劇場公開日 2012年5月5日

「ラヴコメというより楽しいサッカー映画」エターナル 奇蹟の出会い Kocmoc Kocmaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ラヴコメというより楽しいサッカー映画

2012年8月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、DVD/BD

笑える

楽しい

ケルジャコフ以外にもサッカー選手を出演させてくれていたら満点だったかも?!

原題«Выкрутасы»は「巧妙な言い逃れ」という意味です。
一目ぼれの彼女のいるモスクワに行って結婚式に出ようとする主人公(教師・作家志望)が、彼のことが好きだった女性校長の画策で少年サッカーチームの監督に。早くモスクワに行きたい主人公はさっさと負けてしまおうとサッカー経験のないストリートキッズをスカウトしてきます。
ところが、彼らは「優勝してTVに出たら親が観て名乗り出てくれるかも」とすごく頑張ってトーナメントを勝ち抜くものだから、なかなかモスクワに行けなくて主人公は婚約者に苦しい言い訳をあれこれ並べるわけです。
モスクワではなかなか現れない新郎を待ちながら披露宴の場を持たせるためにやっきになっているミラ・ジョヴォヴィチ。演技や表情が派手で、やっぱりハリウッド女優の貫録を示します(ロシア女性っぽくはないです。お母さんはいかのもロシア女性だなあという感じでしたが)。
それでも初めてのロシア映画出演に感激した様子(涙を流して「ありがとう」とお礼を言う)が最後のNG集に出てします。

少年たちの繰り出す技の数々はストリートでのかっぱらいのテクニックを流用したものが多く、「ありえねえ!」の少林サッカーですし、それファウルじゃん!だし、オフサイドなしか?とかルールは無きがごとしです。
が、それは大目にて楽しみましょう。

Kocmoc Kocma