シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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忘れたくても忘れられない
表題の思いで25年を過ごしてきたリアルタイム世代です。
生涯のうちにしっかりと最期を見届けたい作品だったので
終焉がちゃんと見られて、今はとても感慨深いです。
上映中、なぜだか分からないけど、
シンジ、レイ、アスカ、ミサトetc..の動く姿を見るだけで、涙が零れました。
でも見に行った翌日、3/9になってから、ふと映画の内容を反芻し、
なぜか昨日見た映画がとても懐かしく感じ、
とても切なく思い、また、涙が零れました。
この映画(いや、映画体験か)は、おそらくまた14年経って振り返った時にも、
とても懐かしく、とても美しく、とても切ない思い出として蘇ることと思います。
こんなに素晴らしい作品を作っていただき、
庵野監督始め、スタッフ・キャストの皆様には感謝しかないです。
ありがとう、すべてのエヴァンゲリオン
さようなら、すべてのエヴァンゲリオン
青春が終わった気がしました。
学生の頃から始まって、学校で友人とどういう解釈をするか話した思い出が甦りました。あの頃からすっかり生活環境も変わり、劇中でも14年経っていて、14年も経てばそうだよなぁと思える所があり、ラストあたりでは、色々重なって、これで終わるんだなぁと涙ぐんでしまいました。もはや、いい歳ですが、青春が終わった気がしました。最後まで見れてとても良かったです。
25年分の大風呂敷を見事に畳んでくれていました。凄く面白かったです...
今は感謝しかないです。
アスカを愛した皆さんへ
素晴らしかったです。
テレビ放映当時からエヴァを追い続けている私たちにとっては卒業式のような映画でした。
小学校4年生の時に私はアスカに恋をしました。
これは終わらない恋で結婚しても、娘が産まれても変わらず大好きでした。
まさに呪縛ですよね。
ひねくれてはいますが、いつも頑張る彼女が大好きでした。
父性を求める彼女が愛おしかった。
しかし頑張っても頑張っても彼女はずっと報われません。
惣流も式波もテレビ版も旧劇も新劇になっても。
ずっと彼女に幸せになってほしいと願って来ました。
そんな彼女に平穏と人並みの幸せが、終劇後に巡ってくるであろう結末。
これ以上望むことは何もありません。
庵野総監督には最大限の感謝を。アスカを幸せにして下さってありがとうございます。
シンジに当時の恋心を告げるシーンで私は救われました。
シンエヴァンゲリヲンで私が、私たちが愛したアスカは大人になり人並みの幸せを掴めそうです。
同志の皆さん。
お怒りになる気持ちは僕にも理解できます。
でも、ケンスケでいいじゃないですか。
あのケンスケ(当時の私たちを象徴するようなさえないオタク)が立派な大人になり、アスカの特別な存在になりました。シンジでもカヲルでもなくです。これは作り手側からの私たちへのエールです。私たちの象徴のようなケンスケがアスカを幸せにしてくれるのですから。
だって、アスカを愛した私たちには彼女を直接幸せにすることはできませんからね。
笑顔で見送ることが私たちがアスカに最後にできる愛情表現です。彼女は大人になりました。私たちも彼女の幸せを願える大人になりましょう。
同じ彼女を愛した皆さん。本当にお疲れさまでした。良い恋でしたか?
青春をありがとう。永い永い初恋をありがとう。私はそんな気分です。
エヴァという呪いからの解放
熱烈にハマった経験はないものの、TVシリーズ、旧劇、新劇と観続けてきた。
リアルタイムでこの作品に触れることができたのは、やはり幸せだと思う。
物語前半を見ながら、3.11にこの映画を見ていることに何か意味があるかもと
ふと思ったり、卓越した戦闘描写や難解キーワード連発のエヴァらしいお祭り騒ぎを
楽しんだり、キャラクターの成長に感動したり、エンタメとして大満足。
そして結末。
考察や謎解きは苦手なので、庵野秀明の私小説としてシリーズを観てきた身として
納得で、清々しい気持ちになる終わり方だったと思う。
キャラクターも我々観客も、何より庵野総監督自身がエヴァという呪いから
解放されていっている気がした。
もちろん終わり方に別の選択肢があっても良かったかもしれない。
でも自分にとっては20年以上エヴァを観てきて良かったと思えるラストだった。
俺は大人になったよ。お前らもエヴァを卒業して大人になれよ。
庵野総監督のそんなメッセージが伝わってくる作品でした。
ありがとう、エヴァンゲリオン!
