「面白かった?絶賛ほどでは無いかもしれないけど満たされる!」シン・エヴァンゲリオン劇場版 panpan00さんの映画レビュー(感想・評価)
面白かった?絶賛ほどでは無いかもしれないけど満たされる!
長年待ってようやくの公開。4Dで鑑賞した。
戦闘シーンでは座席が激しく動くので、楽しい😊
本作はQの続きからだ。誰かの予想では、空白の14年間が描かれると聞いたけど、それは外れた。
Qの最後でカヲルが死んだ。シンジはショックで落ち込んでいる。落ち込み具合は半端ない笑。愚図そのものだ。
冒頭のシーンはYouTubeで公開されている通り、ミサト達ヴィレがフランスの浄化を行うところから始まる。この戦いでヴィレは物資を補給した。
シンジ、アスカ、レイは村で生活する。なんと人類は滅んでいなかったΣ(゚д゚;)
その村は1000人規模で、他にも村は沢山あるみたいだ。ミサト達のおかげで人間が住める環境が点々と残されているようだ。
村にはトウジと委員長がいて、二人の間には赤ちゃんがいる。そう言えばそんな関係性だったな。すっかり忘れてたからだからトウジが嫁をシンジに合わそうとしてる時には気付かなかった。
村でのシーンが暫く続く。建物はボロく日本家屋で障子や畳がある和式中心。レイは言葉や感情がわからないから、おやすみって何?とかおはようって何?って逐一聞く。委員長はおまじないって答える。
シンジは腐りまくってる。動こうともしない。唯一反応を見せるのがアスカのDSチョーカー。DSチョーカーを見ると嘔吐した。まぁ、至近距離で人(カヲル)が死ぬのを目撃すれば、こうなってしまいそうなのも分からなくもない。
シンジは食事を含めた全てを拒否していたが、結局泣きながらレイからの差し入れを食べた。きっと自暴自棄になったが空腹になったものの、そのまま飢えて死ぬことが出来ない自分に泣いたのかなぁと思った。
村にはケンスケがいて、シンジは彼の仕事を手伝う事にした。平和な日々が続く。
ある日レイは自身の体が持たないことを悟る。レイは定期的にメンテナンスしないと体を維持出来ないようだ。シンジの目前でレイは弾けてLCL溶液に還元した。
ミサト達ヴィレのヴンダーが村にやってくる。最後の戦いが近いことを示している。シンジはヴィレと共に戦うことを誓う。
碇司令と冬月は黒き月を南極に移動させた。NERV本体が空中に浮かんでて、黒き月を引っ張って持っていた笑。富士山を引きずってるように見えたんだけどどうだろう!
南極では4THインパクトに向けて準備中だ。
ヴンダー内でアスカはシンジになぜQの時にガラスを殴ったかを聞く(Qでシンジが目覚めた時にアスカがやって来て、シンジとの間にあるガラスを殴ったシーン)。
なぜ殴ったのか分からなかったんだけど、答えは、エヴァ破でエヴァ3号機に搭乗したアスカを、シンジが救おうとも殺そうとも出来ずに行動を放棄したことだった。どうしたら良いか?と人に頼るシンジの弱さが気に入らなかったのかな?
アスカとシンジは14年経って、お互いを想う感情は消えてしまった。元々人類補完計画後にシンジとアスカが残る話は本作では実現しないことになった。
南極にてヴィレは4thインパクトを阻止しようとするが冬月が乗る戦艦(ヴンダーみたいな)が現れてミサト達は戦うことになる。
何故かお互いの攻撃が的中してるのにも関わらず無事。多分ATフィールド的なものが本体を守ってるんでしょう笑
冬月との戦闘から今度はNERV本部のエヴァ13号機の起動停止のため、ヴンダーからアスカとマリの乗ったエヴァが投下される。NERV本部からアスカとマリに向かってエヴァもどきが大量に放たれる。これ、びっくりするくらい多量でNERV本部に格納できないだろ?って位の数だ。
最終的にアスカとマリは多量のエヴァもどきをまとめて倒してしまう。
本部に付くと起動中のエヴァ13号機のコア目掛けてアスカが停止装置?みたいなものを振り下ろすが、自身のエヴァ2号機のATフィールドで刺せない。
アスカは左目の眼帯を外すと左目から浄化装置?が出てきた。浄化装置ってアンチLシステムで合ってるのかな?
