「母は強し」おおかみこどもの雨と雪 ベルーガさんの映画レビュー(感想・評価)
母は強し
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久しぶりに鑑賞。
独身の頃に鑑賞した時は、花ちゃんの軽率な行動(学生時に妊娠)に正直イライラしました。
でも子を持つ親になったら全然違った観え方になっていました。
ハラハラしながらも、花ちゃん頑張って!と思いながら観ている自分がいます。
子供を連れながらどう生きていこうか悩み、おおかみと人間どちらとして生きていくか選べるように...と田舎に移住します。
人間として上手くいきれるよう教育するのではなく、自分の人生の方向性を本人が選択できるようにする環境で子育てをしていく事で大きくなったこども達に変化がやってきます。
こども達の世話に手が掛からなくなってきた頃、長男のおおかみこどもがおおかみとして生きていく道に進もうとします。
我が子が自分の手から離れて行く葛藤の中、強く生きて!と知らない世界に送り出します。
映画の終盤には主人公は頼りない女の子からたくましいお母さんになっていました。
普通の親でも子育てをすれば通る道、喜びも不安も...そして一番難しい親離れ子離れも丁寧に描かれています。
おおかみこどもがとっつきにくい人もいるかもしれないですが、だからこそどうやって生きていくか?の成長の過程の苦悩も引き立ちます。
絵も音楽も綺麗。
時間を置いてまた観たくなる作品だと思います。
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