SHAME シェイムのレビュー・感想・評価
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R18版も鑑賞
渋くてクールな男といった印象のファスベンダー。当然女も放っておかないイケメンだ。電車内で見つめられただけで濡れてしまう・・・さらに娼婦を買ったり、デリヘル嬢を呼んだり、飲み屋でこっそり上司を出し抜いてナンパしたり、とにかくやりまくり!とは言っても、自慰も四六時中しているし、会社のパソコンはエロ動画ばかり見ているためウィルスにやられまくってる。会社の上司デヴィッドは妻子持ちだが、女をナンパしたくてしょうがない変態。そんな上司と妹シシーが歌うバーへと飲みに行ったが、デヴィッドとシシーは意気投合し、なんとブランドンの家で××始めてしまった。ブランドンは外へでてランニング。走れば性欲もやりきれない気分を解消できるのか・・・それならもっと自制できるのに。
そんな彼にも転機が訪れた。妹の押しかけは彼の精神バランスを崩す。しかし、同僚の黒人女性といい関係になりそうだった。デートもしたけど、何もせず別れる。好きな女とはできない男だったのか?と思っていたら、妹に自慰行為を目撃されたことが原因か、自分のテリトリーを冒されたことが原因か、仕事中に好意を持った黒人女性を誘い出しホテルで××しようとする・・・が、勃たない。直後に娼婦を呼んでみると、あら不思議。普通に、激しくできちゃうのだ。
妹シシーは真剣に兄との関係を修復、というより、他の家族がいないため、家族愛を求めていたのだ。しかし、自分の城を大切にしたいブランドンはそっけなく突き放し、口論となってしまう。狂ったように夜の街を彷徨い、ナンパに失敗、ゲイの世界も体験し、その後は3Pまでこなすほど荒れ狂った(笑)。地下鉄に乗って帰宅しようとすると、どうも飛び込み自殺騒ぎがあったようだ。胸騒ぎがして急いで帰ろうとするブランドン。なにしろシシーにはリストカットの傷痕がいっぱいある女なのだ。危機一髪。大量の出血はあったものの緊急入院により一命は取り留めたシシー。ようやく妹の家族愛に気づいたかのようだった・・・
R18+版では性器描写あり。
今しか映さない
SEX依存症ということ
妹が生活に入り込んできたこと
それが不愉快であること
ワンナイトならできるけど
恋愛に発展しそうなSEXはできないということ
妹は男の人に依存してしまうこと
その存在がなくなると手首を切ってしまうこと
主人公の見た目は老い、悲しくなり
どうしようもできない今の状況に
苦しんでることしかわからなかった。
興味深いと思った兄弟の生い立ちも
SEX依存になった過去も
これからの希望も描かれない映画だった。
深く考えさせられる兄と妹の関係性
いろいろ想像力を掻き立てられる映画だ。
兄と妹の関係性。
「いた場所が悪かっただけ」というシシーの言葉。
過去に一線を越えたのだろうか。
それとも一線を越えられない苦しさが、互いに依存症として現れてしまっているのだろうか。血のつながった兄妹なのかも、劇中からはわからない。
人とつながりたい気持ちはあるが、どうしても関係性に意味を見出すことができず、苦しむ主人公ブランドン。
一度会社の女性とデートした際のセリフは、真意の裏返しだろう。
本当に一晩の関係だけで満足できるなら、悩む必要などない。
ハンサムで金持ち。恋人がいなくても、恋愛ごっこなら誘いにのる女性はたくさんいる。苦しいのは考える時間がたっぷりあることぐらいか。だとすれば、やはりブランドンの苦しみは常につきまとう虚無感。その根元は何か。
対する妹シシーは恋愛依存症。相手を求める気持ちが強く、誰かが側にいないと不安になる。
相反する二人の現代人らしい苦しみを、長めのワンカットで見るものを共感へと誘う。
話に解はないが、最後、主人公の微笑みをどう解釈するか。
キャリー・マリガンは瑞々しさと危うい可愛さで目が離せない魅力があった。
本当に隠したいShame(恥)とは?
