「エヴァ強制卒業」シン・エヴァンゲリオン劇場版 えのさんの映画レビュー(感想・評価)
エヴァ強制卒業
「庵野監督のためのエヴァ卒業お祭り作品」
こんな印象
それ以上でもそれ以外でもないと感じました。
息の長いコンテンツの最後の作品なので、もはや良い悪いで評価しきれない、、、
があえて書きます。
序盤〜中盤のストーリーは割と丁寧に作られている印象でかなり面白いと思って観ていました。
多分庵野監督のメンタルがかなり丸くなったんだろうなと好意的に感じていました。
問題は中盤〜終盤にかけて、、、
庵野監督のエヴァをさっさと卒業したいと言う意思表示があからさまに出てくる。
特にCGなんて意図的に旧劇場版の頃のレベルで作ってると思うのだが、それが何と言うか、、、ファンに対してかな?「20余年も同じ作品にしがみついてんじゃねーよ」感がハンパなく出ている、、、なと。
あとは某スタジオと某スタジオのワンパターンな演出をみて仲間内で最後のお祭りをしているだけな感覚にも囚われた。
※エンドロールで確信に変わった。
そして耳元でエヴァ卒業エヴァ卒業エヴァ卒業と連呼される様な、かなりくどい演出に少々げんなりしました。
いや、わざとそう仕向けてるのはわかるけどね、、、
とにかく中盤までは良、終盤は庵野さんのエヴァ卒業に強制参加させられたみたいだったと言うのが率直な意見です。
もう少し尺を絞って終盤を観客のために作ってればな、、、
でもそれも庵野監督の狙いなんだろうな、、、うーん
本当に評価し難い作品でした(^◇^;)
私も同じような感想でした。
思ってた事を代弁して下さっているのでコメントさせていただきます。
ほんと卒業式でしたね。
勿論面白かったのですが、同時に少しあくびも出てしまいました。
内容的には大体想像の範囲内。
映像は綺麗でしたが、新しい映像表現はあったのかなぁ‥
勿論、自分も歳をとり感性が鈍くなっているのは重々承知ですが、
95年の夕方、テレビでこのエヴァンゲリオンを観てた時の
ホントに心臓がドキドキする感じ‥
「俺は今とんでもないものを見ているんじゃないのだろうか?」
(そしてそれは事実でした)
今回の映画には、終わったという安堵感はあれど、歴史を観てる高揚感は
ありませんでした。
95年に14歳だったチルドレン達も、今や40近いおじさんおばさん。
下手すれば14歳の子供がいてもおかしくありません。
この時間の長さを考えれば、エヴァという物語もいい加減終わっても
いいかもしれませんね。
私も⭐️3点です。