考察あり。ありがとう。お疲れ様です。
いくつか考察を読んで解釈するところもありましたが概ね個人的には納得のいく終わり方でした。
レイでもアスカでもなくマリエンドなのも納得です。
アスカは最終オリジナルではなくクローンの方が生き残ったと思っていいのかな?
カオルは自分の予想ではゲンドウのクローンで
元とは正反対の性格(社交的、シンジへの愛情あり)
として作られたのかな?と。
ピアノが趣味という共通点だけの考察ですが。
見た目は全然違うのが気になるけど笑
だから、ラストの場面ではユイのクローンのレイと一緒にいて結ばれたようにも見えるシーンになったのかと思いました。
最後のシーンはパラレルワールドなのか時間を巻き戻したのかがわからないですがエヴァをなかったことにせず的なことを言ってたので後者は可能性低い?
前者なら第3村の人たちや逃げたヴィレ隊員達はどうなったのだろと疑問点はやはりいくつか残ります。
すごく良かった!!
補完された作品としてのエヴァンゲリオン
全てが圧巻!
作品内での人類補完計画に関しては
当然理解出来てません。???の連続です。
しかし序、破、Qと観てきて、謎だったり
釈然としなかった部分の殆どが回収されます。
しかも旧エヴァ劇場版「Air/まごころを君に」の
衝撃ラストシーンまで…⁉︎
個人的には圧倒的な作画の素晴らしさに
激しく感動しましま。
本作で初めて耳にした大量の新しい謎(設定)は
最後のエヴァを一日でも長く楽しむための
庵野監督の贈り物だと思っています。
ありがとう。さようなら!
小学生のときにTVシリーズに出会い、夢中になり、旧劇場版で大きなトラウマを負いって幾年…今は劇中の加持さんより年上になってしまいました。
旧劇場版の衝撃もあって、新劇場版にはそこまでハマらないようにしていましたが、笑
このネット時代、ネタバレを目にする前に観なければと…2021年3月11日に観賞しました。
「大人になってしまったなぁ…」
中盤以降、そんな感情でいっぱいになりました。
主人公の成長だけでなく、旧友たちの成長、主人公を取り巻く大人たちの成長、
それぞれが自分に向き合い、他人に向き合い、前を向くための決断をし…
その選択に、力強い意志があり、正直さがありました。
その姿が、もう本当に美しくて…。
これこそが、シン・エヴァの真骨頂なんだと感じました。
旧劇場版を彷彿とさせる映像演出もあり、「現実を向けよ」というメッセージは、旧劇場版のときと同じなのかもしれません。
しかし、その伝え方が、今回は心底刺さりました。
刺さりまくりました。
旧劇のときは、突き放された気持ちでいっぱいでしたが、
今回は、やさしさや愛情を感じるものでした。
「震災」「コロナ」という社会の構造が変わるような出来事が起きている背景があってなおさらでしょうか。
ラストの主人公の選択には、「大人の自分」としてはとても温かく感じ、しかし、「あの時(TV版に熱中していたとき)の自分」としては寂しさもあり…上映後は見事エヴァロス状態に(笑)。
エヴァンゲリオンという作品が自分にとって結構大きな存在だったんだなぁと気づかされました。
ああ、大人になってしまったなぁ…
大人として生きていくんだなぁ…
まるで、「あの時の自分」から卒業するかのような作品だと感じました。
監督をはじめとするスタッフのみなさん、見事に完結してくださって、本当にありがとうございました。マジでしびれました。幸せです。ありがとう。さようなら!
次の作品を、楽しみにしています。今までの全てのエヴァに、感謝します。
5しか付けられないなあ。
とにかく終わった。
みんな救われた。
こんな未来もあったんだ。
妊娠中ということも相まって、家族とは命とは愛とは。何度も泣いてしまいました。
それぞれの幸せに辿り着けばいいんですよね。
道はたくさんある。
正解はないけど、自分が納得していればよし。
テレビでエヴァを観ていた小学生の自分。
怖くて見なくなって、中学生になって、見ていなかった回と劇場版をDVD(VHS?)で観た。
新劇場版は大学1年生の時。エヴァ好きの中学からの友達と、4部作だから最後の作品見る頃には社会人になってるね!なんて話してて。
それが終わりました。
私はもうすぐ母になります。
ありがとう、みんな
さようなら、エヴァンゲリオン
終わりました。さようなら!
かんたん批評っ☆ サービス、サービスゥ!
ありがとうさようなら
さようならはまたねのおまじない。
そんなことを言わずにこれで終わろう!見たい見たかったものを見たぞ!
