劇場公開日 2013年2月14日

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「アクションは凄いけど、ボヤきが足りないよぅ〜 邦題がしっくりこないよぅ〜」ダイ・ハード ラスト・デイ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5アクションは凄いけど、ボヤきが足りないよぅ〜 邦題がしっくりこないよぅ〜

2013年2月17日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

ブルース・ウィリスの代名詞的作品、第5弾。
今年は1作目が公開されて25年。長きに渡って続く、文字通りの人気シリーズだ。

シュワちゃんやスタローンと違って、ブルースのアクションは人間味たっぷり。ボロボロになりながら血だらけになりながら戦う。
その姿が、マクレーンにピタッとハマった。
身にふふりかかる厄介事を嘆きながら奮闘するマクレーンは、どのアクション映画の主人公と違った。

マクレーン、ロシアへ行く。
シリーズ初の海外が舞台。
海外に行っても運の悪さは変わらず。
息子共々、厄介な大事件に巻き込まれる。

マクレーンの息子、ジャックが登場。
腕っぷしの強さ、負けん気、タフさ、運の悪さも父親譲り。
(ジャックの吹替をブルースの吹替で有名な故・野沢那智氏の息子・野沢聡が担当。感慨深い…)
「4」は娘、「5」は息子、「6」が作られたらいよいよ孫かな…?(笑)

アクション映画よ、これが本当のアクション映画だ!…と言うくらいの怒涛のアクションの連続。
「4」がシリーズ最大のアクションと思ったら、負けず劣らず。
超絶、常識外れながら、最高のカタルシス。

でも見てて思ったのは、「ダイ・ハード」らしさって何だろう?
それはやはり、先にも述べたが、ボヤきながら奮闘するマクレーンの姿。
ところがシリーズを重ねる内、アクションは激しくなる一方、反比例するようにボヤきが少なくなってきた気がする。
本作でも、ボヤきと言うよりギャグかジョーク。
これじゃあただのブルース・ウィリスの超人アクション映画。
「2」で爆発する旅客機から座席ごと放り出され、「クソッタレ〜ッ!!」と絶叫するぐらいのボヤき節が欲しかった。もはやボヤきではないが…。

物語はチェルノブイリが絡み、陰謀企む親子と正義感の熱い親子の戦い。
肝心の父子ドラマは型通り、展開も荒々しいが、それでも興奮し楽しんでしまう。
アクション映画の醍醐味がたっぷり。
無駄に上映時間が長い映画が氾濫する昨今、100分弱の尺は貴重。
スカッと楽しめる、ザッツ・エンターテイメント!

一つ、疑問に思うのが…
本作の原題は「A GOOD DAY TO DIE HARD」。
インディアンの言葉、“死ぬにはいい日だ”をもじったもの。
なのに、何故に邦題は“ラスト・デイ”??
これならまだ、「ダイ・ハード グッド・デイ」の方がマクレーン

近大