「最終回!25年かけて完結させたエヴァンゲリオン」シン・エヴァンゲリオン劇場版 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
最終回!25年かけて完結させたエヴァンゲリオン
先ず25年という歳月をかけても、ちゃんと完結した事がスゴいと思います。「25年」って書くと数字でしかないけど、オギャアと生まれた赤ちゃんが立派な成人になる年月。単純に長いですよねぇ。
んで、公開初日の8日から7日間の累計で動員219万人だったらしいです。比較を上げると日本の都市で4番目に人口の多い名古屋市が約229万人です。もちろん一人で複数回観た人もいるでしょうし、そのまんまの数字じゃないにせよ、それだけ多くの人達が楽しみに待ってて映画館まで足を運んだって事ですよね。単純にスゴいですよねぇ。
という訳で「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」です。
冒頭のパリでの戦いにアツくなって。
第三村の生活のシーン(特にアヤナミ)にほっこりして。
ラストのバトルでドーン!っと攻めるアスカに「オオ!」っとなりながらも、やっぱりダメだったのに「またかぁ」っとガックリして。
ミサトさんの大人としての落とし前の付け方に心意気を感じて。
そして色んな酷い目に合いながらも最後には立派に成長したシンジ君に「良かったね」っと思いました。
最終的に物語の意味がわかったかどうかは甚だ怪しい所ですが(マイナス世界って結局何?っとか、シンジ君がエヴァンゲリオンがいない世界を作ったのはいいけど、それまでエヴァンゲリオンのいた世界の人達はどうなったの?っとか)、もうその辺りは考えるな、感じろの世界でしょう。多分頭の良い人がアレコレ考察してくれるはずです。何はともあれ全部のキャラクターの物語をきちんと完結させてあって良かったです。
人の優しさに気が付いて立ち直ったシンジ君は鬱病になって回復した監督自身の投影ですよね。本作は庵野監督が今までより色濃く投影されてたと思います。第三村の昭和の風景といい、最後に出身地である宇部新川駅を出す所といい、きっとそれが庵野監督の元風景であり、監督の郷愁の念を感じずにはいられません。これまでのエヴァンゲリオン、というより庵野監督の人生の総決算と言った感じでした。
色んな事がありながら、色んな事をを言われながらも作り上げたちゃんとした最終回。庵野秀明監督、そして(詳しくなくて申し訳ないですが)スタッフの方を含め、ずっと支えて応援して、何十時間も人生を費やしたファンの皆さんもお疲れ様でした‼️
これからは文字通り「エヴァンゲリオンのいない世界」。また次の面白い世界を探す旅の始まりですね✨
再鑑賞
2021/6/12
入場者特典にひかれて。前日譚コミックが入場者特典だったのですが、破とQとの間の物語というよりQの直前のお話だったのでちょっと思ってたのと違いました。
でも2回目の方が戦闘シーンとかの状況を良く理解できて面白かったかも?
bloodtrial さん、引き続きコメントありがとうございました。
いやいや、blood さんのレビューはメッチャスゴいと思いますよ。視点が面白く、良く考えてるもんだなぁっといつも感心してます✨
パンフレット購入されてたんですね。こちらは売り切れで公式サイトで注文したのでまだ読む事ができず・・・「一番人気はアスカ」??内容が気になります💦
お褒めのコメントありがとうございました!厳密には、アレ、考察じゃ無いですけどね。エヴァ歴が浅いので斜め下から攻めてみましたw
パンフは、5日目の夜に違う劇場でゲット出来ました。在庫があったのは地方だからでしょうねぇ。内容的には、やっぱり、地味に、「一番人気はアスカ」でしたw
Bloodtrialさん、コメントありがとうございます。
いやいや、blood さんのレビューの考察はメッチャ謎解きに挑んではりますよー‼️シンエヴァ本編にも負けないぐらい難しい話になっている感じもします。あそこまで考える事ができると、私より10倍は映画を楽しまれているのではないでしょうか?さすがです。
とりあえず映画観てわからなかった方はbloodtrialさんのレビューを読もう❗
もう、こんだけ「謎だらけ」のまま終わられたら、普通はシャカリキになって謎解きしたくなるんですけど。エヴァだけは「なんか知らんけど」で「分かった事にする」しかないんですよね。余りにも、分からなさ過ぎですw