この観念的な2時間半の映画に釘付けになり、ときには熱くなり、ときにはもう笑うしかないわとなり。
もうこの映画のいいたいことは、もう俺たちのナイーブな時間は終わり、生活が始まるということだ。
それを色んな角度からこれでもかと見せられる。
思ったのは、もうナイーブに悩むのはリアルじゃないってことだ。
それは時代遅れのシンクロゼロの状態だ。
90年代末のままの碇ゲンドウと貧しく物がなくても生活がありそれを愛しいと思えた碇シンジ君の差が眩しい。
綾波レイの物語が終わり、アスカ、そしてマリの物語になるのも必然だった。
アスカには幸せになって欲しいと心から思ったよ。
旧劇場版のラストと新劇場版Qを繋いでその後を描いてみせた。
旧劇場版のその後もきっとこんな世界があったんだろうな。
冒頭30分くらいの生活シーンはとても良かったな。
これだけ見ていたいくらいだった。
もうありがとう!お腹いっぱい!
エヴァ作品を封印するロンギヌスの槍
序盤のパリは緊張感みなぎる波乱の展開、これは流石。劇場版ではここまでのところ再現されなかったハッキングと実体の闘いが同時進行で描かれて緊迫感と迫力が素晴らしい。しかしその後は本当に何気ない日常ドラマが延々つづく。
ふさぎ込み顔を上げることすら出来ないシンジ。レイ、アスカそれぞれの気遣いは届かず、これでもかとばかり鬱の描写。これがQを制作した直後の監督、庵野氏の境遇そのものだと気付くまで、そう時間はかからない。
画面は美しい。今作までの間に新海誠監督のヒット作などもあったから影響はあったのかも知れないが目に鮮やかな絵作り。素晴らしい進化だった。これは終盤のアスカのアップなどでも驚かされる。写真以上に存在を感じさせる、息を飲むような瑞々しさ。
肝心のストーリーの方、これまでのエヴァとは異なる雰囲気に気付く。視聴者置き去りの序破Qとは打って変わった伏線回収の筋書き。何かおかしい。鈴原、ケンジ、委員長、加持、はてはペンペンにまでそれぞれの居場所が与えられて何か落ち着いている、おかしい。
遂にNelvが動き出しVilleがこれを追う。またも迫力の艦隊戦、多少ご都合的なところはあるが見応え充分、凄い迫力。ゲンドウ、冬月、赤木、ミサトの駆け引きと闘いは大人の側の勝利、結局アナザーインパクトは引き起こされてしまう。しかしVilleの側も諦めず、もう一つのインパクトと槍で対抗しようとする。使徒を13体倒して命の実と知恵の実、それぞれの魂。この辺りは分かる、こちらも少しは勉強したので。
しかし物語は予想を遥かに超えて大きく動き出していた。AAAヴンダーの建造経緯、加持の物語、葛城ミサトの本音、アスカの怒り、左目の秘密、そして式波の名前にまつわる出自の謎、渚カヲルの役割、そしてレイの死を乗り越え完全に覚醒したシンジと父ゲンドウの闘いの中、遂にゲンドウの真意が語られる、しかもこれまで全く語られることのなかったゲンドウ自身の内面が、赤裸々に。
ベールに包まれたかのような彼の内面こそがエヴァンゲリヲン作品の根幹にまつわる謎でもあったのだが長い独白が語られ、未成熟かつ孤独そのもの、であるが故にユイの存在感と喪失感は彼の存在意義そのものだったことが明かされる。ここまで明らかにされるとは。次回作とかどうするんだろう。
ここまで来てようやくハッと気がつく。待てまて、庵野監督は本気でエヴァを終わらせようとしている!
もう何一つ謎が残らないほど丁寧に、余すところなく伏線は回復されしかも新登場してきたエヴァもたちまち討ち果たされてのあのフレーズ、さよなら全てのエヴァ、である。
父との異次元空間での闘いの中、舞台は移り懐かしいあの場所やあの部屋が登場する、エヴァの全てに別れを告げようとするかのように!そして渚カヲルのループすら、もう必要ないことが語られる。あぁ庵野監督は徹底的だ。もうエヴァンゲリヲンという作品にはストーリーを構築するだけの余地はなく全ての謎は明かされ、全ての登場人物に居場所が与えられてしまった!