アスカの2号機は暴走した。が、これが碇司令の狙いだったようだ。前フリでマリが何かか狙いがあるような話をしてた。
13号機は2号機からコアを奪う(奪ったハズ)。多分13号機はダブルエントリーシステムで碇司令ともう1人必要だったんだろう。あと、アスカもレイと同じで作り物だったみたいだ。
13号機が稼働した。ここから裏宇宙への門(地獄の門って言ってたかな)が開く。本当の神に会いに行く。
NERV本部の上で、ミサト達は作戦を練る。シンジはエヴァに乗ると言う。ニアサードインパクトで家族を失ったと言う北上ミドリは銃を構えて反発した。だが発砲出来そうにない。その時鈴原サクラが発砲した。1発はシンジの足元に着弾したが、2発目はシンジに向かった。ミサトがシンジを庇い、ミサトが被弾した。
ここでミサトのサングラスが外れた。Qの時の冷酷さはなく、かつてのミサトの表情だった。ミサトは加持リョウジと結ばれ二人の間に子供がいた。加持リョウジは既に死んでいる。ミサトはニアサードインパクトでシンジに負担を抱えさせたことに後悔しているようで、それで冷たく接していたようだ。
シンジが裏宇宙に向かう前、マリは冬月と会話した。冬月はLCL溶液に還元した。
シンジはエヴァに搭乗して裏宇宙に向かう。エヴァには長髪のレイがいた。破で救ったレイだ。アスカが成長が止まったが髪が伸びる、の話の通り、レイの髪も伸びていた。
裏宇宙に行き、シンジと碇司令は戦う。エヴァ初号機と13号機の戦いはあちこちと色んな場所で戦う。それこそ学校の教室とか。
戦うことでは解決しない。碇司令とシンジは戦闘をやめ会話することになる。
碇司令の話だと、使徒に滅ぼされるか、1つになるかの2択しかなく後者を選んだ。
碇司令はガリ勉タイプで、周りの人と関わることを拒絶するような子供だった。孤独に生きてきた中でユイに救われた。そんなユイを失った事の深い悲しみから、ユイと再会することを願っている。
そんな話を電車内でする。多分終着点までは一本道だから電車なのかな。碇司令は途中下車しシンジが残る。
シンジの初号機の中にユイが現れる。かつて碇司令がサルベージしようとして上手くいかなかったのは、ユイがこの日のために初号機に残ったと推察。
時系列はもはやもう分からないが、ユイは碇司令を後ろから抱くようにして胸に槍を刺した。槍は全てのエヴァンゲリオンを貫いた。これで終わりってことだろう。
そう言えば地獄の門から黒リリスが白リリスになって出てくる笑。頭だけ。そして首なしの体だけも現れて4thインパクトが起きる。
セカンドインパクトで海を浄化し、サードインパクトで陸を浄化したので4THインパクトで魂を浄化するわけだ。
で、ミサトはヴンダーに残る。仲間たちには帰還カプセルに乗せて退避させた。その前にヴンダーに脊髄があってそれから槍を作れとリツコに指示してたけど、それは完成した。(*゚0゚*)スッゴッイ!
ヴンダーはリリスに突入する。リリスの手が侵入を防ぐが、ヴンダーが槍になって貫通しレイの姿をしたリリスの左目に突き刺さる。ヴンダーは大破しミサトは命を落とす。
ヴンダーから作られた槍がシンジの手に届く。書きながら気づいたけど、三本目の槍ということは、3つ目の選択肢って事なのかな。
つまり、使徒に滅ぼされる、一つになる、の二択と言っていた碇司令の話に、新たな選択肢が加わった。
新たな選択肢が今まで通りの世界。シンジは一つになることを希望しなかったので、バラバラになる。インフィニティ達は人間の姿に戻っていく。
シンジは大人になっていた。電車のホームに座っているとマリが現れた。