ニューヨークでエリートサラリーマンとして働くブランドンは、セックス依存症。そんなブランドンのもとに、恋愛依存症でリストカット癖のある妹シシーが転がり込んで事態は悪い方向へと転がっていく。
コールガール呼ぶ、電車の人妻を誘惑する、他人の彼女も誘惑する、ついには男性にも手を出す無茶苦茶なブランドン。
何故、セックス依存症になったのか、シシーを避ける理由は?映画ではこれらの明確な答えがなく監督は、観客の想像に委ねている。なのでここからは全て憶測になる。
シシーの言っていた「私たちが悪い訳ではない悪い場所にいただけ」この言葉から想像するにセックス依存症になったのは親からの虐待があったのでは?妹の恋愛依存、リストカットもこれが原因かと思う。
タイトルのShame(恥)は消してセックス依存症を指しているのではない。本当に隠したいshame(恥)は自分を含めた家族の事だと思う(憶測でしかない)。
ずっと逃れられないshame(恥)を改めて実感し雨の中のブランドンの悲しみの表情がこの映画の全てを表している。
なんだか報われない気持ちに
見たことあったけど全然印象に残ってなかった…
せっかく2回目なのだから、何を伝えたい作品なのか一生懸命考えながら見たょ。
主人公の深い闇。
そして妹さんも闇を抱えていて。
ふたりが一緒になるとさらに悪化。
どんどん深みにはまっていく主人公だけれど、ラストは妹さんのリストカットの後、感情を露に泣き崩れる。
初めてそこで感情を露に。
主人公とその妹さんが、良い方向に向かっていく兆しが最後に見られたら良かったな…
うおお、、、
前半は本当に普通に、というかイメージ通りにことが進んでくが、後半の展開がなかなか予測出来ず面白かった。
キャリーマリガン目当てで観たんだけど、それどころじゃないね。まあ全裸と素晴らしい歌声を披露してたのでそこら辺も満足です。
マイケルファスベンダーの演技も素晴らしかったね。あんなモテ男なのに、ボロボロになるシーンは本当に哀れに見える。
これは兄から妹への愛の物語でいいんだよね?
きっと妹さえ手に入れていれば、兄はあんな生活してない訳だよね。兄からしたら妹の奔放な性格もにくいよね、、
【孤独】映画に認定したい…。
今まで観てきた映画のキャッチコピーの中で一番むかつく!
冒頭、青いシーツに横たわるブランドン(マイケル・ファスペンダー)は、瞬き一つしない。死んでる?その青い瞳には、全く精気がない。まるで、抜け殻のようです。このシーンだけで、このブランドンの深い悲しみと苦悩が窺える。
ブランドンはNYに暮らすヤリ手ビジネスマンで、お洒落なイケメン。しかしそんな表の顔とは違い、心に深い闇を抱えています。
ブランドンはセックス依存症です。職場のトイレで自慰に耽り、バーでナンパした女性と道端で行為に及ぶ。家に呼ぶのは、セフレと娼婦だけ。会社のPCはアダルト動画で一杯、3P、ゲイとのセックスと、まるで何かを紛らわせるようにセックスをし続けるその姿に、快楽と痛みが伴っているように見えます。勘違いしないで頂きたいのは、本作には官能的な要素はありません。勿論ブランドンは美しいですが、しかしその行為自体はまるで、決まった単純作業をこなすかのようです。
そんなブランドンの元に、妹シシー(キャリー・マリガン)が転がり込む。シシーは、恋愛依存症。常に誰かが、傍にいてくれないとダメな子です。恋人に捨てられたと、無邪気に兄を抱きしめる。兄の肩に頭を乗せ、眠る兄のベッドに滑り込む。痛々しい程の幼稚な愛情表現だけれど、触れていたいシシーの気持ちが痛いほど伝わって来ます。けれどブランドンは、その度に不快感を隠そうとしない。
そんなブランドンにも、出会いがある。普通に会話し、普通に心を通わせる女性が現れます。けれどそんな彼女とは、機能的にセックスができません。ブランドンは、愛する人とは「できない」のだと思われます。
シシーが、ブランドンの上司と関係したことが分かります。ブランドンは、妹を激しく拒否する。
「私たちは悪い人間じゃない。居た場所が悪かっただけ」
シシーはこの言葉の後、バスタブの中で手首を斬ります。
何故だかこのシーンで、ほっとしている私がいました。ブランドンが、初めてシシーをきつく抱きしめたからです。
