劇場公開日 2021年3月8日

「よくやり遂げた、庵野監督。お疲れさまでした。 これから見る人へのアドバイスもあるよ!」シン・エヴァンゲリオン劇場版 a7aさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0よくやり遂げた、庵野監督。お疲れさまでした。 これから見る人へのアドバイスもあるよ!

2021年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

まず最初にこれから見る人(主にエヴァ初見)へのアドバイス。
エヴァの最新作?途中から見て面白い?って思ってる人は見るのはやめたほうが良いでしょう。
そのような人は新劇の「序」から見て、ナニコレ面白い!続きが気になる!って人だけ「破」「Q」を見ましょう。
戸惑いながらも「Q」まで見れた人は、「シン」を見ても楽しめます!

●では、私の評価。
「新劇」の終わらせ方としては大満足でした。 エヴァファンなんで評価は星5でしょ。
しかし「シン」の映画単体としてはエンタメとして正直厳しい。続き物だからね。わけわからん世界は健在。

野球で例えるなら、今までの評価がひっくり返るような「一発逆転の大ホームラン」ではなかったが、
「スクイズで逆転サヨナラ勝ち」みたいな感じです。渋いですが勝ってます。(肯定の評価が優った)そんな感じ。

作品としては、極上A5肉のステーキに「納豆ペーストといちごジャムのソース」がかかってる感じ。
しかし、わけわからん世界=「納豆といちごジャムのソース」が平気で食べられる人いれば、むしろそれが好きな人もいるかもしれない。
私はちょっと苦手だが、まぁ食べられんこともない。そんな感じ。

●リアルタイムのTV放映1995年から見てきた古参ファンとしての感想。
TVシリーズはA5肉をずーっと食べ続けられた。最後胸焼けして、幸福から一転して胃もたれ腹痛に悩まされることとなる。
旧劇では、なにやら新しいソースが追加されたが、胃もたれは解消されることがなかった。

新劇がはじまり最初からわけわからん「納豆ペーストといちごジャムのソース」がかかってた。が、肉は流石のA5肉。極上。ソースの味には我慢しつつ、A5肉が食える喜びも味わった。
んで、25年四半世紀経って、胃もたれも何もかも忘れて、「納豆ペーストといちごジャムのソース」もありかな?と思ったところで食事は終了。
ごちそうさまでした。

なんかわけわからんこと書いてるのは自分になってしまったが、今の気持ちをネタバレなしで例えるとこんなところかと。どのくらいの人に共感してもらえるかは疑問だけど(笑)

庵野監督の何を知っているわけでもないが、やっぱ庵野監督のアニメーターとしての才能はTV版に有ると思う。だから大ヒットしたし社会現象にまでなった。多くの人を虜にした。

広げた風呂敷をたためなくなってたけど、やっぱりTV版のテンションは凄かった。
これからはエヴァの呪縛から解き放たれて、新しいシリーズ、アニメーターとしての庵野監督の才能を見たい。というか見れるチャンスができて嬉しい!

やっぱね、戦闘シーンのあれこれはズバ抜けて、文句なしに、楽しい!面白い!凄すぎる!!!!
これができるのは庵野監督だけだもんな。

最後に有言実行、終わらせてくれてよかった。ありがとう。
広げた風呂敷の畳み方、難しかった。次はストッパーになる「誰か」を横に置いてたのむぜ!

とりあえずシンウルトラマン、楽しみです。

a7a