「全視聴者に納得する落とし込みを作ろうとしたのだろう。」シン・エヴァンゲリオン劇場版 トモチャフスキーさんの映画レビュー(感想・評価)
全視聴者に納得する落とし込みを作ろうとしたのだろう。
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良い意味でも悪い意味でも無難に感じたラストであった、という印象。作品自体は素晴らしかったので、見る本人の好き嫌いに依拠するだろう。
ある意味エヴァンゲリオンという作品自体がチートであるのでそこまで高評価はしない。一連のストーリーを小出しにしているため、途中でやろうと思えば視聴者の評判を途中で伺えてしまうからだ。ある種視聴者に妥協している点もあるのかな…とシンエヴァを見て感じた。
ある意味で無難であったが、どの層でも理解に苦しむことはないので良かったとは思う。お子様向けのストーリーまでになっていないので、塩梅は良好。
音楽•作画は流石で、何も言うことはありません。映画館で見る大迫力はすごかったし、何よりリピーターに気づいてもらえるような小ネタ要素が入っていてそれを見るのが楽しみだった。(当方は5回劇場で視聴して、2回アマプラで見ました。)
個人的にポイントの高い点としては、大人シンジの声優変更・謎多きマリの伏線回数、その2点である。
総じて私はこのストーリーのラストはそこまで好きではなく、むしろアニメ版や「まごころを君に」の方が腑に落ちた。ちなみに私はバッドエンド•メリーバッドエンド•気持ち悪い終わり方が好きなので、ある種のハッピーエンドが好きな人は良いのかもしれない。
そもそもエヴァンゲリオンは気持ち悪い終わり方をするのが普通だったので、爽快な終わり方をされて驚いたというのが正解かもしれない。
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