埋める」と人は言うけど私には出来ないな
道に例えるなら人は常に進み続けている、止まっている人がいるとしたら道端に出来た心の穴にズブズブとハマって抜け出せないもしくは抜け出さないそんな感じなのだろうか
ただそう簡単に穴にはハマらず出来た心の穴は進んで来た後ろに空いたまま私は振り返りつつも進んでいる
過去に戻ってその穴を埋めることなど私には出来ない
時間が経てば穴から遠く離れていくだけのこと
たまに振り返ると大きな「穴だったんだな〜」と思えればもう心配はないかな
でもその当時はそんなふうに思う事など一生無いんじゃないだろうか、もう笑うことすら出来ずただただ暗い顔をしていたように思う
今までのエヴァンゲリオンの作品の全てを理解する事は到底私には不可能だが今回の"シン"は違ったな
なんとなくだけどほっとしたな
そして良かったなと思える
始まりがあれば終わりがあるものです
だから"喪失"ではなくてなんと言えばいいんだろうか
何かをなくしたのではなく大切な何かを得たようなそんな感じです
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