エヴァンゲリヲン、の後の音符記号、まだまだリピートし、これからも続編やスピンオフが作られるものとばかり思っていたのに突然の、この完全集結の展開に打ちのめされつつ、画面には碇ユイの姿までもが登場し、エンディングを迎えてしまう。終わってしまった、何もかも。
思えば我々ファンはもう25年もこの作品に魅了され追いかけ続けてきた。しかし時にそれが制作サイド、取り分け庵野監督の重圧となり彼の素晴らしい才能を縛り付けてきた面はあったに違いない。大先輩、宮崎駿氏が監督としての人生を堀越二郎に託して引退作を制作したように、庵野秀明監督は、自らのエヴァ人生を碇シンジに、時に碇ゲンドウに投影し、本作でエヴァを完結したのだ。
エヴァの喪失は受け入れがたいものではあるが碇シンジは新しい伴侶を得、もう走り去ってしまった。ループはもうない。一人のファンとして彼らの門出を祝うしかないではないか。そしてひとり静かに感謝を述べたいと思う。長い間本当にお疲れさま、そして時に私に生活の原動力を与えてくれた素晴らしい作品。キャラ、メカ、ストーリー、シーン、音楽、全てが一級品だった。
ありがとう、さよなら!!
さらば
自分はつい2年ほど前に初めて序を観て、そこからとりあえず新劇場版だけ観た程度のにわかファンだが、改めてまあ本当に物凄いシリーズに首を突っ込んでいたんだなと。このバケモノシリーズの終劇を劇場で体験できたのは、本当に幸運であったと感じる。
終盤の演出が、エヴァンゲリオンとして、またアニメ映画としてのパワーを全開にしたような感じで、本当に圧倒的だった。今までに観た新劇場版シリーズやその他ちらちら見かけるTVシリーズなどの情報でなんとなく知っていたエヴァンゲリオン、それをギュッと握って塊にして、捏ねて人の形にしてポケットにねじ込む感じ。理解は追いつかなかったが、ああこれがエヴァ、ああもうすぐ終わるのかという感覚は強くあった。
映画館と、Amazonプライムビデオでみた、それぞれの感想
――― 映画館視聴 2021.3.11 ———
ちゃんと終劇しててびっくり笑
(一部わざとだろうけどw)
庵野さん、頑張って結末まで作ってた!笑
――― 追加 アマプラ視聴 2021.8.14———
アマプラで、シンエヴァンゲリオン2回目みた(1回目は映画館)
何回見ても素晴らしい、特に後半どうしても泣いてしまう
キャラクターももちろんそうだけど、
ストーリーも
見てる方も
庵野監督も
制作も
関わった人たちも
みんなそれぞれの立場でで救われたんだなあって
「さよなら、すべてのエヴァンゲリオン」
みんな・すべての「エヴァの呪縛」からの解放であり、卒業なんだと思う
自分に透過してみると
ゲンドウとシンジに自分を重ねて、
助け上げてくれる誰かを待ってる自分がいるのを、
それだけじゃダメなのを分かっているのにできない自分を感じてる
心のどこかでマリを探してて、待ってるんだな
そして、そんな甘えたこと言ってんじゃねえ、って尻を叩いてくれる人、を待ってる ・・・ かな
できれば、旧テレビ、旧劇、新劇とみて、シンは エンドロール終劇がでるまで見てほしい、
本当に見続けてよかったと、万感迫るものを感じてほしいです
0点のアニメ
中学生の時に見たエヴァQ
訳が分からないしこんがらがって終わったあと何も喋れなかった。
それでも、エヴァの世界観が好きでアニメも映画も漫画も何回も繰り返して見たし読んだ。
急に2020年6月に最終話が公開と聞いて終わっちゃうのか〜くらいに思っていた。
それがコロナで延期になり、1月、さらに延期で3月。
延期になる度、終わって欲しい気持ちと終わって欲しくない気持ちがせめぎ合っていた。
いざ席に座ると、ドキドキが止まらない。
幕が上がるとワクワクが止まらない。
終わったあとはQと同じく喋ることすら立ち上がることすらできない。でもこれは9年前とは違った喪失感よりは達成感?満足感?今まで味わったことの無い気持ちだった。
Qを見終わったあと歩きながら中学校の友人と次も一緒に見に行こうなと言った。
でも、大学の友人と見にいった
今は連絡も取らない中学の友人
それぞれが大人になったということなのかな
大人になるってなんだろう
親になるってどういうことなんだろう
子供ができるってなんだろう
友達、仲間ってなんだろう
そんなことを教えてくれる僕の人生の1ページにエヴァがあって良かった。ありがとう。さよなら。
5点満点しか付けられないこのレビューだけど
0点にしよう
0がいちばん無限に近いから…
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