踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望のレビュー・感想・評価
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強引な設定に?
毎回ありえなさそうなストーリーなのはいいのだけど(映画だし)、話の展開が今回首をかしげたくなるシーンがいくつかあった。
青島の辞職勧告。本庁の命令で被疑者を捕まえただけで、強引な取り調べとなすりつけるにしても、所轄は周知の事実なのに強引に青島を、しかも何もしていない室井にも辞職を押し付けていきなり捜査本部長にさせる(最後の花道か)のにはあまりに強引。直前のTV特番でもワン刑事を最後不問いでうやむやにさせたのがあったので、なんか嫌な予感はしたのだが、やはり強引なもっていきかたでした。
また、すみれが倉庫に深夜バスで突撃、むちゃくちゃもいいところ。倉庫の中の青島たちの位置や状況もわかるとは思えないのに、しかもすみれは大型免許あるの?とツッコミたくなった。
結局すみれは最後退職しないで残ったのかが描かれてなければ、青島との恋愛?の決着もなし。そしてこのシリーズ最後だと思わせるようなこともなく映画は終了。なんか消化不良。
このシリーズテレビの特番や映画も全部見たけど、話の強引さと消化不良がこれだけ残るのは残念。「雑」なストーリーですね。
最後のケジメ。
どんな会社にも、組織にも、しがらみはあるだろう。ホンネとタテマエがあるのだろう。人が集まってできている以上はルールがある。決まり事がある。
時にそれが足かせになる。あと一歩のところで。もうちょっとのところで。もう少しだけ手を伸ばせば、という時に限って、組織の理屈や規則が割ってはいる。それはいつだって冷徹で、無慈悲で、動かざる事山の如しで、どうしようもない。
それはいまも、この日本中のいたるところで起きていること。
だから社会に出れば、誰しも身に覚えはあるだろう。頭でわかってはいても、膝を折ってなお割り切れない苦しさを。
国家を運営するお役所の世界では特にそうだ。法を執行する機関であれば、なおさらのことだ。そしてそれはいつも「踊る」シリーズの中心に静かに在り続けた。
例えば、劇場版の第1作を思い出してほしい。青島刑事が瀕死の重傷を負っていたあの時、幹部クラスの官僚たちは解放感いっぱいで会議室を後にする所だった。あのカットは人の不在の空間を映しているのと同時に、抗えない無慈悲そのものが画面いっぱいを覆った、象徴的な瞬間だった。
第2作めでは、「事件は会議室で起きているの」というひとことで、露骨に擬人化した。
「あの日見た夢の続きを今も憶えているから」、青島刑事も室井さんも、そういった「組織の宿命」と戦い続け、幾度も苦渋をなめながらも、「あてもなく過ごす日々を どうにかこうにか切り抜け」てきた。事件を解決することはできても、彼らが相手にしてきた「ホンボシ」との決着はいつもおあずけで、だから青島刑事はこう言い続けてきた。
「室井さんはもっと偉くなって下さいよ。現場の俺たちが、正しいことができるように」
そんなふたりが対峙してきた、巨大で理不尽な「警察機構のしくみ」との、最後のケジメを、創り手は物語の中心に据えた。それは正面きっての最終決戦。
だから物語を通して生起する事件は表層に過ぎない。映画の表面を覆うテクスチャに過ぎない。決戦は「会議室と現場のはざま」で起きており、そのゆくえは事件を「どう解決するのか」にかかっている。
その戦いが始まるとき、青島刑事も室井さんも、一気に窮地へ突き落とされる。青島刑事は辞職勧告のうえで警察手帳を没収され、捜査権を剥奪される。室井さんは一連の警察官の不祥事の責任を取る役割を強要され、湾岸署へ派遣される。全てを闇に葬るため、そのいけにえとして捧げられるために。
その時、青島刑事は、室井さんは、何を思い、何を信じるのか。ふたりの理想はどこへ向かうのか。
サブタイトルでもある「新たなる希望」がスクリーンに出現する瞬間、踊る大捜査線は15年の歴史に潔く幕を下ろす。わかる人なら、そこで思わず涙するはずだ。そのカットで物語ははっきりと終わるのだから。あなたがもし、シリーズを追いかけ続けてきたファンだったなら、ぜひその目撃者になってもらいたいと思う。
結末を、湾岸署の皆とわかちあうために。
大満足です
最初から最後まで、踊る、踊る、踊る色、一色といった感じで、満足しました。
久々に、映画を観終わって、暫く興奮冷めやらぬ、といった感じ。
いい余韻の残る映画に出会わせていただきました。
ありがとうございます。
FINAL?
