「これじゃない!」ダイ・ハード ラスト・デイ よしさんの映画レビュー(感想・評価)
これじゃない!
囚われた息子を救うためにロシアに向かったジョン・マクレーンの活躍を描く物語。
大人気シリーズ「ダイ・ハード」のラストを飾る物語。
流石にお金がかけていますね。カーチェイスにビル爆破、武装ヘリとの激闘・・・大迫力です。
アクション映画としては、とても良く出来ていると思います。
ただ、「ダイ・ハード」シリーズとしてはどうなのでしょうか?
このシリーズは一貫としたコンセプトがあったと思います。
凄腕だけど一介の刑事。そんな彼が大規模テロに巻き込まれて、愚痴を言いながらも一人で奮闘する。市民や家族を守るため、等身大より少し凄い刑事が、ボロボロになりながら闘う・・・それが面白さだったのだと思います。
でも、この作品では違います。家族を守るため・・・とは言え、ロシアに自ら赴き自らトラブルに巻き込まれにいきます。
そして、息子とバディアクション。
劇中では、関係ないロシア市民を巻き込みながらアクションが繰り広げられていて、不愉快にすら思えてきます。ジョンに車を奪われたロシア市民は、何の落ち度があって殴り倒されたのでしょうか?
別作品ならそれ程感じなかったかもしれませんが、「ダイ・ハード」シリーズとして見た場合、『これじゃない』感が大きく、低い評価を付けざるを得ませんでした。
私的評価は、やや厳しめです。
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