「「だから、みんな成仏してしまえばいいのに…」」シン・エヴァンゲリオン劇場版 けろ教授さんの映画レビュー(感想・評価)
「だから、みんな成仏してしまえばいいのに…」
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U-Nextで再見したが、初見時よりも見ててうんざりした。第三村の話はともかく、それ以後のストーリー展開は説明不足を超えて、意味不明。映画としては、TVシリーズよりも破綻している。
最後の30分については、 「あの世」に行った嫁さんが恋しいおっさんとそんなおっさんに捨てられた息子の人類の存亡をかけた壮大な親子喧嘩と、そんなおっさんを含めたキャラの救済がメインとなるが、これを約25年後に改めてやる必要があったのか。登場人物は、みんな「成仏」して、「エヴァのない世界」に生きていく。またいわゆる「エヴァオタ」で「成仏」したファンも多かろう。でも、ほとんどの観客はとっくの昔に「エヴァのない世界」に生きている。多分、お金の関係もあって、庵野監督など製作関係者に必要だっただけだろう。
新劇の4作すべてに言えるが、『エヴァンゲリオン』はやり直す必要はなかった。『エヴァンゲリオン』は、旧劇の終わり方がパーフェクトなのである。
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