セットアップのレビュー・感想・評価
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ハンバーガーは二度と食わない
サニーを演ずるカーティス・“50セント”・ジャクソンのことは全く知らなかったけど、調べてみるとある程度の成功は収めているものの波瀾万丈な人生を送っていることがわかった。もしかして、この映画の役どころも懺悔の意味があったのか?でも、その後に自己破産したり逮捕されてるんだよね・・・すげー人生。
ストーリー的には強盗3人組が仲間割れして主人公が裏切り者に対して復讐を企てるという単純なものだが、途中にばかばかしいエピソードがあったりマフィアの抗争を生んでしまったりとハチャメチャ。そんな中で最も面白いのがマフィアのボス(ブルース・ウィリス)の片腕であったピーティが拳銃の品定めをしているときに暴発させたエピソード。タランティーノ風であったり、ホラー風味であったり、単純なプロットの中にも意外性があった。
復讐劇ではあるが、サニーがチンピラながらも信心深い男だったりして人を殺さないところが興味深い。偶然もあっただろうけど、十字架のペンダントに守られていたんだな~。そして大金にも執着しないところに共感が持てた。
一方のビンセント演ずるライアン・フィリップは友情よりも服役中の父親の方が大切にしている男。ここまで憎まれ役を演ずることができるのも良い役者であるがゆえだと思う。
従来のお決まりに決別したプロット
最後のシーンでサニーが言う「目には目をじゃ終わりがない…」
これは従来の同じジャンルの新しい視点だ。
でも果たしてこの作品はうまくいったのだろうか?
マフィアのボスがブルース・ウィリスという設定は、凄みや性質的不可思議な要素が足りない気がした。交渉の場でも、敵に相当な覚悟が必要だったはず。短絡的な要素は拭いきれないように感じた。
そしてあのヒットマンなるものも、素人に簡単に殺されてしまうのでは、登場する意味に疑問が残る。
しかし、この映画を主人公の黒人サニーの視点で捉えると、これはこれで面白い。
冒頭でサニーは「幼い時の夢が神父になることだったが、今はただの悪人だ」そう嘆いているが、これこそがこの映画の内容を暗示している。
そしてダイヤモンド強奪事件を起こすが、裏切り者によって友人は射殺され自身も危うく死ぬところだった。
サニーは裏切った友人を探す。
その友人は、裏切ったお金で収監されている父を救いたかったのだ。
親父を殺されたくなかったら金を払え。おそらく脅迫している連中も、ダイヤ強奪に加担した奴らなのだろう。
彼の選択肢は裏切りしかなかった。友人を射殺してまで。
ダイヤ強奪計画は、車の運転手(友人の彼女)、ダイヤを裏取引する連中、そして実行犯が彼らだったわけだ。
サニーは既にお金やダイヤのことなど頭になく、マフィアに呼び出されて穴埋めの仕事まで捺せられるが、どうして一緒にいたやつが役の密売人の住居で勝手に振り回していた銃の暴発で死ぬのだろう???
それによって状況がややこしくなり、マフィア同士の争いになるのは、少し単純だった。
サニの行動する動機はどこまでも金ではなく死んだ仲間に向けられている。
しかし、ダイヤ強奪現場での自動小銃の撃ちまくりに甚だ疑問が残る。
仲間が少なくとも一人を射殺したのだ。
サニーも運転手のミアにしばらく銃口を向けている。
サニーは親友の彼女に現金を送っている。彼氏の名前で。
悪人サニーは誰も殺さず、コトを収めていく。
行き当たりばったりすぎる内容ではあるが、後味は悪くなかった。
豪華俳優が出演
してる映画。
ブルースウィルスはあんまり出てこないが、ウィルスのボス役が一番好きだな。
流石貫禄のある俳優さん見てて見応えあった。
50セントさんの演技初めて見たけど全然違和感ないからびっくり、エクスペンダブルズ4で出演してるらしいから今から楽しみ!
全然見応えのある作品で自分は好きかな。
わりと面白かった2.95点
全体的に特出すべきことはありませんでしたが
午後ローくらいののりで見ると、割と面白かった
車のシーンで「若い人はすぐ生き急ぐ、もっと落ち着け」というところが好きだった。
敵役の描写に揺れを感じました
強盗事件後に仲間に裏切られた主人公が、復讐を果たす為に奔走する物語。
カーティス“50Cent”ジャクソンを主演に、ブルース・ウィリスが脇を固めるクライムアクションです。
友人を殺され、自らも殺されかけた主人公の復讐譚は、それだけでもカタルシスを期待出来る設定です。加えて、その仇も友人だとすれば、人間ドラマとしても期待出来るものでした。
シンジゲートやマフィア、殺し屋等が絡み、物語を盛り上げます。
ラストの締め方も綺麗で、良い余韻が残る終わり方だと思います。
ただ、裏切った友人の設定に揺れを感じたのが残念なところ。裏切った後の生活描写と、裏切った理由に整合性を感じません。また、残忍で冷酷な描写と気弱で虚勢を張っている描写があり、少し戸惑いを覚えました。もう少し、設定を徹底した方が、より映画の完成度が高まったように感じます。
また、物語を盛り上げたシンジゲート等の扱いが、最終的に雑な扱いだったのも残念。物語の広がりを期待しただけに、少々寂しく感じました。
久しぶりの駄作を引いてしまった
久しぶりの駄作、大外れ作。
ストーリーは単純、これといって印象に残る所もなし。
ドラマの方がよっぽどしっかり作っている。
無駄な制作費 ($20,000,000) 。
ブルース・ウィリスの出演場面も少なく、
彼の登場場面なんて1日程で撮影終わったのでは?!
と思っても仕方ないようなレベル。
久しぶりに時間を無駄にした作品でした。
はめられたのはこちら。
兄弟同様の親友にはめられた男の物語。
と言うがはめられたのはこちら(見た人)
ストーリー、キャラクター、構成、
全て中途半端。
御大ブルース・ウィリスも効果なし。
正直ねてしまいます。
時間がもったいなかった。
感動のラスト!って…
DVDの裏面に、感動のラスト!って書いてあるし、真実は…みたいな感じで、ブルースウィルス出てるしって思ったのに。全て中途半端!これはおもんない。
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