「映画という媒体には向かない話」おおかみこどもの雨と雪 くりあさんの映画レビュー(感想・評価)
映画という媒体には向かない話
花に感情移入できるかどうかが全て。
これは子供の成長物語ではなくて、少女が女になり母になり、子供が娘になり母と対等な女になるのを描く、花の成長ストーリーなのだ。
子供の成長物語だと思うと、序盤の都会での話が冗長に感じる。そこの視点の切り替えが田舎への引っ越しという形で明確にきてしまうのでなおさら。
2時間ぶっつづけの映画では、そのあたりがわかりにくいように思う。
半クールほどのTV作品ならばそのあたりはうまく描けたのではないかと感じる。
とにかく、エンディングの歌詞で泣いた。
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