「女性達の描写がカッコよくて好きだ!」シン・エヴァンゲリオン劇場版 mochimugiさんの映画レビュー(感想・評価)
女性達の描写がカッコよくて好きだ!
高3の時に友人から借りて観たTV版エヴァ。
どハマりして、映画を観に行って、よく分からなくて離れて、今回ラストということで観に行った。
色々な人の感想を読んで、賛否両論あるというのはエヴァというのは「個人的な体験」なのだなと思った。
いつどんな精神状態の時にこの作品に出会ったか、また男性か女性かで感想が大きく違いそう。
私個人としては今年41歳になる独身女性。
まだまだ自分は未熟だなと思うことの多い人間。
それだからか、今回それぞれのキャラ達の成長と未来が見れてスッキリできたし勇気をもらえました。
あとは何より映画館でリアルタイムで観れて本当に良かった。
映像の進化がまずはとにかく凄いなと。今だから表現できたことが多いのだろうな。
映像は大大大満足!
日本のアニメは凄いなあ。
今回は廃墟シーンの美しさにとにかく感動。
ストーリーは、前作をサラッと観ていた程度だからか、よくわからないことも多かったけれど、それでも何をやろうとしているのか、何を伝えようとしているのかは理解出来るので、分からないながらも面白く思えた。
まあ、とにかくゲンドウとシンジが最後に分かり合えて良かった…。
そのラストしかあり得ないのだけども。
ゲンドウは元々弱い人だったのに初めて愛した唯一の人が死んでしまったことで、やっぱりだいぶ昔に壊れてしまっていたんだなと。
人間はそんなに強くないよね。
最後は少し戻れたようで良かった。
シンジという息子がいて良かったね。
地球を完全に壊さずに済んだ。
ミサトさんがカッコよかったな。
母親になると、あんなにも強くなるのかな。
この映画、女性達がカッコよくて好きだ。
それぞれの境遇で悩みながら、悲しみながら、或いは楽しみながら戦ってる姿がいい!
アスカとマリの戦闘シーンはホント最高。
委員長の今が一番若い、ってセリフはよくあるセリフだけど、やはり大好きな言葉。
この言葉しか歳とった自分を救わないから笑
これだから若い男は、も良かったな笑
庵野監督のモヨコさんへの愛をたくさん感じて、それもキュンとしたな。
ご都合主義という批判があるのもわかるけど、それでも沢山の愛の詰まった素晴らしい作品で、私は好きです。
映画館でもう一回観たいなあ。