「評論家の人がラジオで話してたのを聞いた。 スクールカーストの頂点の...」桐島、部活やめるってよ うどんこさんの映画レビュー(感想・評価)
評論家の人がラジオで話してたのを聞いた。 スクールカーストの頂点の...
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評論家の人がラジオで話してたのを聞いた。
スクールカーストの頂点の桐島が、学校ではすごいステータスの部活をやめた。そのことに対し、カースト上位は騒然とした。なぜなら、そのカーストの頂点のはずの桐島が、あっさり降りてしまったから。そんなものは無価値だと、言ってしまったから。そのカーストに属する人々は、依り代を無くしてしまったのだ。そのカーストの外、別の価値観で生きていた神木くんには、全く関係のない話だった。
学生時代、イケてない、オタク野郎だった人には(俺も含む)、なんとも励みになる言葉だった。
他にもこんなことを話していた。
神木くんにとってゾンビ映画はリアルだった。顧問の先生はゾンビなんて現実にはあり得ないこととしてバカにしていたけれど、本質が表現されていれば、それはリアルなんだ。鬱屈とした、冴えない日々を、ぶっ壊したいという衝動。それをゾンビに託したんだ。その思いが本物なら、それはゾンビという姿を借りていても、リアルなんだ。
そんなことを言っていた気がする。
この話で、僕は物の見方が変わった気がする。
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