劇場公開日 2012年2月18日

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「動きのない舞台劇で諍いを見せ続けられるのに苛立つ」おとなのけんか Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0動きのない舞台劇で諍いを見せ続けられるのに苛立つ

2015年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

総合:40点 ( ストーリー:40点|キャスト70点|演出:40点|ビジュアル:65点|音楽:10点 )

 部屋の中で物事を穏便に済ませるべく、最初は相手のことを窺いながら遠慮がちに、だけど時間が過ぎるにつれてだんだんと本音も出てきて物事は複雑に。しかしこんな他人の醜い諍いを延々と見せ続けられても笑えなどしないし、退屈するならまだしもいらいらするばかり。だから携帯電話の運命には少しだけすっきりする。それにこの程度のことで人生最悪の日なんて言える人々はなんて幸せなんだろうと思うし、その程度の浅い人生をおくってきた人々の最悪の日に興味が持てなかった。
 そもそも舞台劇の映画化らしく、映画化してるのに舞台劇と同様に1つの部屋で台詞を喋り続けるだけの演出になっていて、当然ながら映画としての躍動感がない。『冬のライオン』もそうなのだが、このような演出が自分は好きではない。映画化したならば映画としての良さも出して欲しい。

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Cape God