「校内ヒエラルキーって…」桐島、部活やめるってよ 守銭奴さんの映画レビュー(感想・評価)
校内ヒエラルキーって…
日本じゃそんなにかっつり序列されてるのかね?
少なくとも自分の時代にはあまりなかったし、学校のグループなんて流動的だった。いくつものグループに所属?してるのもいたし。
まあ、苦手な奴はいたけどね、何人か。でもそういう奴はだいたいバカでただ体がでかかったり少し不良みたかっりして、なんかこわいから一目置かれてただけ。
まあ、自分も成績悪くて馬鹿丸出しだったが、高校時は
これが中学とかだとだいたいどのクラスにも「不良枠」がある。こいつらはべつにそのカーストの上でもなんでもないが、みなに恐れられる。
ただ不良グループでも愛想のいい奴もいて、そういうのとは自分はけっこう話したりしてた。
これが高校に行くと、不良枠に拮抗しうるものとして「武道家枠」が出てくる。中学なんかだとまだ未熟だが、高校くらいだと何年もやってる奴はそれなりで、空手やってる奴に無様にやられたりしてる不良くんもいた。
もっとも、これは男子の話で女子はよくわからない。
ライトノベルでも、アニメにもなったそういうスクールカーストみたいなものが土台にある作品がある。私はけっこう好きな作品だがスクールカーストという言葉にはどうにも違和感がある。
これってわからないけど、アメリカはそういう特に高校ではスクールカーストがあって、みたいな情報を真に受けて
日本にもあるみたいに、感じちゃった人がおおげさに言って、それをネタとして利用したのがこの映画じゃないかねえ。
とにかくまるでピンとこないしつまらない。
神木隆之介の映画少年はべつに自分がクラスで下だと思ってはいないんじゃないか?ただちょっと人付き合いがあまり得意じゃないだけだろう。特に女子が苦手っぽい。
とにかく吉田監督にしては退屈な映画でだがなぜか、これで注目された。
私は
腑抜けども〜
や
紙の月
のほうがはるかに面白かった。