劇場公開日 2013年12月20日

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「物足りない」ウォーキング with ダイナソー マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5物足りない

2013年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

化石の標本を見ても未だにこんな生物が地球に存在していたことが信じられない恐竜たち。誰も見たことがなく、しかも忽然と姿を消してしまったところに、想像を掻き立てられる魅力がある。
そんな骨格した見たことがない恐竜に肉がつき肌がつき、表情をもって大地を闊歩する姿を見せてくれるのが映画だ。
恐竜映画といえば「ジュラシック・パーク」だが、かれらが実際に生存していた7000万年前を学術的裏付けに沿って描いた作品はこれが初めてだと思う。
小さな恐竜が逞しく成長していく物語になっていて、主人公?はパキリノサウルス(厚い鼻のトカゲ)という草食種。同じ周飾頭類ならトリケラトプスの方がメジャーで人気もあるが、「ジュラシック・パーク」で取り上げていない種を動かして見せたところに、スタッフらの意地を感じる。悪役も同年代を生きた超人気のティラノサウルスではなくゴルゴサウルス(獰猛なトカゲ)だ。

ただ、一般的に知られていないようなトリビア的な情報が殆ど無く、ただ動いている恐竜を観ているだけで少し飽きてくる。
また、吹き替えの声があまりにも子供を対象にした演出で、少々うるさいうえに鼻につく。
ディズニーランドで長めのアトラクションを楽しんだと思えばいいのだが・・・。
これが今年最後を締めくくる映画になったと思うと少し物足りない。

マスター@だんだん