「ヒステリックブルー」白夜行 白い闇の中を歩く クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒステリックブルー
日本版の記憶の新たな内に韓国版を観ました。
しかし話の構成はかなり違っていて、
日本版の時系列を重視した作りではなく、
韓国版は現在から昔を振り返る、という感じです。
結論から言うと、日本版の方が良かったです。
終わり方は日本版も韓国版も似てますが、
日本版はメインの2人を幼少期から描いているので、
大人になった2人が再会しても分からない可能性があり、
ヒロインの最後の台詞にも重みがあるが、
韓国版は大人の2人が常にお互いを知っていて、
家も知ってるし、携帯も知ってるし、
連絡方法のコインロッカー要らなくないか、くらいだし、
それで最後の台詞があれだと、ヒロインがただのゲス。
更に、ヒロインの演技の質にも差があって、
日本版はあの堀北真希の乾いた演技が(褒めてますよ)、
幼少期の体験から来る強さにも見えるけど、
韓国版のヒロインは、フツーに感情出しちゃうし、
よく塞ぎ込みし、影となる男に泣きつくし、
ブレてるとしか見えないのが残念。
韓国版の良かった点は、2人を追いかける刑事の動機付け。
日本版では船越栄一郎がボンヤリ追いかけていたが、
韓国版では流石のハンソッキュ。
キッカケは強引だが、追いかける理由はしっかりしている。
元々の話からかなり改変してるので仕方無いだろうが、
ちょっと無理があったかな、勿体無い。
韓国には学童とか児童館とか無いのかもね。
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