「1〜4の要素が詰まった、迫力の5作目!!」ダイ・ハード ラスト・デイ Takapyさんの映画レビュー(感想・評価)
1〜4の要素が詰まった、迫力の5作目!!
ついに解禁の5作目。
観てきました!!
個人的に『4』がビミョーだったので、不安でした。
マクレーンといえば、テロに巻き込まれ、しょうがなく…というのがパターンでした。
が、
なんだか、いつのまにか、アメリカの為に闘っているアメリカンヒーローみたいになってきてしまって。。。
『24』のジャック・バウアーみたいなね。
ほんと『4』は、話がデカすぎましたし、単なるアクション映画でした。
お馴染みになっている原題、
今回は、インディアンの言葉
『It's a good day to die(死ぬにはいい日だ)』をモジっています。
何故、日本版タイトルが
『ダイハード/ラストデイ』なのか…よくわかりません。
6作目には続かないとでも思ったのか…。
もし、6作目ができたとき、なんていうタイトルをつけるんだろう…。
もうちょっと、考えてつけろよ!!
今回、シリーズ初監督を務めたのは、『エネミーライン』のジョン・ムーア監督。
印象的なスローモーションと、スピーディーなアクション、スタイリッシュなカメラワークが特徴の超デジタルな監督であります。
もともと好きな監督なので、どんな風に撮るのか、わくわくでしたが…
面白い!!
最初の暗転からの銃声…緊迫感のある音楽…緊張感が高まります!!
まずは、迫力抜群のカーチェイス!!
BMWから、もう、そりゃ、もう、とにかく壊しすぎ。
(1台ほしぃ…)
素晴らしいのが、カメラワークとアングル!!
POV(主観)と手持ちを多用し、まるで自分が事故ってんのかと思うぐらいの迫力!!
ドキュメンタリー出身の監督らしい演出だね。
CMでも、おなじみの
『ジャック!!』
『ダッド?』
には、笑えました(笑)
もう、すでに、
TEAMブルース組の一員、コール・ハウザ-は、いつ出てくるのかと思いきや…
エッ?!
カメオ出演並の速さで死ぬし…
ラストでは、お約束の裏切りが発覚し、
ここがジョン・ムーア監督の見せ場だぜ!!
といわんばかりの爆発とスローモーション!!
ステキです!!
確かに、1や3と比べると、ストーリー的には、かなり落ちましたね。
悪役も、アラン・リックマンやジェレミ-・アイアンズと比べてしまうと、4作目以降は、かなり薄っぺらい。
マクティアナン監督のカメラワークとハーリン監督の派手なアクション、ワイズマン監督のスタイリッシュさを、すべてブチこんだ感じは、確かにありました。
ただ、マクティアナン監督の人間描写やアクションとアクションをつなげる巧みな"空気感"
は、やはり欠けていた。
そこが物足りなく、そこがなければ、やはり、どんなにアクションを派手にしても…
『ダイハード』ではないように思う。
ラストで、マイケル・カーメンのオリジナルテーマが流れたのは、よかったね!!
あと、ちょっと、3人が揃ったラストに、泣いちゃいました。。。
(俺しか泣いてなかったけど…)
次は、果たしてあるのかな…!?