「ボヤキ復活!最強マクレーン一家!」ダイ・ハード ラスト・デイ ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
ボヤキ復活!最強マクレーン一家!
来ちゃいましたねー5まで。とうとう。シリーズ25周年ですかぁ。四半世紀ですよ。
いやね、うん。4の時ってこう、なんか「遂にやってくれる!」てだけでお祭りみたいなトコあったじゃないですか。3が95年の作品でおよそ12年の時を経ての続編だった訳でしょ。
もうそれだけで感無量つーか。ストーリーに対してあんま欲かいても仕方ないみたいな。寧ろつまんなくてもいいんじゃね?いや、つまらない訳なくね?みたいな。不安と期待ない交ぜの感じつーか。
ブルース・ウィリスがジョン・マクレーンとして再びダイ・ハードに戻ってきてくれた!みたいな感慨深さだけで満足出来たつーか。
だからこそ心から「おかえり!マクレーン!」て気持ちになれたし。
いや、で実際も4楽しめたんですけどね。
ただね、4て、これダイ・ハード的な作品としては、「俺、楽しめたか?」みたいな不満があった訳ですよ。あったんですよ、自分は。
ただの最強のおっさんになっちゃったじゃん!というね。これマクレーンじゃなくてもいいよね?ていう。殆んどボヤかないし。
ボヤキが聞きたいじゃないですか!もっと。
敵の攻撃に右往左往して欲しいじゃないですか!もっと。
土壇場での機転に知恵を絞って欲しいじゃないですか!もっと。
そこがファンとしてはとても切ない気持ちにさせてくれた訳ですよ、4は。
で、5です。ラスト・デイ。
これはイイじゃないですか!めっちゃイイですよ!
ボヤキまくってるじゃないですか!
敵に攻撃される以前に勝手に首突っ込んで騒ぎ拡大させてるじゃないですか!
土壇場の機転も何もなくノープラン過ぎてそこがまた素敵じゃないですか!
そして!そして!シリーズ初絡みの息子が既にハゲ掛かってるじゃないですか!
これイイですよ!無茶苦茶加減!ストレートな直球アクション!
4でマクレーン無敵にしちゃったから5で開き直って派手にやらかすぜ!的なノリ!俺この開き直り好きですわ。評価できる!
これは満足!
6も製作決定したらしいので!是非!息子との共闘を再び望みます!
待ってた甲斐あった!
イピカイエ!マザファカ!