LOVE まさお君が行く!のレビュー・感想・評価
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映画の感想ではありません
私個人としては映画としてはアニメ総集編みたいな感想でした。 見たい人は見たいけど、新規は興味わかない しかし本編後半になると、周りは誇張無しに吐きそうな嗚咽を漏らしながら泣く人ばかり。 見てくれる人に向けて作られた映画としては成功だと思います。 マサオくんありがとう
もっとおまえと一緒に走りたいよ
映画「LOVE まさお君が行く!」(大谷健太郎監督)から。
作品前半部分、あまりにストーリーが単調だったし、
主演の香取信吾さんも、役を演じている感じがなくて、
「犬」が主役でなければ、とっくに中止していた気がする。
しかし、私も「犬好き」で、躾が出来ていなくても、
イタズラばかりしても、本気に怒れない部分は共感できた。
そんな「まさお」(犬)と主人公の芸人との関係は、
「あっ、私も同じ台詞を言ったことがある」と思えるほど、
自分と愛犬「ジェイク」(一昨年18歳で他界)との関係に
似ていて、メモを取るのも忘れるくらいだった。
初めは「犬なんかに話してもムダか」と呟き、
困った時「今は、お前しかいないんだわ、力を貸してくれ」
「まさお、悪い。今日だけは一緒にいてくれ」と独り言。
死ぬ直前「俺、何もしてやれなかった」と嘆き、
「もっとおまえと一緒に走りたいよ」と同じ台詞を口にして、
涙が止まらなかったことが思い出された。
「俺、おまえに会えたこと、ちゃんとお礼、言えてねぇし。
ありがとな まさお」・・これまた、同じことを思っている。
犬が主役の映画、これからも見続けるんだろうなぁ。
同じようなパターンでも。(汗)
まさお君を観る映画。
実際に放送されているという人気ペット番組のこのコーナーを
私は見たことがない^^;
だが少し前のニュースでこのまさお君が亡くなったことを知った。
そこには急逝と書かれていたが、今作で彼がどんな活躍をし、
どんな一生を送ったかが何となく感じとれて…良かったと思う。
ただ、ドラマとしてもキャストの演技にしても映画レベルではない。
TVの特番で本人を使って裏を見せることが出来なかったのか、
わざわざ香取慎吾と広末涼子を起用している意味が分からない。
演技はそこそこでも、二人がまるで似合ってないのが残念だった。
せっかく映画化するのだから、少しでも綺麗どころを使って…^^;
というのは分かるが、あの貧乏暮しであの小綺麗さは失笑もの。
なので…まさお君がどんな犬だったのかを見ることに集中する。
番組制作は大変な苦労が続く作業であり根はビジネスであるため、
裏にあるドラマを知ることはけっこう面白い。
まして動物を使って番組を作るとなれば、相手が芸人であろうと
なかろうと、テンポよく笑いの計算など出来るわけがない。
どれだけ良い画を撮るために苦労が続いたことかと思うけれど、
このコーナーが、それだけ視聴者の人気を呼んだということは
二人の関係にとても温かい繋がりが見てとれたからじゃないか、
そんな風に思える。
実際の番組を見ていた方なら今作を評価できるかもしれないが、
何しろ見ていないので比べようがない^^;
でもおそらく様々なシーンを(名場面を)繋いだのだろうから、
実際の松本くんとまさお君がこんな風に周囲を巻き込みながら
旅を続けていた軌跡は感じ取れる。
まぁ余計なエピソードも、おそらく多いのだろうけど^^;
まさお君が持病の悪化で余命が迫り、松本くんが駆け付けると
いうシーンでは、やはり泣けた…。
だけど彼の人生(犬生)は、とても幸せだったじゃないかと思う。
犬の一生はとても短いのだ。その中で精一杯生きて、自身も、
人間も、幸せに暮らせたのならば、それこそ本望だろうと思う。
ありがとう…って、お互いに思えるような。
広末の浮いた存在に比べ、成海璃子の貫録十分な演技に脱帽。
…アナタ、いったい何歳なの^^;
(この番組コーナーはまだ続いてるそうですね。見てみようかな)
いろんな意味で罰ゲーム???
誰ですか、香取君の悪口を言うのは!? いや、もう、アタマが下がりますよ、国民的アイドルの一員が、 なぜにこんな罰ゲームみたいなマネを。 ってか、このところの香取君ってば、罰ゲーム風なドラマ主演・映画主演ばかりな気が…。 香取君はできるコなんでぇ、ちゃんとした仕事を取ってきてほしいモノです。 オアシズの大久保さんをまさお君がロックオンした場面のみ、唯一爆笑できた場面です。 ってゆーか、まさお君役の犬畜生と香取君で出た番宣の“おじゃマップ”の方が 数段泣けるし笑えるしで、コッチの方がリアルで良い気がしたんです。 それを映画鑑賞直前に観ちゃうとねぇ… 結果映画はねぇ… 次の“踊る”こそ、香取君の本領発揮期待大です!