病院のベッドで、シシーの腕がアップになります。新たに包帯が巻かれた傷の他に、沢山のリストカットの跡。そこを撫でるブランドン。もしかしたらシシーは、リストカットする度に、こうしてブランドンに抱きしめて貰っていたのかも知れないと思いました。
宣伝文にあった「男が本当に隠したいSHAMEとは?」は、詐欺なのではっきり言います。
実は最後まで、本当のSHAME (恥)は分かりません。二人の依存症、妹との関係(兄妹と言ってますが、本当は良く分かりません)、その関係に居心地の悪さを感じていることや、愛する人とはできないこと、ブランドンが行為の最中に見せる苦悩と悲しみの理由は、劇中では全く語られません。ブランドンが、その性生活を曝け出すだけです。解釈は全て、観客に委ねられます。
ただシシーの言葉や、「愛する人とはできない」ことから、少し推し量ることができると思います。何故か推し量ってはいけないような気がしたので、「少しだけ」にすることにしました。恐らく本作のSHAMEとは、兄と妹の純愛なのではないかと思います。しかし決して成就することのない愛を抱えるブランドンは、冒頭の抜け殻のような顔で、これから幾晩の夜を過ごすのでしょうか。
ブランドンがセックス以外で感情を露わにする雨のシーンでは、共感して泣きました。
さて、本作のキャッチコピーが「愛なら、毎晩テッシュにくるんで捨てている」ですが、恐らくこれを書いた人は、セックス依存症を理解していないのでしょうね。セックス依存症を、オナニー覚えたての中学生と混同しているように思えます。残念です。
このままの生き方じゃダメかな
自由奔放にセックスライフを謳歌していた主人公が、家中のポルノグッズをすべて処分するシーンが印象的だった。そうそうひとり暮らしって孤独だけど完全に本能の赴くままに秘密の楽しみに浸れるんだったなー、、と。自分にわがままになれるひとり暮らし最高。ひとり暮らしが大好きだったのを懐かしく思い出しました。
愛し方を知らない主人公だけど、生涯同じ人といるのは無理と自分でも言っているように、今の暮らしに不満はなさそうで、一般的には誰かと一緒にいることがしあわせのように言うけど、彼のスタイルからすれば今の暮らし方はベストなのではないかと思った。彼の目線で見ていたので妹の存在は本当に邪魔だしずうずうしいと感じた。兄弟そろって孤独は深そうだけど、妹のように誰かを巻き込むことで心の穴を埋めようとするのではなく、主人公が考える自分の責任は自分でとって孤独とも折り合いをつけていく生き方が私は好きだなと思いました。なので彼には胸張ってスケベ道を邁進して欲しいし、まともな恋愛が出来ないことを悲しまないで欲しい。バリバリ働いてお金で遊んで、それでいいじゃない。妹は依存体質なので、一緒に住むのは言語道断、ときどき外で会ってなかよくするのがいいと思う。
しかし結構最後までこの兄弟には肉体関係があるんじゃないかと穿ってた。ゲスくて反省。
わからん、、、
セックス依存症のブランドンと、彼の家に突然転がり込んできた、ミュージシャンでリストカット癖のある妹シシー。
ある夜、ブランドンが上司と一緒にバーへシシーの歌を聴きに行った夜、酔ったシシーはブランドンの家に上司を連れ込み、関係を持ってしまう。
そのことに酷く怒ったブランドンはシシーをこてんぱんに罵る。
傷付いて、ブランドンの外出中にシシーはまた手首を切ってしまう。
バスルームで血まみれになっているシシーを発見し、狼狽えるブランドン。
本当は大切な兄妹なのに、それぞれの苦悩や問題に対処できないがために互いを傷つけ合ってしまう二人は痛々しくて辛い。
ブランドンが同僚のマリアンとデートするシーンの、気まずさとウェイターのタイミングの悪さは秀逸。
あんまり親しくならないうちにデートするから気まずくなるんだな〜
でもデートってそういうもんか。忘れたわw
しかも会社抜け出してセックスとか、ほんと性に奔放な人々だな〜
理解不能!
全体的に難しくてよくわからなかった、、、
セックス依存症のくだりって結局なんだったんだろう?
「うまくいかない兄妹愛」を描くための単なる材料?
