劇場公開日 2013年2月14日

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「2013年最初の爽快感!」ダイ・ハード ラスト・デイ おがさん.さんの映画レビュー(感想・評価)

4.02013年最初の爽快感!

2013年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

今度もマクレーンは最強。車ごと引っくり返ったり、高いところから落ちても、だいたい平気。むしろ息子の方がへたってるくらい。舞台がアメリカからロシアになっても、やる事は一緒、悪党を皆殺しにする事。娘に空港で見送られる時に、無茶しないでって言われも、ロシアについて早々、車を奪いカーチェイス。そのあとはもう説明不要、ただただ銃をぶっ放す、それがジョン・マクレーン。
せっかく息子が出て来たんだから、若い息子と対比させて、「歳だな」って思えるようなシーンが出て来ても面白かったかもしれない、しかしそこはダイ・ハード、テンションは一昨目と変わりない。
ただ、前作と今作、どうも敵のインパクトが弱い、特にリーダー格。三作目までは、9.11より前に作られたせいか、プロットが単純なためキャラが立ち易かった。ビルを占拠したテロリスト、政治犯の国外逃亡を企てるテロリスト、金塊を奪おうとNYを人質にするテロリスト、いづれもテロを遂行しようとするとマクレーンに邪魔される、前作も構図は一緒だが、ITを駆使して国家転覆を企てるテロリストに立ち向かうため、様々な協力者が出て来てしまって、事件に巻き込まれ一人右往左往するマクレーンがやっとこさ事件を解決する醍醐味が薄らいでた。じゃあ今作はどうかと言われれば、マクレーンの目的が国を危機に陥れようとする悪との対決ではないので、マクレーンの"やれやれ感"は出ていない。
この二作で娘と息子が出てきた、そろそろ次作ではコニーを登場させるしかないだろう、いやむしろそろそろ出してくれ。
いずれにせよ、頭を使わず済む作品は最近少ない、スカっとしたい人には是非とも観ていただきたい、そして是非親子でも。人がいっぱい死ぬアメリカ製ご都合主義映画が嫌いでない人は、劇場へ足を運んでも損はしないと思います、そして上映時間も1時間40分と非常に腰に優しい作りなので、腰の悪い方にも映画館で楽しんでもらえると思います。

おがさん.