「レビューというよりも感想文、ネタバレ注意」シン・エヴァンゲリオン劇場版 唐揚げ君ブルーハワイさんの映画レビュー(感想・評価)
レビューというよりも感想文、ネタバレ注意
見る前は覚悟していました
おそらく精神をどん底に落とされると
しかしそれはそうでもなかったです
それよりも、視聴直後はエヴァの世界に自分だけ取り残されてしまったという感覚の方が強かったです
シンジ君は現実を受け入れ覚悟を決めて戦いに赴きます
しかし初号機で圧倒的な力を見せるでもなく(シンクロ率は高いけど)むしろ精神的に大人になってゲンドウ、カヲル君、アスカ、レイの絡みきったカルマをほどいてあげる、という形の決着でした
実際素晴らしいことですし、理想の展開でもあります
ですが、どこかでシンジ君には成長してほしくなかった、或いは世界に絶望していて欲しかったという身勝手なエゴがあります
私は社会では発散させることのできないマイナスなエネルギーそして怠惰を、エヴァという世界で濁していました
アニメ、物語に対しての間違った活用の仕方だとは重々承知していたのですが
それがシンジ君は前に進むことができた
さらにレイ、アスカ、カヲル君とは非常に良い形で決別することができた、すなわちエヴァの呪縛から自身も周りも解き放つことができたわけです
形は違えど昔のシンジ君の様に、自分は取り残されてしまったと感じ寂しくなりました
ある意味一番エヴァ、そして庵野監督に叩きつけられたと言えると思います
しかしこれは私にとっても進歩です
シンエヴァンゲリオンにおけるシンジ君の成長を鏡に
自分の気持ちと折り合いをつけられる様になっていきたいと思います
今まではエヴァをぬるま湯としても活用してきた私ですが
それらの業が僅ながら私の中でも浄化できたように感じます
レビューというよりも感想文になってしまいましたが、私の拙い文章力ではこれをレビューにすることができませんでした
自分の中の心を理解するためにこのサイトを利用させてもらっただけかもしれません
しかしシンエヴァンゲリオン非常に面白い!
これは声を大にして伝えたいです!