「白と赤」名探偵コナン 11人目のストライカー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
白と赤
爆弾探しゲームの様相を呈してきた。ストーリー自体は何のことやらさっぱりで、毛利小五郎に恨みを持つものは誰だ?という短絡的な展開。そんな小五郎だけのために何千、何万と死者が出そうな事件を起こす動機そのものが空虚であり、信じられないこと。単なるテロリストの仕業であり、大規模な反社会的活動を単独犯で行うことも不可能だろう。それをTV局のカメラマンだとか、普通に働いてる人を容疑者に仕立てあげることが不自然すぎると感じました。
三浦知良はじめ、本物のJリーガーが参加している作品というだけで、ストーリーは最初から破綻気味。想像するに、企画段階からJリーグを盛り上げる映画を作るぞ!といったスタートで、無理やり作った作品。しかし、映像はとてもすごくて、『旋律の楽譜』から続いているモブシーンの撮影方法には圧倒されるのです。さすが劇場版!といったところでしたが・・・
容疑者にされた人もすごく可哀そうに思えるのだが、それに対して詫びる気持ちもない毛利や目暮。まぁ、爆発時間が迫っていることもあったのだけれど、ここで興ざめしてしまいました。沖野ヨーコの歌も聴けないし、小五郎のお笑い部分が全くないことも要因の一つ。
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