「ついに、「踊る大捜査線」完結」踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
ついに、「踊る大捜査線」完結
テレビドラマがスタートしたのは97年だから、もう15年経ちますか。
15年も経てば、社会や時代の変化もあり、自分自身の変化や成長もある。
そんな中、変わらぬ作品の世界観の終わりを見届けることになった。
警察物と言えば、犯人逮捕が一番。
「踊る~」も、勿論犯人逮捕するけれど、描きたかったのは「組織」だ。
≪事件は現場で起こっているんだ!!≫の名セリフ。
現場の様子を理解しない上層部の人たち。
自己保身に走る上司。
やっかいなことは、部下のせいにする。
そんな≪汚い≫人間が上司だったらたまらんわ。
トップにあるべき姿とは、また現場で働く人の気持ちを、十分に伝えてくれた作品だった。
署内での軽妙な出来事やキャラクターの面白さなど健在で、やはり文句なく楽しめる。
青島君のあのコート。
室井さんのしかめっ面。
すみれさんの献身。
≪いつもと同じ≫であることの大切さ。
最後のエンドロールでの主題歌は、懐かしく、その当時のことが蘇ってくる。
でも、ファイナルにちょうど良い潮時だったかなと思う。
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