「呪縛からの解放」シン・エヴァンゲリオン劇場版 終焉怪獣さんの映画レビュー(感想・評価)
呪縛からの解放
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こうして皆さんと共に生きてエヴァンゲリオンの
終わりを見届ける事が出来て幸運です。
私の語彙力では上手く表現出来ませんが、
レビューを綴りたいと思います。
今回のシン・エヴァンゲリオンは完璧なる
庵野監督によるエヴァンゲリオンの呪縛から解放。
個人的にあの否定寄りの賛否両論だったQの
登場人物の不満点を全て解消してくれた事だけでも
高評価でした。
みんなシンジ君に対して感謝もあり憎しみもあった。誰しもが割り切れなかった。
冒頭から安否不明だった登場人物と
赤く染まった大地から離れた自然豊かな自然と
人の営みを見せてくるのが流石は庵野監督だと感じました。
アヤナミレイ(仮)の人々との触れ合いにホッコリ。
前作感情移入出来なかったヴィレのクルーや
空中戦艦ヴンダーも本作でようやく愛着湧きました。
庵野監督がやりたかった艦隊戦も楽しめました。
全編に渡る戦闘演出やカメラワーク、
相変わらず頭の整理が追いつかない儀式演出も
庵野監督ならでは。
終盤、シンジ君とミサトさんの最後の会話は泣いてしまいました...
シンジ君が毅然と主人公として覚醒し、
旧劇場版へのケジメとしてレイとアスカを救い、
果てにはカヲル君すらも救済した事に感動。
あらゆる過去への決着を付けて最後は新キャラであるマリと共に駆け出したのも過去との決別なんですね。
暫くはエヴァファンお馴染みの考察があるかと思います。
でもこの先は無いとなるとやはり寂しいです。
最後まで声優が変わらず、エヴァンゲリオンの終焉を見届けられて本作に感謝です。
本当にありがとうございました。
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