「劣化した人気シリーズ」ダイ・ハード ラスト・デイ arakazuさんの映画レビュー(感想・評価)
劣化した人気シリーズ
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腐っても『ダイ・ハード』、人気シリーズである。
前作に比べると若干製作費は減ってはいるものの、それなりの製作費もかけている。
なのに、人気シリーズならではのゴージャス感、ワクワク感がない。
今作の舞台はロシア。
目先の新しさを求めたのだろうが、これが活かされているとは思えない。
こう言っては申し訳ないが、キャストが弱い。華がない。
ジョン・マクレーンは別にして、今作のキャスティングのキモはジョンの息子ジャックだが、大抜擢のジェイ・コートニーには荷が重かったか。
悪役のセバスチャン・コッホにももっとアクの強さが必要だった。
このシリーズ(特に一作目)の魅力は、オリジナリティ溢れるアクションシーンにあったと思うのだが、今作のアクションはただただ派手に撃ちまくって、派手に爆破すればいいというもので、何の工夫もオリジナリティもない。
すでに、次回作の製作が決定しているが、せめて人気シリーズの名をけがさないものにしてほしいと切に願うのみである。
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