子供が号泣。。。。(笑)
4歳の娘がまさかの号泣。。。ラストシーンにかけて涙が止まらないみたいです。 香取くんの明るいキャラと動物のマッチングが爽やか、かつストーリーが 死にもクローズすることできっと子供にも心ふるわせる瞬間を産んだのかと。 広末さんの安定感ある演技と 香取さんの勢いと 犬と。。。。 完全なるファミリー向けかと思います。 映画を見て泣く娘。。。。初めてだったので驚きましたよ。
実話に制約されたストーリーだけど、犬にされるままの香取の本気度が好感。
監督が「ジーンワルツ」の大谷健太郎。そして脚本が「ソラニン」の高橋泉が組んでもストーリー的には、ほぼ想定内の内容。元ネタがテレビの人気コーナーの実話なので。最初から筋が決まっている話だけに、どんなに実力のあるクリエーターコンビでも、やりようがないというところ。 それでも、まさお君がロケ先で暴れ回り、負けず劣らず相棒の手芸人・松本がぼけぶりを発揮するドタバタは天下一品。ラストの結婚式場での息も切らせぬハチャメチャぶりは、よくもここまでネタをつなげたものだと感心しました。おかげで試写会に参加していた子供たちはまさお君の「活躍」に大喜び。試写会終了後も大拍手で、満足感を表していました。だから普通に良い映画だったかというと、ちょっと表現に困りますけどねぇ~。 まぁ、それだけだと大谷監督に申し訳ないので、意外に泣けてくる名場面もラストに登場します。 松本がお笑いライブに、まさお君人気のおかげで初出場したとき、ネタで語るまさお君との旅の思いで話がいいんですね。そこにまさお君の臨終が被ると余計に感傷的になり得ます。 それまでバカ犬としか思えなかったまさお君の行状の意味がガラリと変わってしまうんです。 例えば、松本の部屋にあった人形を加えて、遁走してしまったのは、得たいの知れない「魔物」から松本を守ろうとした行為だったのです。現物のまさお君も大きな恐竜型のロボットから松本を守ろうしたエピソードが残されており、意外と彼なりの主人思いの一面もあったようなのです。松本のネタを聞くにつけて、あの時のバカ騒ぎは、まさお君にとって松本をなんとか守りたいという一念からの行動だっかと気付かされて、ちょっとウるっと来てしまいました。 本作で売れない芸人松本を演じたのは、香取慎吾。ちなみに松本秀樹本人も友情出演しているようだったのですが、見落としてしまいました。香取のオーバーアクション気味な演技は、売れない芸人役にピッタリ。まさお君とのダメダメコンビの呼吸もピッタリでした。 何しろまさお君役のラブラドールも本気モード。香取を見つけては、本気で突進してマウントしてきます。大型犬だけに、突進してこられるとちょっと怖かったでしょう。そして、大きな舌で顔中をベロベロと舐められてしまいます。 そんなまさお君役に全く臆するところなく香取は、されるままになっていました。役になりきるとはいえ、香取の本気度が伝わってくる好演なのです。やっぱり前作こけましたから、ここは一番主役として踏ん張りどころでしょうか。 それに比べて、ちょっと冴えないのが、松本の恋人須永里美役の広末涼子。売れない芸人を支える恋人役として、ちょっと説得力がありません。『おくりびと』で見せた、台詞がなくとも気持ちがクグッと伝わってくる演技と比べて、「それなり感」を感じてしまいました。 ところで、リアルまさお君は本当に凄い天然ボケだったようです。しかも食いしん坊でドジだが好奇心旺盛。そんな彼の持ち味は、充分発揮されていました。やっぱり犬に振り回されるほど大谷監督の演出力はヤワではありません。 ちなみにバカ犬と思われている反面、賢い一面もあり、撮影本番時か否かを理解していた様子を窺わせることがしばしばあったそうです。本番の時はテンションがまるで異なっていたというから、人気者になるための素質があったようなのですね。 まさお君の好みの異性のタイプは、なぜか黒ラブのメスでした。それは本編でも反映されています。これはごく幼い頃に黒ラブに囲まれて生活していたことによるものだそうです。 実際に黒ラブのメスに会うたびに猛アタックをかけそうですが、毎回嫌われてしまっていたのが実情のようです。このため番組で黒ラブのお嫁さんを公募し、3匹とのお見合いの末、ようやくダイアンと相思相愛で結ばれたのが本当のお話でした。 最後に大切なことを告知します。 テロップ終了後にも、松本の部屋のシーンが登場します。里美がひとりで部屋の入り口に張り紙を出します。そこには、「松本はいまだいすけ君と旅に出ています。」と書かれていました。映画のヒット次第では、今度2代目旅犬だいすけ君との旅が描かれる続編が登場するのかもしれません。割と実話に忠実に描かれた本編は、テレビ東京『ポチたま』ファンには必見ですね。
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