劇場公開日 2012年5月19日

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「80’s愛と飛び蹴りが炸裂する号泣必至の青春映画」サニー 永遠の仲間たち よねさんの映画レビュー(感想・評価)

5.080’s愛と飛び蹴りが炸裂する号泣必至の青春映画

2018年5月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

スタイリッシュな家具に囲まれ何不自由ない生活を送るナミは母が入院している病院で高校時代の友人チュナと出会う。末期ガンを宣告され余命いくばくもないチュナは、当時の仲良しグループ「サニー」のメンバー全員に会いたいという願いをナミに託す。25年前の思い出を噛み締めながらメンバー探しを始めたナミだったが、彼女達が皆様々な苦悩を抱えて生きている様に直面し、また空虚な人生を受け入れて生きている自分の不甲斐なさをも目の当たりにする。
冒頭で鳴り響くTuck & Pattiバージョンの”Time after Time”。そしてここ一番のところで流れるのがRichard Sandersonの”Reality”・・・80'sポップスをあしらった映画は数あれど、『ラ・ブーム』を扱った映画は他にないのでは。現代と25年前を行ったり来たりする秀逸な脚本をキッチリフォローするスムーズなカメラワークが実に美しいわけですが、韓流映画なのでアクション映画さながらに炸裂する飛び蹴りまでも美しく切り取っています。ドタバタと痛快な青春の裏側のしょっぱい思い出が劇的に展開するラスト30分は号泣必至と相当なレベルの傑作青春映画です。

よね