「ごめんなさい。」シン・エヴァンゲリオン劇場版 Yushiさんの映画レビュー(感想・評価)
ごめんなさい。
すみません、最初に断っておきますが、僕は最後まで観ていません。観ることができませんでした。
僕はエヴァとは1年程度の付き合いですが、アニメも映画も漫画も全部観ました。シンエヴァも楽しみでした。
僕はエヴァの表面的な部分しか見れていなかったのかもしれません。今回初めてその中身、庵野監督の中身が見えた瞬間、トイレへと駆け込んでいました。トイレの個室の中で、残り50分あると分かったとき、家に帰ることにしました。
これは映画的な分析をしたうえでの評価ではないので、評価が荒れることを防ぐためにこのレビューでは⭐︎3.5をつけさせて頂きましたが、もう一度観たいかというと、しばらくエヴァのことは忘れてゆっくりと休みたいです。
画面に釘付けになっている人たちに畏怖の念を感じながらスクリーンを抜け出したあと、口を手で押さえながらトイレへと向かっている女子高生が目に入り少し安心しました。
普段僕と同じような映画を観ている方には、残念ながらおすすめはできません。それでもどうしても観たいと思っている方は、エチケット袋を持参することを強く勧めます。
3/14 追記
ようやく体調が落ち着いてきました。
僕はなぜ今まであれほどエヴァにハマっていたのかというと、「子供」と「大人」の間で揺れ動く思春期の少年少女たち、特にシンジくんにひどく自分が入り込んでしまっていたからだと思うのです。
僕はこの春一人暮らしを始めて、色々一人でやっていくうえで、おそらく「大人」になった、なってしまった、もしくは「大人」になろうとしているのだと、自己を客観視してそう感じています。なので、いつまでもウジウジしているシンジくん、さらにはシンジくんのお父さん(=庵野秀明監督?)を観て、多分ムカついていたのだと、それで気持ち悪くなってしまったのだと、今振り返ればそう思います。
なので、今「大人」になろうとしている僕は、エヴァを観ることはできないです。あと5年後くらいに、またお目にかかりたいと思っています。
変なレビューで大変失礼致しました。みなさんはぜひ最後のエヴァを楽しんでいてください。
自分も小学生の時に旧劇場版で庵野さんの内面に触れて気持ち悪くなったなぁ。大人になってシンを観ると、ああまだやってんの、って感覚になったけども。
たくさん映画を観ていると、体調悪くなるくらい嫌な(衝撃的な?)作品に出会うこともあるだよ。忘れちまいましょう。貴方には他の美しい映画が待っているはずだ!がんばれ若造!