「何故か文系なエヴァ。さらば全ての、、、」シン・エヴァンゲリオン劇場版 nandemonaiさんの映画レビュー(感想・評価)
何故か文系なエヴァ。さらば全ての、、、
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僕は新劇版は好きになれなかった。TVシリーズのOPの映像に象徴されるような、世界の裏側や人の歴史を暴くかの様な神秘的なSF観が全くないからだ。それにリビルドであった序はともかく、その後新キャラを導入したりアスカの名前を変えたりして世界の輪廻を露骨にアピールして、全鑑賞者の悲劇とも言える旧劇を茶番化しようとしたため、新劇まで死後の世界の様な集中出来ない作品にしてしまった。レイだけが記憶を移植されなかったことで、かえって旧作の世界観を引き受けてくれた。ところが、そのレイを今作ではレイではなくしてしまう。かなり面食らった。これでは全然何の作品か分からない。だが長い尺のおかげか、後半はそれで良かったと思わされる。
マリは相変わらず出てくる。それもヒロインかの様に。このマリが今作品をフィナーレへと誘う。これはこれで良かった気がするから不思議だ。
アスカはまぁ。。。
庵野氏の特撮シフトがなんだか白白しいが、ゲンドウやシンジに彼の姿を重ねたことが彼の精一杯のサービスであったかも知れない。
カヲルはコロナ禍で大変な人へのサービス?
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