「人ってこんなことできるんだ」シン・エヴァンゲリオン劇場版 aさんの映画レビュー(感想・評価)
人ってこんなことできるんだ
なんか、、、啞然としました。
人って、こんなの、作ること、可能なんですか。なんですね。もう、びっくりした。まだ頭が啞然とし過ぎてて、うまく映画の内容とか、反芻できません。想像を超え過ぎてて、思い出としてまだ直視できない感じ、、、
エヴァは、中学の頃にアニメシリーズの再放送で少しはまったけど、その後ずっと遠のいてて、劇場版も観たことなくて、でもラジオで完結したのが今映画館でやってるって耳にして、ふと思い立って、Amazonプライムで序破Qって観たら、Qが何かもう凄すぎて、ええ何これって思って、翌々日、有給とって観に行って来た。
私はずっと小説が好きで、特にSFが好きで、ここ数年のSF、『天冥の標』シリーズとか、『三体』シリーズとか、アイディアも構成もストーリーも突き抜け過ぎてて、そういうので頭が痺れてるから、もうそんじょそこらのSF設定じゃ満足できない体になってるんだろうなってどっかで思ってて、今日も、期待はしてたけど、Qのあのカオス、どんな感じで決着されても、へー、エヴァはこっち系で落としたんだなーとか思っちゃいそうって、頭のどこかで思ってたけど、なんかもう、全然そういうんじゃなかった。私、まだまだ全然、衝撃で震えられるんだってビビりました。アニメーションってモノの持つ可能性?そういうのに、芯まで震えました。
SF小説とはまた全然別の、アニメーションのSFって、こんな、最高なんですか。ああもうびっくり。最高じゃないですか。撮影してるとかでさえなくて、ゼロからあれを作ってるんですよ?ですか?ちょっと、もう信じられなくて、そのこと考えただけでも、こみ上げる。
とにかく、冒頭のシーンから、最後のシーンまでずっと、ずーっと、喉の奥が熱かった。私の知らないうちに、アニメーションってこんな域に達してるのかって、衝撃でした。
人類が関わっている全領域で、いま一番高水準なのって、アニメーションではとか思いました。とにかく、凄かった。