シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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永い永いエヴァの呪縛から解き放たれる集大成
終わらない物語の終わり
遂に庵野秀明の描き(表現し)たかった「エヴァンゲリオン」が観れた気がする作品だった。
庵野秀明監督そしてスタジオカラーさらに「新世紀エヴァンゲリオン(ヱヴァンゲリヲン)」に関わった全てのスタッフにお疲れさまでした。
長い年月の中でも根強い作品で個人的にも中学二年(14歳)に『月間エース』の発刊と共に連載が始まった「新世紀エヴァンゲリオン」。
当時「とんでもないマンガが始まった」と直感的に思い単行本を集めた。
そして「アニメ化」が地域限定で放送され自分の地域では観ることが叶わずヤキモキした。
爆発的人気になり色々な媒体で「新世紀エヴァンゲリオン」は展開し、それでも個人的に納得のいく「終わり」にはならなかった。
しかし「劇場版ヱヴァンゲリヲン」として戻ってきて今回は世界的未曾有の「新型コロナ渦」の中「シン・エヴァンゲリオン」は完成したが公開の延期。
今日やっと「新世紀エヴァンゲリオン」の終わらない繰り返される物語に納得のいく「終わり(終劇)」を観ることができた。
本当に長い間、エヴァに関わってこられた関係者には感謝です。
そして作品を創るに至っては「それを必要と待っているファン」が多くいた事で出来上がった作品ともいえる。
「終わらない繰り返される物語の1つの終わり」が観れた事に感謝します。
※追記:観賞から1日経ちましたが思った事は「シン・エヴァンゲリオン」は劇場鑑賞で物語の良さが伝わる作品です。
家庭用のテレビでは作品が表現したい情報量が伝わらず陳腐化してしまうので是非、劇場鑑賞をオススメします。
生きる活力を貰いました
感無量
集大成 まさに大傑作
シンゴジラで庵野秀明を好きになった若輩者がここ三日ほどで突貫で履修して初日初回で観てきましたよ。初めに言っておきますが僕は旧劇とQのあまりの不出来にスマホを投げました。テレビ版の最終回は芸術としては好きでしたが、エヴァそのものの陰鬱とした作風も好きになれませんでした。今作もダメじゃないかと。いやいや、なめてました。これはあのシンゴジラを経た庵野秀明がつくったものなんですよ。大満足の大傑作でしたね。エヴァたるものはこうだとすべてまとめきった。あらゆるキャラクターが帰るべきところに帰っていった。素晴らしい。ある意味妥当に収まったと言えるかもしれませんが……これでいいんだよ!大好きになりました。シンウルトラマンが楽しみです。
そして……ケンスケが好きすぎて推せる。もう元ネタの愛と幻想のファシズムのゼロなんかよりよっぽど魅力的なキャラに仕上がってるじゃあないですか。ケンスケ!応援してるぜ!アスカ、幸せにしろよ!じゃあな、エヴァンゲリオン!!
めんどくさい大人はタチが悪い
IMAXでも上映しているけれど、所詮テレビアニメの延長だし、わざわざ混雑している劇場で見るのを躊躇って近場で済ませたけれど、想像以上の画質と音質で、もっと大画面で見ればよかったと思っている。
音とビジュアルをはじめ、これまでの国内アニメの中でも最高の質だったと思います。空間を感じる音響設定とか、劇中歌の鳴りも素晴らしかったし、何よりも、あらゆるアニメの手法を駆使した(さすがにクレイとかストップモーションとかはなかったけれど─)映像には楽しさしかありません。オリジナルもポスプロモ文句のつけようがないので、デカイ画面、音響設備が整った劇場で見ることをお勧めします。
冒頭にちょっとしたサマリーがあるので、おさらいはいらなかったと思ったけれど、予習の有無やエヴァの知識が皆無だとしても観賞には影響しないと思います。もちろん、知っていれば知っているほど楽しめると思ったし─。
テレビと劇場は別もののようにいわれているところもあるけれど、劇場の締めくくりを見て、全くかわらない内容だったと個人的な感想です。
ただ、テレビアニメの締めに感じたのは、ガキはめんどっちぃという感覚でしたが、この劇場の締めで感じたのは、ガキは面倒、でも希望がある、しかし面倒な大人はタチが悪いという感覚でしょうか。ユーミンが流れてきたとき、正直、すごーい違和感を持ったけれど、漠然とリンクする巨匠のアニメが頭をかすめて、ああ面倒だったのかな、けりをつけたかったのかな、なんて勝手な邪推をしたりして、なんだか笑えました。
終わり方も、外見がらしくなくて、ずーっと笑って見ていたら、ぱっと気持ち良く終わった印象です。
