「さよなら 全てのエヴァンゲリオン」シン・エヴァンゲリオン劇場版 akiさんの映画レビュー(感想・評価)
さよなら 全てのエヴァンゲリオン
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終劇までにこんなに時間を要するとは、10年程前初めて劇場版を観た時は思いもしませんでした。
丁寧に繊細に描かれた作品で、たくさんの思いがよぎり何度か涙が出ました。
印象に残ったのは数多くありますが、例を挙げるとすれば、ゲンドウとシンジの親子喧嘩も見られたし、ゲンドウがシンジを抱き締めた場面では涙がブワッと溢れました。
意外とあっさりとシンジがゲンドウを説得出来たのは、シンジが昔のように取り乱したりせず、大人になり、寄り添い歩み寄ったからゲンドウもすんなりと受け入れられたのだと思います。
そして、それほどゲンドウはユイを愛していたのだと思うと、胸が動かされました。
そして、シンジがエヴァや過去ではなく、エヴァがいなくても生きていける未来を選択したのがシンジ君大人になったね、と思う場面でした。今までのシンジならばきっとどちらも選択出来なかったのでは?と思うからです。
最初の方の展開の生き残りを集めた村の生活で、レイ(そっくりさん)が言葉と感情を覚え、その心でシンジの傷付き凍てついた心を溶かしていった。それから他の村人や馴染みのキャラとのふれあい。
こんなに穏やかな気持ちでエヴァを観られたのは初めてです。
まだたくさん話したいことがありますが、言葉足らずの私の表現力では言い表しきれないので、何度でも映画館へ足へ運びたくなる作品だったと伝えたいです。
前向きな終わりに胸がスッとしました。
さよなら 全てのエヴァンゲリオン。
そして、ありがとう。
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