良くも悪くも「踊る」でした。
FINALを感じるのはオープニングとエンディングの映像だけでストーリーは「新たなる希望」ってサブタイトル通りの締めで、まだまだ続けちゃってもイイじゃんって思わせますね。
テンポのいい話しの流れに映像の隅々までサイドストーリーを散りばめて楽しませてくれます。
作品的には4作品中トップになると思うんだけど、犯人逮捕は今回が一番興醒めしちゃったf^_^;
中の様子を赤外線か何かで確認して突入した位の位置にタイミング…このシーンだけ何だかなぁ…
正直毎回犯人逮捕のシーンはまとまり無く感じてたんですけど、今回が一番(-"-;)←こんな顔で観てました。
でも最後は良かった良かったで評価は4とさせていただきました。
最後に…
今回のBGMに川井憲次さん的テイストが入ってたのは、世界観の影響を受けた「機動警察パトレイバー」へのオマージュなのかな?(笑)
久々の室井さんの命令、しびれました!
国民的大ヒットシリーズとなった「踊る大捜査線」。
最近その座を「海猿」に奪われつつあり、前作が“踊るだよ!全員集合”な内容だった為、よほどの意気込みじゃないと「4」は無理だな…と思っていたら、早くも登場。しかも完結編!
さて、青島たちの最後の捜査はいかに…?
「3」よりかは全然良かった。
さすがに「1」や「2」のスケールには及ばないが、今回テーマを一本に絞ったのがイイ。
ズバリ、警察の腐敗。現役刑事の犯行と、それをもみ消そうとする警察組織の不正。
まるで杉下右京が真っ向から立ち向かっていきそうなテーマに、青島たちが立ち向かう。
その緊張感が、「踊る」特有のテンポの良さとユーモアと上手くマッチし、2時間あっという間だった。
共に不当な辞職勧告を受けた青島と室井。
そんな2人が言わば“最後の事件”に挑む。
室井が指示し、青島が走る。
久々のこの関係に、劇中の青島のセリフ同様、「しびれました!」。
やっぱ「踊る」はこの2人の関係あってこそ。
初期の頃を思い出し、ワクワク興奮した。
すみれは過去銃で撃たれた後遺症に人知れず苦しみ、警察を辞める決意をする。青島との関係は?
スリーアミーゴーズ化した真下署長や個性的な青島の部下たち。(「3」の唯一の収穫がこの青島の部下たち!)
それぞれのキャラクターとドラマあって、「踊る」は成り立っている。
また、引き続き前作から登場の鳥飼。
その存在はますますミステリアスとなり、物語のキーとなる。
映画はラスト、警察組織の不正の決着が付く。
その会見の最中、青島は現場に向かう。
最後まで現場主義の青島のラストシーンは清々しく、新たな希望を感じた。
シリーズNo.1
笑えるシーンがところどころあって、観客の皆さんの一体感が心地よかった。
踊るシリーズのどくとくのスリルが今回もあり、とても面白かった。
終盤のストーリーに感動した。
最後に皆さん拍手喝采で、劇場のでのだいごみの一つも体感できとても嬉し
かった。
15年間ありがとうございました。
The Last Dance
97年のドラマから見続けた踊るもついにラスト
映画すべて初週に劇場で観てきたので
最後までお付き合い、とばかりに行ってきました
オープニングでもエンディングでも
懐かしい映像満載
劇中でもあっ(* ̄o ̄)σという人が出てきたり
「踊るらしさ」が存分に出ていたと思います
内容としては
香取クンが犯人役とのことで
「最後の犯人役がジャニーズ…ε-(_- ヾ)ハァ」
(ジャニファンの方ゴメンナサイ)
と、残念感があったのですが
中々素敵(?)な犯人役だったと思ってます
鳥飼監理官は前作から何かがあるなぁと思ってましたが
意外だったのが、小池クンがあんなに熱い人だったことw
彼らは方法を間違ったけれど
室井さんと青島だけじゃなく
警察を憂いている人たちがいる
そこが「希望」ということなんですよね?青島さん
好きですこの映画
以外に織田が自然体に戻っていて、TV時代の青島みたいで
見ていて楽でした。
FINALらしく、全員がそれぞれうまく登場していて「踊る
デコレーションケーキ」見事な編集と思いました。
ストーリーもあまり複雑でなく、TVシリーズのスペシャル的で
ありながら、劇場の大スクリーンを生かしたラストのすみれさんの
登場シーンは拍手しそうになりました。
この作品は好きです。
ただどうしても一言云いたい、MOVIEシリーズの犯人達はどうして
お台場から逃げられないの?
