「カタルシス〜現代の教典(わかる必要はない)」シン・エヴァンゲリオン劇場版 Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)
カタルシス〜現代の教典(わかる必要はない)
この映画のラスト、松任谷由実が歌う『VOYAGER〜日付のない墓標』が流れて以降だけを見れば良い。
分かろうとする必要も、
分かる必要もない。
エヴァンゲリオンが何か、
登場人物が誰か、
過去のストーリーが何であったか、
実は、そんなことどうでも良く
それらはただの擬人化されたマークに過ぎず、
すべては、一人(一個)の生物の脳内放浪記だったことが分かる。
仮称シンジ(笑)の中に、
すべてが内包された経典になって終わった。
喜怒哀楽、執着(粘着)、破壊、自壊、嫉妬、奉仕、好意と恋愛のはざま、アンビバレント…
現代の哲学書または聖典なのかもしれない。
鳥肌を立て震えながら見た。
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