劇場公開日 2021年3月8日

「ウテナだった」シン・エヴァンゲリオン劇場版 水川さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ウテナだった

2021年3月24日
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鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

厨二病に陥り、エヴァの考察に振り回された時期もあるオタクですが、こういう結末を迎えてくれて本当に良かったという感想です。

安野モヨコさんもですが宮崎駿さんと幾原邦彦さん両名からの激励が庵野さんを導いたと強く感じました。
鬱になった庵野さんを「風立ちぬ」で救った宮崎駿さんの面影を農作業シーンで感じました
そしてうまくいえないんですがマリはモヨコさんという人が多いですが少女革命ウテナが1番好きな私としてはマリは完全にウテナでした。

シンエヴァを観ているのにウテナを観ている気分になり少し不思議でした。そして庵野監督はテレビ版のウテナを救ってくれた感じがしました。そこにオマージュを超えた感動があり、本当に自分でも不思議でした。

因みに幾原邦彦さんはカヲルのモデルといわれています。セーラームーンの監督で、エヴァに演劇の演出が多いのも幾原さんからの影響です。

もちろん他にも様々なオマージュシーンがあり、後半ちょっと笑っちゃうほどでしたが日本のアニメの歴史、総力戦という感じがしてカタルシスがありました。

とはいえ深く考えず演出と会話と戦闘シーンを見ているだけでも面白いのがエヴァ。
今回の、アニメとリアルの対比、オマージュと爽快感てんこ盛りの戦闘シーンは海外ウケもよさそうな気がします。
続き物ですがなにか海外で受賞しそうだなと思います。

とにかく、庵野監督卒業おめでとう、ウテナを連れて行ってくれてありがとう。
それが1番の感想です。

水