それにしては描写が過激だったからそっちが主題に思えてしまったんだけど、でも最後まで克服したとも諦めたともわからず。
これからも折り合いをつけながらやっていきます的な結論???
人生は答えが出ることばっかじゃないんですよ的な最近よく見かけるテーゼ?
こういう小難しい映画、ときどき思いついたように挑戦するんだけど結局いっつもこういう感想になるんだな。
わっかんね!成長しないなー。
ロケの現場を見ていたので
セックス依存症の主人公の孤独を切り取ったという感じの映画。ストーリー的には妹との関係やセックス依存症の男性がいざ恋愛をすると何もできないといったあたりが山場。
ただなぜそうなったのかという物語的な理由は示さずに状況と孤独感だけを提示する映画です。
ロケ地に縁があったので見たのですが内容的に人には勧めづらいです(笑)
万人に共通する心理が本当に描かれているとは思えず、超一級の駄作
映画を多数観続けていると、時々こう言う映画に出会う事があるものだ。
私の感性で判断する限り、この作品は、一体誰に、何の目的を持って、何を伝えようと試みているかが不明瞭な作品で、作者が、どんな観客層に対して、この作品の存在価値が有ると判断して、その制作が行われたのか、その意図するところが不明の作品としか思えないのだが、他の映画ファンの方々はどう考えられるだろうか?
特にラストである!この主人公の兄と妹の関係性や、子供の頃に育った2人の人間性などの登場人物の背景は全く描かれる事は無く、何故、或る日当然に、妹は兄と暮す事にして、パブで歌手として唄う人生を彼女が選び、その兄との生活に何を求めていたのかが理解出来ない。
都会の一人暮らしのビジネスマンは、仕事のキャリアも悪く無いし、独身男が、独身貴族よろしく、好き勝手放題の生き方をしていて、経済的には自立していても、其の心の内面は孤独な闇、底無しの地獄のように満足出来る事の無い孤独と、性の欲望の渦だけが、彼の心の内を占めていると言う恐怖映画なのだろうか?
では、都会で一人暮らす中年男性は、皆こんな生活を送っているのか?と言えば、その答えはNOの筈だ。
この特殊な、男の人生を見せる事で、何を作者は語ろうとしているのか?
これが、普通に、ポルノ映画として制作され、ピンク映画だと言うのなら未だ我慢が出来るのだ、例え内容も、ストーリー性もチグハグでも、それはいたし方ないのだ。
しかし、この作品は、その様な類いの作品として制作はされていない筈だ。
こんな後味の悪く、観終わった後に気持ち悪い孤独感に嫌気がする映画を観るのも久々だ!
この映画の恥じらいとは、一体誰の事を指しているのだろう?
この映画を観てしまった、選択眼の無い私の責任を恥じるべきか?
それとも、映画の役者の恥じらいか?
監督を始めとする映画制作者の恥じらいか?
人生で、一番大切なもの、それは、時間だと私は個人的には考えている。
人の寿命の長短は、それぞれの人でまちまちだが、決まっているものだからだ。
その大切な人生そのものである、時間を何に費やすかで、その人の人生も決定すると私は思っている。人生そのものの一部である時間を映画を観る時間に充てるのだ。
もっと実り有る映画を観たいものだ!
剃刀で贅肉をそぎ落としたような完成度
「成長」を描いた映画だと感じた。
冒頭の地下鉄はニューヨークの、都会の乾いた感を漂わせる。
同じようなシーンが最後にも繰り返されるが、本編で積み重ねた全てが、主人公の挙動、視線に意味を持たせる。観客にも苦悩が走る。
この仕掛けに脱帽した。
男にとってはいたたまれない(/ω\)
タイトルが出るシーンでもう・・・度肝を抜かれた(゚Д゚ノ)ノ
男だったら誰でも一度は経験があるかも知れない、オナニーを覗かれたりエロサイトを観てるのがばれたりという・・・
男にとって何ともいたたまれない(^_^;)
メンヘラの妹もΣd(゚∀゚d)イカス!
そしてキャリー・マリガンは俺大好き(゚∀゚)歌も素晴らしい( ゚∀゚ノノ゙パチパチパチ
あの変態上司も(・∀・)イイ!!
