「TV放送時からのファンが羨ましい」シン・エヴァンゲリオン劇場版 かぷちさんの映画レビュー(感想・評価)
TV放送時からのファンが羨ましい
TV放映をリアルタイム視聴できなかったのが悔やまれる…
ヤマト、ガンダムと、アニメ革命の渦中で思春期を過ごした私だが、訳あって一時期アニメから離れ、この第三次アニメ革命を体感できなかった。
したがって社会現象となってからエヴァンゲリオンを知ることになる。
最初期からのファンにしか分からない(敵わない?)想いがあるのだろうと、少々歯痒さを感じながら、この稀有な傑作アニメを観賞してきた。
そして、この最後のエヴァンゲリオン。
果たして私の心はどのように感じるのだろうか?と、少々不安も感じながら初日の劇場へ足を運んだ。
結果…
ああ、私も碇シンジだったのだなと、嬉しく思えるような映画だった。
そこまで落ち込まなくても?そんなに嫌がらなくても?と、もどかしい思いで見てきたシンジ君だったが「ああ、私もそうだった。私も情け無いくらい落ち込んだり、悔しかったりしたよな。それでも立ち上がって、ここまで来たよな」と思い出させてくれる映画だった。
このご時世で、劇場では要マスク着用だったが、紙のマスクだったら使い物にならなくなっていただろう。
それくらい泣いたのは、まあ、歳のせいでもあるな。
あらためて、TV放送時からのファンが羨ましい。
そうそう、坂本真綾さんの演技が素晴らしいと思う。
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