「ついに…完結。」シン・エヴァンゲリオン劇場版 こっこさんの映画レビュー(感想・評価)
ついに…完結。
二十数年間、錯綜し混沌としてきたこの物語が遂に完結した。
こうして終わるのかぁと云う満足感や、あぁ良かったなぁと思える安堵感、そして「そんな事がしたくて、長々と回りくどく且つ自分勝手な事をしてきたの?!」と云うゲンドウへのツッコミ等々…w、最後の「終劇」の文字を観ながら、胸に迫る想いは複雑だった。
一言や二言程度では、何人もこの作品の感想を語り尽くせないだろう。それぐらいの重さ、と云うか物語の濃密さがこの映画には確実に有る。それは、「庵野秀明の完璧主義や細部への異常な拘り」と云う表層的な意味(嫌味)では無く、緻密に練り上げられた脚本や、芸術の域に近い描写に有る事だけは強調しておきたい。
そして、二十数年、ここまで私達を楽しませ(苛立たせw?)、振り回してくださった庵野監督と、私達以上に彼に振り回されたスタッフの皆さんに、心からの感謝を申し上げたい。
まだ御覧に成っていない方々には「とにかく劇場へ足を運んで、御自分の眼で確かめて頂きたい」とだけ、お伝えしておく。
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