物議を醸した(?)あのテレビの締め方は、個人的にも不満だったし、創作的にも決して成功しているように見えなかったけれど、そのゆるぎない趣旨やコンセプトを全く変えることなく、むしろ見事に進化させた形で同じようなエンディングを再提示した作家魂(?)には恐れ入りました。頑固な大人はタチが悪いし、早いところ退場してほしいとこれなんですがねぇ。
凄いし素晴らしい作品でしたが、はっきり言って、あまりよく理解できません。だからまた後付けのようにたくさんの御託やご丁寧な解説などが色んなところで飛び交い、話題にもなって、また色々と楽しまれる小難しい作品になる気がしますが、この映画だけで十分に楽しめるかと…あ、でも、登場人物のことは少し知っていたほうがいいのかも─。
また、テレビアニメや過去の劇場作品でも見返してみたくなりました。
さよならジュピター
すべてのエヴァに終止符を。
ヴィレメンバーによるコア化されたパリ旧市街地の
復元、エヴァ換装用パーツの回収から始まる。
そこでネルフ産使徒とのバトルが開始。
またコア化された街を進むシンジ一行。
そこで出会ったのはかつての同級生たち。
カヲルを失ったシンジは心を閉ざしたまま、
一方ではレイは人と触れあい人との交流を学ぶ。
エヴァ旧作品を見ていると個々の体を持つ人間としての
在り方を否定的に描いている気もする。
本作は世界がどうであっても人の強さや生きる意味を
レイという器を通して知っていく。
根底にあるのは命の尊さ。
あの加持とミサトの間に出来ていた命。
鈴原トウジとヒカリの娘。
その街で産声を上げた新しい命。
本作はエヴァシリーズの中でも最も命の肯定を描いているように見えた。
そして父との対峙を迎え対話の末、シンジが望む結末は。
かつての旧劇の25話、26話でエヴァは完結した。
新劇場版:破でマリと出会った時、父から譲り受けたS-DATはチャプター27を再生した。
そして父との対話においてチャプターは29を再生していた。
手を繋ぐ行為は何?と問うレイ。
ヒカリは仲良くなるためのおまじない、と言う。
序においてはセントラルドグマに降りる際にシンジとミサトが。
破では取り込まれたレイをシンジが救い出すため。
Qは世界の真実を知るときの階段でカヲルがシンジに救いの手を。
物語のキーになるシーンにおいて必ず手を繋ぐシーンが挟まれる。
今回、最も大事なシーンにおいても勿論、手を繋ぐ。
誰と誰が手を繋いでたか。
宇多田ヒカルによるテーマソングが配信開始になる前、
「One Last Kiss」 の2曲目と8曲目はタイトルが伏せられていました。
エンディング曲にもなった序の「Beautiful World」Da Capo Versionでした。
Da Capoとは譜面による「最初から」演奏するという符号。
「シン・エヴァンゲリオン:II」の末尾はリピートの符号であったため
公開前よりエヴァはループものだという考察がたくさんありました。
本作のエンディングを見た方なら Da Capoの意味。
そして歌自体の「Beautiful World」の意味やその中の歌詞の意味も
深々と伝わってくるかと思います。
これが本当に終わり
3月8日、映画を観た直後に感想を書きます。心を落ち着けてから書いた方が文も、自分の気持ちも纏まるとは思うけれど、この瞬間の気持ちを記しておきたいです。
本当に、エヴァの最後の作品をこの目で観られてよかった。何よりも強くそう思います。シン・エヴァンゲリオンという作品の中で出会いも別れもありました。旧劇で望んでいた対話も、破の後に何があったのかも、今世界がどうなっているのかも全て細部に至るまで描き切った手腕に感激しかありません。
内容については触れません。ただ1人でも良いからこの作品を見る人が増えて欲しいです。断言します。この作品を観て後悔することは無いです。25年間の締めがこの作品です。アニメ版から観ていた人も、新劇から観た人も、誰かに誘われて今作から観た人も、何かが深く刺さるような作品だと思います。
この作品を世に出してくれてありがとう。
今はただ、誰かとエヴァのことを語り合いたいです。
今、私は世界で一番満ち足りた気分でいます。
本当にありがとう。
見た
現世と人類が愛おしくなる3時間だった。
最後まで作り抜いた庵野監督やスタッフの方に感謝。日本中のアニメスタジオが協力した?エンドロールでヤシマ作戦を思い出すという別の感動もあった。
ひとまず初回はここまでしか書けない。
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