これなら和久さんに叱られない
邦画が目指すべき場所はここなんじゃないかと。
CGの凄さやスケールでハリウッドと張り合っても勝てるわけがない。
でもこの微妙な力加減の映画はハリウッドには作れない。
そういう意味で「ハリウッドよ、これも映画だ」はかなり的を得ていると思う。
最後に優秀の美を飾れて、ファンとしてはホッとしています。
監督、脚本、スタッフ、キャストのみなさん、
15年間お疲れ様でした。
LAST DANCE
今作の観賞前、レビューの参考として、前作『踊る3』の自分のレビュー読み返したんですが、まあ随分と擁護してたなあ、とw
んーと。『踊る3』に対して、言いたい文句は一杯ありますよ。ありました。
ありましたが、まあそれをここで羅列する様な野暮なことはしません。前作だし。
ただ、唯一言わせてもらいたい、納得できなかったコトが、アバンから導入する件のオープニング!あのタイトルバック!あの『踊る』のテーマを何故流さない!アレが観たいのに!という。
ここのマイナスポイントが大きかった。
あそこで躓いて、自分的にテンションの軌道がうまく修正できなくて。
今ひとつ、ノリ切れなかったという。
4作目でもあのタイトルバックやらないならちょっとなあ~、という。
あのモヤモヤした感じが、レビュー読んでる最中に思い起こされました。
でもね!今作『新たなる希望』!見事なタイトルバックの復活!
ちゃんとスケールアップしてやってくれました!あのテーマに乗せてのキャスト紹介!
青島疾走!
和久さんの懐かし映像も挟んでくれて!
もうこれだけで満足しちゃった!
あとはもうおまけ!好きにやっちゃって!w状態だったんですが、ま最も肝心なのはストーリーの方ですよねwこりゃ失敬。
うん。これもなかなか良く練られてたんじゃないでしょうか。
テレビドラマからの『踊る』の楽しさって「一見すると偶然の出来事、かつての細かい事件等が重なって行き、何時しか大きな潮流となり、その直中に何故か青島が立たされちゃってる!」というシリーズ特有の展開というか、それが醍醐味というか、魅力だったじゃないですか。
前作にはそれが無かった様に思います。初めっから青島ありきで動いてるみたいな。青島祭り上げちゃってるみたいな。
でも今回はしっかり当初の『踊る』的流れに戻ってくれたなー、と。青島カヤソトから見事中心に立ってくれた!みたいな。それが嬉しかった。
あとラスト付近、サプライズ的(すみれさん絡み)にウルっとさせてくれたし。
んー。これで『踊る』は終わり!らしいですが?
どうなんですかね?
だって劇場版1作目でもう終わり!て言ってたんですよ?
それなのに4作も続けちゃってるし。
まだ何やかんや続けそうな気はしてるんですけど…取り敢えず、大団円ということで。
いやいやお疲れ様でした。
オープニングから踊る大捜査らしさ爆発(笑)
最初から最後まで楽しませてくれます。 踊る大捜査線らしく、コメディー、感動、奥深さ等多方面で 面白い映画に仕上がってました。 ただ、今回ゎあまり子供向けでは無く大人向けかも
あの音楽が流れるとやっぱり高まる
TVドラマが始まってから10年以上、ようやく最終回を向える。
オープニングで今までのシーンが流れると、
なんか感慨深い。
映画の内容は前回のSPドラマみたいなコントではなく、
シリアスな感じの話しになってる。
映画CMでは青島が銃弾に倒れる様なシーンが映っているが、
殉職するわけではない。
青島殉職のラストも想像していたので、
がっかりでもあるし、ホッともする。
途中で質の悪いCGシーンがあって萎える。
もうちょっとしっかり作って欲しかった。
最終回にしては誰かが欠ける訳でもないので
続きそうな終わり方ではある。
踊る大捜査線の最終回が気になる人が観れば良い映画になっている。
踊る大捜査線を知らない人が観ても面白い部分は一つもない。
良くも悪くもいつも通り♪
マジメな部分とふざけた部分がいつも通りバランスが取れていて、楽しめましたよ。
青島刑事のキャラ設定で、俳優だけ年取って行くと辛い感じもするので、終わるのも已む無しなのかなぁ・・
終わったと言いつつ年末特番あたりで、いつか復活して欲しいな。
面白くて安心した!
前作のガッカリ感を取り返していた!!
"人命より保身"の上層部に喝を叩き込む事件。
小ネタ笑いに腐心せず、
初心に戻るかのように情熱こもった世界感で嬉しかった。
"隠す"作業に笑わせる前半と、
"明るみ"に出る激動の後半のバランス絶妙。
やや、気の抜けたエピローグが若干の消化不良を残すが、
青島と室井の関係を軸に、
今までと、これから先の"答え"を届けた完結編。
満足がこみあげる万感の思いのエンドクレジットまで、
全編に見どころが散りばめられ見応えあり!
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