ガサツな性格で来るものは拒まず去る者は追わずの奴って結構身近にいるんjないかと(笑)
妻子持ちなのにもかかわらず女をとっかえひっかえという最低な男(;´∀`)
でもこれも知られてないだけで、実はそうだったなんて男いるからねえ~。
そしていつもやらしい目で見てた同僚の女子社員を誘って・・・いざことに及ぼうとしても立たない(;´∀`)…うわぁ…
いたたまれなくて涙が出ます。・゚・(ノД`)・゚・。
やむなくその性欲のはけ口にデリヘルを呼ぶ・・・
これもいたたまれない(´・ω・`)
仕事ができる男の1人暮らしのアパートに突然妹が転がり込んできて、それまでの楽しい生活が一変して・・・
徐々に自分の私生活の恥部を見られていくというのはほんとに辛いわ~(;´Д`)
やけになって3Pまでやり、さらにハッテン場に行って男ともやってしまうΣ(゚Д゚ノ)ノ
さすがにいくら性欲のはけ口がないからって、さらにセックス依存症だからってこれはねえわ~(;´д`)=3トホホ・・
妹が追いつめられて手首を切って自殺を図る何とか病院に運んで一命を取りとめるが、その後雨の中慟哭するシーンは泣けますな~( ´Д⊂エーン
ラストの地下鉄のシーンで、前半ではずっと見てて気持ち悪がられて逃げられた女が今度はこちらに向かって誘惑してくるというシーンで終わり。
この終わり方もさすが!!!ъ(゚Д゚)グッジョブ!!
やっぱり男は所詮男なんですな( ´_ゝ`)
でもマイケル・ファスベンダーは『X-MENファーストジェネレーション』で演じたマグニートーとは全然違った味を出しててすごい!!!!
基本ボカシ入れてたけど言われるほどでもない巨根も観られたし(・∀・)
ただ妹とのシーンであれだけべたべたしてるなら・・・絶対近親相姦に話がいくはずだろ?とは思いますな~。
それでこそ更なる"shame"なのではないかと。
男ならば観ておいて損はないかと。
やばいよ、やばいよぉ~=by出川哲朗
この主人公・ブランドン、エリートって感じでもないけど、経済的には不自由ないNYライフをおう歌してる。
年齢は、若く見ても35、36。監督が1968年生まれだから、40過ぎと見ていいだろうな。
演じるマイケル・ファスベンダーは1977年というから撮影時は32、33くらい? 白人って老けて見えるよねー。
さて本作。
ブランドンは会社のトイレでオナニーするわ、仕事用のPCにエロ画像、動画入れるわ、自分のマンションにデリヘル嬢呼ぶわ…。
なんか、オイラの生活にも重なってるなあ。
オイラが所帯持っているのと、この主人公が素人ともキッチリSEXしている点は違うけどな。
地下鉄車内で見かけた美人と目が合い、下車後に追いかけたり、バーで出会ったキャリアウーマンと橋の下でセックスしたり…。
自宅に帰ればオナニー。ライブカメラのエロチャット(日本にもたくさんあるけど、有料なんですよ)をオカズにしたりする。あげく、転がり込んだ妹に見つかる!…。
確かに、主人公のセックス依存症ぽい姿がたくさん描写される。
その一方、実家の老母からの留守電にコールバックすることもなく、そうした主人公の乾いて、冷めた心象風景が延々とスケッチされ、それが映画全体の9割以上を占める。
その9割部分はかなり共感というか、自分にとっても、あるある状態なんで、笑い切れないんだよね。
でも、この程度で依存症っていうんはどうかね?
ま、それはともかく、それら一連の行為を、監督は「恥ずかしいこと」、shameと位置づけている。
オイラ自身も、こいつと似たような行動を取ってきたんで、「恥」という部分には共感できたな。
それを確かに、うまく映像にした。
主人公の妹が自殺を図ったことで、人間性を回復するのを示唆するみたいな結末はちょっと優等生的な気がしないでもない。
ちょっとは救いがあったほうがいいのかな。
R18作品だけあって、エロ度は確かに高いね。
久々に、ぼかしがたくさんある映画を見たよ。
マイケル・ファスベンダーのイチモツが立派だ、というウワサがあるそうだけど、ぼかし入りの日本版でははっきり分からないね。
アダルト動画を見慣れたオイラにすれば、特段驚きはなかったね。
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