「ダイ・ハードなシニアとジュニアの物語」ダイ・ハード ラスト・デイ たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)
ダイ・ハードなシニアとジュニアの物語
映画「ダイ・ハード」シリーズ第5作にして最終作。
長年にわたり、「ダイ・ハードなジョン・マクレーン刑事」を演じて、先日 引退したブルース・ウィリスに拍手を送りたい。
ただ、この最終作、確かにアクション・シーンはド派手でワクワク感あるが、物語がアッサリし過ぎで、物足りない感があったのは惜しい。
ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)の息子ジャックが「ロシアで逮捕された」とのことでロシアへ行くジョン。
彼が乗る飛行機はアエロフロート。(自分も学生時代の卒業旅行でヨーロッパ行った時、費用を抑えるために乗ったことがあるロシア(当時ソ連)の飛行機だが、実際に乗ったのはかなり小さめで延々とソ連を空中から見下ろしながら乗った。)
ジョン・マクレーンがロシアに到着すると息子ジャックは裁判所に入るところ。裁判にはコマロフという政治犯もいたが、裁判所付近での爆破からジャックと政治犯の逃走劇……となるところへ親父ジョンが現れる。
そして、高速道路での(車を何台壊したか分からない)追走劇・閉鎖ホテルでの銃撃戦などのアクション・シーンとなる。そこで、ジョン・マクレーンが「ロシアでも、これか…」には笑える。
そして、舞台をチェルノブイリに移して、アクションが続く娯楽作となっていく。
政治犯コマロフの持っているというファイルは、ロシア権力者チャガーソンという男には致命的らしい…ということだが、これが命を狙い合うほど致命的なのかが良く分からない(^^;
本作では、ダイ・ハードなシニアとジュニアの物語であり、チョコチョコと(前作に続いて)娘ルーシー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)も登場。
それなりに楽しめる娯楽作ではあった。